SSブログ

2020.0929 O.A 「春スキー満喫!」 [various story]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

春スキーを楽しんだ鈴木氏。オーストラリアでもスキーが楽しめるんですね・・・。
ただ、オーストラリアで雪が降るのはニューサウスウェールズ州とビクトリア州、そしてタスマニア州の山岳地帯のみ。
スキーができる場所はいくつかあるそうですが、比較的規模が大きいスキー場は、ニューサウスウェールズ州とビクトリア州にそれぞれ数カ所あるくらい。
オーストラリアに住んでいる方にとって雪を見たこともないという方もいらっしゃるそうですから、
ましてスキーなんてやらないという方も多いでしょうね。
スキーシーズンは6月末から10月初旬まで。今はまさに春スキーといった感じです。
車で約5時間もかけてシドニーから出かけたそうですが、ついた先のスレドボ(Thredbo)スキー場には雪がなく・・・・・
どこから見ても茶色の土が。今年は早くクローズしてしまったそう。そこでまた車で1時間走り、ペリシャ(Perisher)スキー場へ。
ペリシャでやっとスキーを楽しむことができたそうです。
リフト券は日本よりもやや高めと。逆にスキーのレンタルは日本よりも安いかもしれないとおっしゃっていました。
スレドボ、ペリシャとも、ニューサウスウェールズ州のコジオスコ(Kosciuszko)国立公園内にあります。
コジオスコ山の標高は2,228 メートル、オーストラリア最高峰だそうです。
オーストラリアのスキー史の始まりは1861年、文久元年。日本に初めてスキーが持ち込まれたのは、1895(明治28)年。
オーストラリアに30年ほど遅れて日本ではスキーが始まったのですね。
※写真は、鈴木雅章氏からお借りしました。
左上:スレドボ(Thredbo)スキー場
右上:ペリシャ(Perisher)スキー場
左下:ペリシャ・スキー場の8人乗りリフトを降りたところ。コロナ対策で3人まで乗れるそう。
右下:雷雲が近づいて来たので、ゲレンデから出るように!!と。
1スレドボ(Thredbo)スキー場.jpg 2ペリシャ(Perisher)スキー場.jpg
3ペリシャ・スキー場の8人乗リフト.jpg 4雷雲近く.jpg

soil and stone [path-art]

京都宇治市在住の福井安紀氏は、土や石を粉にして絵を描くこと約30年。主に板に描いていますが、当初は紙に描いていたそうです。
でも紙に絵を描くとバックを描く事が必要になり、板なら対象物だけを描く事ができると思ったのがきっかけと。
なぜなら、土や石は貴重なものだから。バックは面積が大きいし、単調だから、絵の具にするときの気持ちも盛り上がらなかったのです。
逆にいうと、石にしても土にしても悪いな・・・と思ったとおっしゃっていました。
よく考えてみたら大昔の絵にはバックを塗っていないのです。例えばラスコー洞窟の絵や絵馬も。
板にたどり着くまでは金属の板に描いたり、河原に落ちている石に描いてみたりもしたそう。
京都の宇治市に住んでいらっしゃるので、身近にあったのがお茶を入れる茶箱。その茶箱に使う杉の板を分けてもらったのが最初。
十分に乾燥している板を使います。箱やさんでも7年位乾かすそうで、それを分けてもらった後さらに3年位乾かすそうです。
1.jpg 2.jpg 3.jpg 4.jpg 5.jpg 11.jpg 7.jpg
全国色々なところに出向き、そこの土地のものを使って絵を描いています。
意外と自分たちが日々足で踏んでいる地面の色について認識していないと思うそう。
なので、絵にすることで、例えば釧路の砂浜の色はこんな色。湿原の土の色はこんな色。
土地に人にとってそれが意味のあるものになり、新しい発見につながるんじゃないかと思うとおっしゃっていました。
「風土という言葉がある様に土の色がそのまま土地を表している可能性も高いので、そういう事を少し意識するだけでも楽しい事になるんじゃないかな」
今の私たちは色々な色に囲まれて生きています。でも大昔の人はそこにあるもので自分が経験した色の中で綺麗だなと思う色で表現したと思うのです。
だから大昔っぽい原始的な喜びみたいなものと直結している気がする・・・と福井氏。
8.jpg 9.jpg 10.jpg
12.jpg 13.jpg
「アートとはとにかく美しいもの。
美しいとは・・・

