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白糠探検・・イタヤカエデ樹液採取とモモンガと [shiranuka project]

白糠探検第八弾は体験編です。驚きの森探検!
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ちょっと想定外に体力勝負でした。用意してね・・と言われたことが防寒着と長靴と双眼鏡と懐中電灯。
とりあえず樹液採取からスタートなのですが、まずはスノーシューで目的地まで。
これが結構アドベンチャー!
目的地までオニグルミやモモンガの糞やら色々なものを観察しながら優雅にトレッキング?
途中急な坂はお尻で滑空。
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こんなアーティスティックな光景も・・・ワクワク!!
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目的地が近づいてきました。
シロップ採取中のボトルが・・・
09.jpg 10.jpgイタヤカエデの大きな木は樹齢100年くらい。
樹液をいただくのはだいたい25年〜30年以降のものだそうです。
樹液を楽しませてくれるのはオニグルミとイタヤカエデ。
その樹木にもよるのですが、1シーズン、樹木1本でとれる量はだいたい20リットルほど。
ちなみにこの樹液は期間限定。
1年で3月の1ヶ月くらいしかとることができません。
そして、去年とれた樹木が今年とれるとは限らないそうです。
同じ木から幹が3本出ていたところで採取したのですが、それぞれ出る量が違うのです。
とっても不思議。
さらに同じ3月の間にも日よって味が違うとか・・・これは横田氏しかわからないかもしれません。
もちろん同じイタヤカエデでもその木によって味が違うそうです。

さっそく幹にドリルで穴を開けました。
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見えますか?この雫・・・貴重なしずくが。
3つのグループに分かれたのですが、それぞれ出てくる勢いが違います。
一口飲んだ感想は、まろやかな水といった感じです。これを煮詰めるとメープルシロップになるのです。
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テレビのクルーもあとで駆けつけてカメラにおさめていました。
横田氏が体験なさった中で気づいたことはたくさんあるそうですが、樹液がとれる期間内でもその日によって出る量がかなり違うそうです。
おそらく気温の関係や方位の関係もあるのでは?とのこと。
寒い朝の方が出る量が多いと思うことも・・・。まだまだわからないことだらけ。
だからこそ面白いのでしょうね!
さて、今度は来た道を帰ります。
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太陽が顔を出してくれたのでそんなに寒くはなかったのですが、足に心地よい疲労感が・・
休憩タイム!!なんと横田氏の奥様が美味しいパンを用意していてくれました。
ここにはメイプルシロップが挟まれています。さらにコーヒーを樹液だけでいれたもの。
なんと贅沢な至福のひととき。
20.jpg 21.jpgなんと・・・「驚きの森プリン」が出るそうです。
これは1週間に80個しか作れないとか。
プリンにメイプルシロップがかかっている貴重なプリン。
食べた〜イ。これは白糠IC開通の3月29日から発売開始。
道の駅 恋問館と釧路空港のかわしま商店のみの販売だそうですよ。
さて、1時間の休憩のあと・・・
いよいよモモンガに出会う旅に出発です。
またまたスノーシューを履いて、今度は別の方向に。

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見えますか?「あの小さな穴から顔を出すはずですよ。声を出さずにカメラのシャッター音も出さずにじっと見ていてくださいね」
・・・・・・・・
30分以上はじっと目を凝らしていました。だんだん暗くなってモモンガが出てくるはずの穴も黒くて見えなくなってきました。
「今日は18:10まで粘りますから」
寒くなってきました。足先が冷たく感じます。
でもモモンガが〜

