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今回は苫小牧在住の金属工芸家・彫刻家の藤沢レオ氏のインタビューを。
2019年海外での活動ができず、2020年は本来はリベンジの年だったはず・・・。
でもご存知の様に自由に行動できない状態が続き、逆に時間ができ自分のスタジオにこもりしっかり制作活動ができたと。
独立してからこんなにスタジオに一人でいたことはなかったとおっしゃっていました。それぞれの作品を少しずつ深めることができたそう。
やってきたことが通じる様になった。コンセプトが伝わりやすくなったと思ったそうです。
生と死をコンセプトにずっと制作活動をなさっていますが、それをより個々人が考える1年だったと思うと。
平時に言っていても伝わらないことが非常時に伝わりやすくなってしまう。少し複雑な気持ちだったそうですが。。。
おそらく個々人が自分の生活を見直し、自分を振り返る時間が増えた結果なのかもしれません。
暮らしを大事にしていこう、命を大事に思っていこうと作ってきたものが、それぞれが考え始め、より作品への理解が深まったと感じるそうです。
「去年はいつもよりも今の僕たちの暮らしって実はとても美しかったり、とても大事だったり、
とても豊かだったりするんですよというメッセージを強く打ち出していました。
でもそれって裏返すとやっぱり自分の命が輝いていくとか、大事な命を大切にしていくとか、そういうことがしっかり裏に隠れているんです。
まずは目の前の暮らしを大事に思うってことに焦点を当てて作品を作ったりメッセージを伝えたりしましたね。」
最近は木を使うことが増えてきたそうです。もちろん鉄に加えて。この木と鉄は真逆の作業。鉄は付け足していく作業が多い。木は削っていくもの。
そこでしかできないことがあるということを試している感じです。今後作品にもじわじわと変化が出てくるかもしれません。
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※尚、写真は藤沢レオ氏からお借りしました。

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