何々だから何々という順接的なつながりで得られた結論というのは
あまり美しいとは思っていません。
逆接的で繋がるようなものが美しいと思うのです。
お金があるからフェラーリに乗るのではなく、
お金がないけどフェラーリに乗るみたいな。
その方が価値があるように感じるのです。
そういうものがアートだと思います。」

2020.0925 O.A 釧路市立美術館 武束学芸員「古民家を考える」 [motto museum]

1.jpg 2.jpg
以前にもご実家が登録有形文化財というお話しを伺いましたが、その建物が崩れてきた〜というお話し。古民家とは、日本の住居のうち、建築年数がかなり経過した民家のこと。 ただし、具体的かつ明確な定義は存在しないそう。一般的には築50年以上のものをいうそうです。彼女の実家は築300年ほど。ここで問題になるのが耐震性。リフォームをするにしてもその時にハードルとなるのが壁の量なのだとか。壁がどれだけあるのかが基準になっているそうです。大昔の建築物は揺れと一緒に建物が揺れ、瓦を落とします。その後壁を落とし、最後には骨組みが残るという感じ。全く現在の建築法とは真逆の様です。現在、全国では古民家を利用したカフェやレンタルスペース、また地方の活性化にもつながっている事例があります。そこで武束氏はリフォームを考えたそう。ただ、木造家屋は30年以上経つとその資産価値がないということ、リフォームにはそれ相当の料金がかかるということ、また解体するにしても大変という事実が見えてきました。実家の破損状況は、内壁が大人の女性の2倍ほどの大きさで、厚さが80cmほど。結構な大きさで、少しずつ範囲が広がっているそうです。色々調べた結果、古民家鑑定士という資格があることを知ります。それは古民家の評価をすることを目的に創設された資格。築50年以上の日本の住宅で使われていた伝統的な構法に在来工法を理解し、そこに使用される伝統的な資材に精通し、古民家で培われた日本の気候風土に合った持続可能な住環境を次世代に継承していく為の知識と経験を兼ね備える為のもの。まずはそれを取得して自分の家を鑑定したいと。その決意表明でした。
https://k-bijutsukan.net/

2020.0924 O.A 邦楽 [chord5]

・熱視線 / 安全地帯
・じれったい / 安全地帯
・好きさ / 安全地帯
・ダンサー / 安全地帯
・プルシアンブルーの肖像 / 安全地帯
・悲しみにさよなら / 安全地帯
~今回は邦楽一般。 安全地帯特集です。
セレクトは村田氏。出演 村田氏 & midoriでお送りします。

2020.0922 O.A 「ゆる〜い配信?!」 [various story]

江畑兵衛さん(TRIPLANE)
http://www.triplane.jp/

最近気になるアーティストの方のライブ配信について・・・。
兵衛氏はYouTubeで定期的に始めたそうです。あまり気合いを入れすぎると続かないので、ゆる〜く始めたとおっしゃっていました。
定期的に・・・ということで、土曜日の22:00から2時間程度お話ししたり、歌ったり・・・。
ところが、「曲作りモードに突入することがあり、お客さんを置いていってしまうんですよ〜。」と。
曲を作っていてフレーズが浮かび、その世界に入り込んでしまうのですね。
パソコン画面を写したり、まるで何かのメーキングを見ているみたいです。でも遅い時間なので、見ながら寝落ちしてしまう方もいらっしゃるとか。
大好きなアーティストの方がどんなことを話して、どんな表情で、どんな感じで曲を作っているのかを覗けるなんて贅沢です。
コロナ禍がなければ、もしかするとこの様な配信はなかったかもしれません。配信の素晴らしさ、楽しさにはライブとは違った魅力がありますよね。
昨日はTRIPLANEデビュー16周年のライブが札幌で開催されました。今後は10月3日・4日の東京ライブが控えています。
エンターテイメントに関わる全ての方々がそれぞれ色々な方法を模索しながら前に進む。
お話しを伺っていて前向きな清々しさを感じました。
※写真は江畑兵衛氏からお借りしました。
01.jpg 02.jpg