星が綺麗に瞬きはじめました。
・・・ということで今回はモモンガにお会いできませんでした。
「最近、警戒心が強いんですよね。去年は懐中電灯を照らしても穴から出てきたんですよ。
今日も実は反対側から出てきて、後ろ側に1匹飛んでいったんです。見えなかったよね・・」と横田氏も残念そう。
横田氏がモモンガに出会ったのは今から5年ほど前。あまりの可愛らしさに虜に。
この森にはモモンガの餌になるものが豊富にあり、人があまり入らないから、彼らの生活が保たれているのかもしれません。
一年を通して出会うことのできる確率が高いのはやはり冬。彼らは主に樹木の新芽を食べたり、樹液も舐めているとか。
今年は暗くなってから出てくる割合が高いそう。
今までは冬の間はひとつの巣に何家族もいたそうですが、今年はそれが分散している傾向にあるみたいとも。
これも暖かい冬ということが影響しているのかもしれません。
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行きはよいよい 帰りはこわい・・・・・心地よい疲労感とちょっぴり残念な気持ちを胸に帰路についたのでした。




白糠探検・・たちとたちとたち [shiranuka project]

白糠探検第七弾は食編・・・です。
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いつか行ってみたい!と思っていたメニューのないお店「やまかん」にお邪魔しました。
ここは山内水産株式会社が経営しているお店。
メニューがありません。営業時間もお客様に合わせて。オススメ料理のみ。
この「やまかん」がオープンしたのは今から20年くらい前のこととか。
山内水産の創業が昭和25年。今回お話しを伺った山内敏和氏のおじい様が始めた会社です。
当初はカニがメインで、今では当たり前になってしまいましたが、当時としては珍しいカニのむき身を出荷なさっていたそうです。
それからツブやタコ、アキアジなどを加工することに。
二代目、山内敏和氏のお父様が自分たちが楽しむため、仲間とお酒を飲みたいな・・・と思って始めたのが「やまかん」。
ですから店を始めようと思って作った場所ではなかったそうです。
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それがいつしか予約をとって宴会をやることに・・彼は理系に進もうとしていたそうですが、お店を継ごうと戻ってこられたそうです。
予約でメニューなしのコース料理。しかもコースの内容は決まっていません。その日の仕入れで決まります。
完全予約制。そのためロスも少ないので安くて美味しいものをたくさんお客様に提供できるという訳なのです。
1名から60名様までは大丈夫とのこと。お一人さま3500円(税込)からok、
こだわりは鍋と刺身とカニが必ずつくこと。もちろん鍋の具材はすべて生です。
さらに飲み物は持ち込みok!!
今回は冬なので外でというわけにはいきませんでしたが、夏場は外で海の音を聞きながら美味しい焼き物を食べることができるのです。
最高に贅沢なロケーションです。
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取材用に用意していただいたのが、タチポン、ツブの煮物、タチのてんぷら、タチの茶碗蒸し。
どれもタチの旨味がそれぞれに引き立っていました。意外だったのがタチの茶碗蒸し。
タチの良さを出すために具材はシイタケのみにおさえてありました。
クリーミーで濃厚なタチの味がそれぞれに味わい深く表現されています。
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最後に山内氏の旬のオススメを伺ってみました。
春:定置でとれたトキシラズを鍋や刺身や塩焼きで
夏:屋外でツブなどの貝類やホッケの焼き物を
秋:アキアジ、シシャモ
冬:タラ、ホッキ、ツブ、毛ガニ
「とにかく白糠には種類豊富に魚介類があるんですよ。ありすぎでこれって決められないかもしれない。
でも個人的にはシシャモとタコをもっと有名にしたいんです」
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鮮度が良いからどの料理もあまり手を加えずに食べていただくようにしています。
白糠の海をそのままいただいている感じがしました。
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白糠探検・・ロケットストーブとピザと流星群 [shiranuka project]