into fiction / reality [path-art]

1.JPG 4.JPG3.JPG
2.JPG あまりにも色鮮やかな色彩。
そこの写し出される現実、もしくは虚構。
蜷川実花という人間が赤裸々に語られるself-image。
今回の展覧会は6つのコーナーで展開しています。
・色褪せない造花の花たちを撮影した「永遠の花」
・そこに立つと桜にあらゆる方向から囲まれる「桜」
・著名人やスポーツ選手を撮影した「Portraits of the Time」
・父親との日々を写真と言葉で表現した「うつくしい日々」
・等身大の自分を見つめる「Self-image」
・様々な被写体を鮮やかにとらえた「INTO FICTION/REALITY」


写真家の枠を超え、映画、ファッション、デザインなど多方面で活躍中の蜷川実花。
一度見たら忘れられないほどのインパクトを与えてくれる作品群です。
自然が織りなす原色に近い感覚の色彩はどれだけ強烈でも落ち着いた感覚さえ覚えてしまう。
その中で忽然と現れる自身のモノクロの姿。生と死、死の向こうにある世界さえ写し出している様にさえ思えてしまう・・・。
耳塚学芸員は「私は桜のコーナーが大好きです。天井にも床にも桜があって、その桜は同じピンクでも濃淡があって、
そこでは写真を撮ることも可能です。ぜひご覧くださいね。」とおっしゃっていました。
※尚、写真は北海道立帯広美術館 耳塚里沙氏からお借りしました。
(蜷川実花展ー虚構と現実の間にーは12/6まで北海道立帯広美術館で開催中)

2020.0918 O.A 釧路市立博物館 土屋学芸員 「今年の夏の夜の風景」 [motto museum]

1.jpg2.jpg
今年はいつもの年に比べると、キャンプに行かれた方も多かったと思うのですが、何か気づいたことはありますか?夜の灯りに集まる虫が少ないと感じませんでしたか?と土屋氏。クワガタムシ等夜に活動する虫の多くは、気温が低かったり、月明かりで明るい夜には灯りにあまり集まらないそうですが、今年少なかったのは他にも大きな原因があるとのこと。実はLED照明の急速な普及にあるそうです。昆虫は人間と違って、紫外線という光を見ることができます。これまで外灯によく使われていた水銀灯や蛍光灯は紫外線を多く出すそう。また、夜活動する昆虫の多くは明るい方が体の上になる様に飛ぶのです。そのため水銀灯や蛍光灯があると、灯りに集まってくるのです。でもLEDは紫外線を出しません。人間には明るく見えるLEDの光も昆虫にはほとんど見えないそうです。このLED照明の普及を後押ししているものの一つに「水銀に関する水俣条約」という国際条約があるのです。水銀製品による健康被害や環境汚染を防止するための国際条約で、2017年に効力を発揮しました。この条約の中では2020年、つまり今年までに水銀を含む製品の製造や輸入を禁止することが定められているのです。水銀灯や蛍光灯には水銀が含まれているので、条約で禁止された製品に当てはまります。すでに生産を中止してしまったメーカーも多いですし、ユーザー側も今後入手できなくなるからとLEDに替える動きが加速しているという現実があったのです。なぜこんなお話しになったのか・・・実は来年博物館で使う予定のクワガタムシを探しに出かけて、強く感じたことなのだとか。もしかすると今後、夏の夜外灯に虫が集まるという風景がなくなって いくのかもしれません。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

2020.0917 O.A BAND [chord5]

・眠れぬ夜 / オフコース
・愛を止めないで / オフコース
・さよなら / オフコース
・Yes-No/ オフコース
・YES-YES-YES / オフコース
~今回のバンド編、オフコース 特集です。
「気がつけば、今年に入って洋楽オンリー。という事で今回は邦楽です!」
セレクトはもちろん河口氏。今回の出演は、河口氏&midoriでお送りします。

2020.0915 O.A 「自然満喫〜〜〜〜〜〜〜!」 [various story]

上村知弘さん(カメラマン)
http://www.tntnaturecon.com/

サウナハウス完成!!自粛生活中にコツコツと最後の締めを。夏にはシャワーも使うことができてさらに快適生活を送ることができそうです。
最近はアウトドアを存分に楽しんでいらっしゃる感じです。これもコロナ禍だからでしょう。
上村氏も初体験のことばかり・・・。例えばワンちゃんとの初カヌーキャンプ。
そして夜のカヌー。これは本当は意図していなかったそうですが、スタートが18:00になってしまい、帰ってきたのは23:00。
いつも行っている川だから大丈夫だったのでしょう。真っ暗な中でのカヌーなんて。とても良かったみたいです。
普段は視覚に頼って情報を入手していますが、夜は音に敏感になるそうで、ナキハクチョウやフクロウの声がとてもよく聞こえたと。
そして、真夜中のカヌー。満月とオーロラを堪能できるなんてもう贅沢すぎです。
今回の収録、直前まで連絡が取れなくて、もしかして無理かも?という状況でした。どうやら登山を楽しんでいたみたい。
お友達の子供も一緒になり、しかも4~5歳の子供がこんなところを登れるの?という山だったそう。
ワイルド感たっぷりだったそうですが、これも最高の景色を楽しむことができたそうです。
眼下には色々なところに点在する湖、そして赤や黄色の大地。紅葉が真っ盛り。
あらゆるところにベリーを食べた痕跡のクマのフンが落ちていたそうですが、実際には会わずにすんだそう。
ユーコンも今年は雨が多かったり、気温のアップダウンが激しいそうです。日本のみならず、世界的にも気候が変わってきているのかもしれませんね。
※写真は上村知弘氏からお借りしました。
1.jpg 2.jpg 3.jpg 4.jpg 5.jpg 6.jpg 7.jpg 8.jpg

serenity [path-art]

彼の写真から感じる空気、もしかするとそれが音となって感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ジョン・セクストンの写真を見てから彼の人生は変わります。
職業まで変えて、根室に住居を構えました。なぜなら・・・ここには彼の求めているものがたくさんあるから。
Coju01.jpg Coju02.jpg
静謐・リリカル・旅
彼の口から発せられた写真に求める3つの要素。
それが兼ね備えたものが一つの作品から感じることのできる作品。それが彼の目指す写真。
すべて計算し尽くされた緻密な思考があり、被写体に向き合っていらっしゃるそうです。
ここからはじまるstory。一つの作品に吸い込まれそうになり、別の世界がまた広がっている感覚。
イメジネーションを刺激されます。
Coju03.jpg Coju04.jpg
IMG_9197.jpg
ベースを長いことなさっていたこともあるそう。
「音楽に例えるなら、ビル・エヴァンスとパット・メセニーを足して2で割ったような写真」と
自らの作品について説明してくださいました。
現在住んでいる根室、そしてその周辺は特別な場所とおっしゃいます。
最果ての地、孤独と静けさが漂う隔絶されたところ、これをご自身の美意識を通し表現なさりたいそう。

「私はアートによって人生が大きく変わりました。
転職も移住も、アートがそうさせたのです。
そういう意味で私にとってアートとは・・・
<人生に最も影響を与えるもの>なんです。」
※尚、写真は逸見光寿氏からお借りしました。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。