白糠探検第六弾は体験編+食編・・・です。
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現地到着!!驚きの森で今日はふたご座流星群を見るぞ〜と意気込んででかけました。
それまでの間ロケットストーブにあたったり、ピザ窯で作るピザを食べたりするよ〜
とのことで出かけたのですが到着した途端「もうみんな帰っちゃったよ」「え〜〜〜〜」の幕開け。
D型ハウスの中ではとっても暖かなロケットストーブと言われるものが
なんともロマンティックに暖かさを運んできました。
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なんだかクリスマスみたい。
このロケットストーブは大変優れもので、燃料も最小限で効率よく炎を燃やし、しかも完全燃焼させることのできるストーブ。
応用がとてもきいて色々な状況での製作が可能なストーブなのだとか。
たしかに・・とても暖かかったのです。煙突部分に穴が空いていることで、上昇気流を思いきり作り出すことができ、火力をあげたら上から炎が出て、
ロケットの噴射みたいに見えるそう。
ここでの燃料は廃油。でも、廃油でなくても木や紙などでも完全燃焼させることができるのです。
進化的なものもあり、床暖に利用したり、煮炊きできるものもあるそうです。
今、このロケットストーブが注目されているのは、もちろんエコだから。
さらにや災害の時などでの利用に最適だからなのです。煙突の上からは煙が出ていません。それは完全燃焼しているからなのですね。
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実はこの夏、横田氏はピザ窯を作りました。耐熱レンガをたくさんいただいたことと、奥様の要望があり作られたのですが、
これは窯内の温度の分布や保温力がピザにとって理想ではなかったそう。
それから研究に研究を重ね2代目となるピザ窯を作成。
石窯を知れば知るほど奥が深く、その魅力にはまってしまったこともあり、今回のピザ窯披露となったのです。
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重さはほとんど同じ350キロ。写真の左側が初代のピザ窯、右が今回改良されたピザ窯。
レンガの数もほぼ100個と同じです。形が明らかに違うのと断熱材を入れたので、保温力が抜群に良くなりました。
「高温が持続し、下と上の温度差が200度位あるので、短時間で焼くことができ、上がカリッと美味しく焼け・・バッチリです」とのこと。
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2014-12-14 14.37.53.jpg実はこの時は少々窯の温度が下がっていたためにパンも一緒にひとつ焼いてみました。
ジッと焼き上がるのを見つめていました。
なんだか・・・どんな感じになっていくのか・・
見つめることができるって楽しいですね。
陶芸だと窯に入れてしまうとどういう感じになっていくのか確かめることができないのですが
暗い窯の中に顔を覗き込んで様子をうかがうことができるから
なんともピザやパンが生きているように見えてきます。
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マルゲリータ完成!!!
2種類のチーズが相まってトマトソースの酸味がいきています。もちろんピザの生地も外はカリッと・・確かに美味。
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こちらのパンもこんがりふんわり。香りがなんとも言えず本当に美味しかったです。
まだ、窯の熱が残っている間に・・再度パンを焼いていただきました。
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ということで・・D型ハウスを後にして・・そろそろ空も暗くなってきたし・・・
横田氏のお家で一休み。「もしかすると今日は星が見えないかも・・・」
でもまだ諦めるには早い!!
星の観察会はとても難しいそうです。雨や雪でもダメなのですが、雲もそう。快晴がベストとか。
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普段はこの場所は光害もなく、空気中の水分が少ないこともあり、とても星が綺麗に見えるそうです。
曇った時はここでは真っ暗になり、
星が出るときは星明かりが綺麗なのだとか。月明かりとは違い、それよりも少しボヤッとした感じとか。
やっぱり経験しないとわかりません。
星明かりってどんな感じなのでしょう?
気になって仕方がなかったのですが、「今日は無理だよ」との横田氏の言葉に後ろ髪をひかれながら
驚きの森を後にしたのでした。


白糠探検・・昔から変わらぬ食のこだわり [shiranuka project]

白糠探検第五弾は食編・・・です。
この時期の旬といえば、ししゃも。なのですが、
最近海が時化ているため漁ができていません。ということでししゃもは拝見することができませんでした。
写真は大荒れの海・・あまり写真から伝わらないかな?
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さて、今回の食は昔から変わらず美味しいラーメンを提供し続けている老麺やはたのご紹介です。
お話しは矢幡幸徳氏に伺いました。
今年で創業65年の老舗です。
当初、雄別で製麺業を矢幡氏のキクノおばあ様が始められました。ですからラーメンの他にもうどんや蕎麦もつくられていたのです。
それから5年後の昭和29年にラーメン店を開始。
おばあ様の時代は手で微妙な配合をなさっていたそうで、それを矢幡氏のお母様が定量化なさったのです。
当時からラーメンの作り方や味も変えていません。
またあえて、メニューもかえていません。昔懐かしの味を味わってほしいからです。
今回は老麺やはたのこだわりをじっくり伺いました。
●まずは、麺の茹で方。
1:大きな釜の中で麺を泳がせたい。麺がイキイキするそうです。
直径42cm、深さ40cmの釜になみなみと熱湯が麺の入るのを待っています。
2:そこには一度に4玉しか麺は入れません。なぜなら1番最初に入った玉と最後に入った玉の茹で時間が変わってくるから。
その限界が4玉ということなのです。もちろん大きな釜ですから、入れようと思えばもっと入るのですが、あえてそれはしないのです。
3:茹でる釜のお湯が濁ってきたら新しい釜に取り替えます。だからいつも釜は2つ用意されているのです。
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●続いて、スープ。
1:豚骨をベースにカツオ+α。これも豚骨スープを濁らせることなく、18時間出汁をとるためコトコト煮込みます。
2:その豚骨の出汁をずっと見守っています。夜の17:00から翌朝11:00まで。これは住宅と一緒だから出来ること・・とおっしゃっていました。
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●その他。
メンマ、チャーシュー、ワンタンなど具材はすべて手作りです。

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「うちのラーメンはガツンとくるラーメンではないんだ。
でも毎日食べることのできる味だと思ってる。懐かしい味、また食べたくなるラーメンなんだよね」
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矢幡氏のイチオシはシンプルな醤油ラーメン。
この「やはた」の味をお家でも食べてほしいと開発されたのが持ち帰り用のセット。
実はこの開発には約1年かけてやっと完成させた友情秘話があります。
このお話しはまたの機会に・・・。

白糠の土地に根付いたやはたのラーメンは
矢幡氏のお父様、お母様、そして奥様の愛情がいっぱいつまった一口食べたらホッとする優しい味なんです。
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白糠探検・・旬の赤!濃厚な毛ガニと紅葉 [shiranuka project]

白糠探検第四弾は食編・・・と観光編のミックス。
今日は以前から気になっていた白糠の旬の料理を提供なさっているお店にお邪魔しました。
数多くの方からご紹介をうけて一体どんな料理?と興味津々。
伺ったのは白糠町の旬料理、心(こころ)。オススメ料理を一品お願いしますとのリクエストに時間にお料理を準備してくださったのは野田憲政氏です。
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最初は盗撮していたのですが・・・やっぱり気になって厨房にお邪魔してしまいました。
今の時期のイチオシのお料理は「毛ガニのたっぷりグラタン」
一口食べた途端にカニの風味が鼻孔をくすぐりました。
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カニの量が半端ではありません。実はこの料理はカニの漁をなさっている漁師さんのお墨付きをいただいたものなのです。カニを使った料理を作ってほしいと漁師さんからオファーがあり、生春巻きやテリーヌや茶碗蒸し等々を作り試食会を行った際に「カニの風味がたくさん感じられて尚かつ美味しい」と評価されたのです。試食会に参加なさった10人ほどの漁師さんからは「カニの良さが出ている」「美味しい」という声が。
作る時にはプレッシャーが相当あったそうです。カニを良さを最大限に引き出して、たっぷりとカニを使うことが条件なのですから。

野田氏の心がけている料理は「白糠の旬の食材をいかにころさずに料理を作る」ということ。
「生産者の思いを消費者へ伝えることができたら、その橋渡しができたら」と。
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食材を通してその良さを伝える・・・それは料理人にしかできないこと。
素材だけでは伝わらないことに手を加え、違った面からPRしたいと。
例えば、刺身用のタコを炙ることにより、甘さや香ばしさを引き出し、それをサラダに入れる・・こういった形で違った食べ方もあるよ・・と伝えたい。
(ちなみにこの料理はタコの焼霜というそうです)

お店の人気の料理はホッキの黄金焼きやツブのガーリックソテー。
もちろん白糠でメジャーな食材は必ず旬に提供しているのですが、あまり知られていない食材もどんどん紹介していきたいそうです。

photo5.jpg基本的にはコース料理です。8品コース(3800円)と9品コース(4300円)
他に、おまかせ特選コース(5000円〜)というものがあります。※税込価格です。
もちろん一品料理もありますが、是非コースで白糠の食を堪能してみたいですね。

野田氏にとって料理をすることは?・・・「白糠の魅力を発信する手伝い」
そして白糠の良さとは?・・・「一流の食材が豊富にあること」
料理人の口から発せられたその一言、とても重みがありました。

さて今回はおまけ編として観光編も。
やはり紅葉ははずせません。「庶路ダムの紅葉は美しいよ」とお聞きしたら伺わない訳にはいきません。
ということで一路庶路ダムへ。
例年、10月20日前後に開催されている「ぐるっと庶路ダム紅葉ウォーク」。今年は道東道白糠インターチェンジ開通前の高速道路を歩く「ハイウェイしらぬか紅葉ウォーク」になりましたが・・。
まずはオススメの入り口近辺の紅葉から・・・
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途中の赤い葉が気になり・・・
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到着〜〜〜〜〜〜ちょっとまだ早いかな?
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でもあそこは綺麗かも・・ということで二つほど橋を渡ってみました。
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空気が澄んでいて・・・ちょっとだけ頬に冷たく感じる風はとても心地よかったです。

※尚、毛ガニのグラタンの写真以外のメニューの写真は野田氏よりお借りしました。

白糠探検・・シソの香りに誘われて [shiranuka project]

白糠探検第三弾は観光編。シソの収穫と絞り汁つくりと・・・シソ畑。
今日はシソの収穫と葉を枝からとる作業を行う日ということでお邪魔したのが、宮下地区集会所。
屋外で町内の方々の手によって次々とシソの葉が箱の中にいれられていきます。
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シソは痛みやすく、すぐ発酵するそうです。
このシソを旭川方面へ送るために、段ボールに入れるのですが、少しでも通気性をよくするために段ボールに人力で穴をあけました。
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白糠のシソはもともとは各農家さんが育てていて、自分たちがシソジュースとして飲んでいたそうです。
ところが、シソは身体にも良く、料理や調味料として使うこともできて万能的、さらに色も綺麗ということで、
これを使って焼酎にできないかと提案があり、平成4年に「シソ焼酎 鍛高譚」が誕生しました。
当時は1年間に6000本位の量でした。その後焼酎ブームもあり、最盛期には年間で840万本にも。
その頃にはシソを栽培する農家も5件ほどになったそうです。
現在は鍛高の里と庶路の泊別の2ヶ所でシソは栽培されています。
白糠町では健康&白糠のPR&観光の3本柱でシソをおしていこうと動き出したのが平成17年のこと。
シソはだいたい、5月上旬に種をまき、6月下旬に10cmくらいに育ったものをポットに植え替えます。
そして6月中旬には畑に定植。9月上旬に刈り取り。
そこで畑にお邪魔しました。
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今年のシソはとっても状態が良いそうです。大きくて、立派で、ムシの被害もなくて・・
香りも最高!!
今日はシソの絞り汁も作られていました。
赤シソなのに・・煮詰めていくと・・あら不思議・・シソが青い葉に。
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このシソは今では色々な商品に使われています。
シソ焼酎鍛高譚、鍛高譚梅酒、鍛高譚梅酒ソーダ割り、紫香天、釧鯖(文字)、ラムネ、しそしょうゆ、シソドレッシング、ごんぼぽりドレッシング。
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シソは中国から昔、日本に渡ってきました。奈良時代にはすでに薬用、または食品香味料として重宝されていたそうです。
様々な栄養素が含まれていますが、特にβカロチンとカルシウムが野菜の中ではトップクラス。
白糠ではシソを使ってジュースを作ったり、料理をつくる体験教室がこの時期に行われます。
とても素晴らしい風景も楽しませてくれるシソ畑。
白糠の街に、シソの香りが漂い、そのシソが身も心も爽やかにしてくれる。
もっともっとシソについて深く知りたくなりました。
白糠のシソは最高なんです。もっと声を大に・・・叫んでも良いと思うのです。
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こちらの写真は鍛高の里の8月中旬のシソ畑を通りすぎた時に撮影。

白糠探検・・ベリーの果実 [shiranuka project]

白糠探検第二弾は体験編。驚きの森のブルーベリージャムづくりです。
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この写真は実は先月7月初旬のもの。今年はブルーベリー摘みがとても早く終わってしまいました。温暖化の影響なのでしょうか?
実は昨日でラストだったそうです。通常は9月初旬まで可能なのですが・・・
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まずはブルーベリーのなっているところへ・・・
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このブルーベリー実は全部違う種類なんです。横田氏が指で示してくれているのは大きさをわかりやすくするため。500円玉くらいの大きさになるブルーベリーもあるそうです。
そもそも横田氏は2004年から白糠青少年旅行村の管理人を始めたというか、こちらにいらしたのが2004年。今から10年前のこと。
本州でブルーベリーを栽培していた横田氏が50鉢のブルーベリーをこの地に運んできました。
ジューン、アーリーブルー、ノースランド、スパルタンという品種。50鉢のうちの半分は土地に合わなかったそう。
現在は、53〜54種のブルーベリーがあり、主力は15〜16種。
2014-08-18 13.34.11.jpg横田氏はほんとうにブルーベリーが大好き。「愛おしい」という気持ちがそばにいると伝わってきます。
「これは酸っぱいかな?」「これは絶対甘いよ〜」
どうしてわかるのかわかりません。
ブルーベリーを熟知しているんですね。まるで恋人みたいに摘み時を知っているのです。
こんなにたくさんあるブルーベリー、品種によって味というか風味が違うのです。
甘みが強いもの。
甘くても大味のもの。
酸味と甘みのバランスがとれているもの。
酸っぱさが残るもの。
形も大きかったり、ナナカマドみたいな鈴なりになっているものがあったり、
平たい形があったり・・・
何度もお邪魔しているのに「やっぱりブルーベリーも奥が深い!」と思ってしまうのです。
ブルーベリーの中でも美味しいと言われ、色&形&香りが優れているといわれているのが
「スパルタン」という品種。横田氏のお気に入りでもあります。


さあ、それではさっそくこのブルーベリーを使ってジャムづくりです。
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まるでたくさんの工程があるように見えますが、実は私はほとんど見ていただけ。
というのはブルーベリー(もちろん無農薬)ときび糖とレモン(無農薬栽培のもの)を鍋に入れて
できるだけ強火で煮詰めるだけ。なるべく覗かずに・・・
短時間で仕上げるのがコツなのだそう。
色や香りや風味を最大限に生かすためです。
できあがったソースというかジャムはまるで宝石みたいに綺麗な色でした。

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この写真は試験栽培のエビガライチゴ。きれいな赤です。こちらも宝石みたい!
もしかすると・・・来年はこのジャムも???なんて期待してしまいます。

横田氏はツリーハウスも作られているのですが、実際に連れて行ってもらいました。
いざ登って見ると高〜い。側には川が流れていて、せせらぎも聞こえてきます。
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2014-08-18 15.23.12.jpgなんだか感慨深げな横田氏。実は奥さまとはこのツリーハウスで出会われたそうです。
ここで星空を眺めたら・・・と思ったのですが、樹に覆われていて見えないみたいです。
毎年家族でやってきて3日間ツリーハウスにこもる方もいらっしゃっるとか。
自然の音しか聞こえない
自然のものしか見えない
森の香りに囲まれて過ごすツリーハウスってどんな感じなのかな?
鳥の気分になれるのかな?
・・・想像は膨らみます。

「人がいない。
野鳥や昆虫がたくさんいる。
自然の生態系がここにはあるんです」


最後に現在製作途中の野鳥観察舎ハイドのところにも連れて行ってくださいました。
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とにかく広い。まだまだ先があるのです。
「驚きの森をほとんど見た感じですか?」
「いえいえ・・まだ半分くらいですよ」

驚きの森には不思議で楽しくて私たちが忘れてしまったものが たくさん埋もれている感じがしました。



白糠探検・・夏の海は [shiranuka project]

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白糠探検第一弾は観光編。恋問の海です。
さすがに3連休の最後の日なのでそんなに人はいないのでは?と思ったたのですが14:00過ぎても駐車場が満杯!!今日の釧路は最高気温が23.9℃とか。
海に入りたくなる気持ちがわかります。
・・・その前にできたばかりの展望台にまずは登りました。
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今回は白糠道の駅、恋問館、宮本一孝氏にナビゲートしていただきました。
太陽光発電所のユーラスエナジーさんが建設設置した、そもそもはソーラーパネルを見るための展望台なのですが、実は四方良い景色が見えるのです。
釧路の街も見えたり、帯広方面は晴れた日の朝方には襟裳岬がうっすらと見えるそう。
お披露目は6月20日。今から1ヶ月前のこと。もうすでに観光客の方が登っていらっしゃいます。
国道をはさんで向かい側に・・・沼が見えます。そこでは昔、天然のジュンサイが採れたそう。
それでは・・海岸に向かいましょう!!
07216.jpgたくさんの方々が海で波に戯れて楽しそう。
恋問海岸・・・まではミニ原生花園をこえて砂浜に到着。
今ベンチになっている・・そうあなたがお尻をおろしているベンチのことです。
以前に神社の上に展望台を作ったそうですが、
神様を踏んではいけないだろうということで中止に。
その展望台に使ったその柱を撤去したものだそう。

この砂浜では教育委員会で砂浜マラソンをやっていたそうです。
でも浜が狭くなったので危険ということでやめてしまったのです。
ということで、だんだん浜は狭くなっているそうです。

ここの浜はすぐに深くなります。さらに水も冷たいので海の中にはなかなか入れません。
本州のサーファーにすると今日の波は良い波というはず・・と宮本氏。
ブレッド&バターのお二人も「いや〜いい波だね。サーフィンしたいね」と言っていたそうですよ。

恋問の語源ですが、実は波の砕けるところという意味。
「僕はコイトイというアイヌ語に〜恋〜という字をつけた先人に感謝しているんですよ。」

宮本氏に恋問海岸界隈のオススメをお聞きしました。
その1:ハマナス。ピンクというか赤のハマナスが有名ですが、ここには白いハマナスが咲いているのです。ご存知でした?
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その2:海から登る朝日が素晴らしく綺麗!ほぼ180度以上のパノラマから見る朝日ですよ〜
海からスッとあがる朝日がオススメだけど、実はみたことないんですよ・・・
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さて、道の駅売れ筋お土産ランキング気になりませんか?
去年実績ですと、地元の野菜や絵文字昆布などが上位にあがっていますが
今年分はまだ数字はでていないのですが、宮本氏の受ける印象では
恋問館オリジナルのお菓子、ごんぼほりドレッシング、恋の鮭び(トバです)などが上位に食い込みそうとのこと。
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不動の1位は・・・鍛高ラムネ(赤しそ、青しそ)
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でも宮本氏のイチオシは・・鍛高譚 梅酒。
072116.jpgこの梅酒にも白糠のシソが入っています。
シソと梅のバランスが絶妙で、お酒好きの方をも唸らせる逸品とか。
実は鍛高地区のシソでなければ、梅酒の味も、あのシソ焼酎 鍛高譚の味にもならないそうです。
色々他の地区のシソでも試したそうですが、
なぜか鍛高地区のシソでないとあの味は出ないそうです。
やっぱりその土地でなければ出ない出せないものってあるのですね・・・

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余談ですが・・
大楽毛という意味は浜の真ん中という意味だそうです。厚岸から根室の浜の真ん中が浜中。
だから浜中は大楽毛を和訳してものとか。
この恋問も白糠から釧路までの大楽毛にあたるのだそうです。


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