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science short story・・・地球観測編 [etc.]

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今回は7月の豪雨について。
西日本を中心に7月4日から8日にかけて豪雨による災害が発生しました。
台風7号の接近に加え、梅雨前線の活動が活発化したことが重なり、非常に甚大な被害をもたらしました。
気象庁によって「平成30年7月豪雨」という名称もつけられました。
さて、今回の観測ではマイクロ波を使った調査も行われました。通常天気に左右される観測ですが、マイクロ波を使うと上の写真の様に凹凸のあるものが撮影できるそう。
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今回6月28日から7月8日の10日間で総降水量が四国地方で1800ミリ、東海地方で1200ミリ、九州北部地方で900ミリ、近畿地方で600ミリ、
中国地方で500ミリを超えるところがあるなど、7月の月降水量平年値の2〜4倍となる大雨となるところがありました。
また、九州北部、四国、中国、近畿、東海地方の多くで24・48・72時間降水量の値が観測史上第1位となるなど、これまでの観測記録を更新する大雨となりました。
観測史上1位を更新した地点ですが、最大1時間降水量は山形、長野、岐阜、広島、高知といった地名が あがっています。
ところが、最大3時間、最大6時間降水量をみると、北海道の地名が記載されています。
今での記録では理解できないものが今後起こり得る可能性があるということを
北海道に住む私たちも理解しないといけない時期に来ているのでは・・・と感じた収録でした。

science short story・・・身近な科学編 [etc.]

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今日はタンポポ。
花びらの枚数の質問からスタートです。
一般的な桜の花びらの枚数は?
チューリップは?アサガオは?なかなか花びらの枚数を数えることってないですよね。
さて、タンポポは?
その前に、まずはタンポポの語源についてのお話しから。
諸説あるそうですが、タンポポの茎の両端を裂いて反り返らせる遊びがあり、これが日本の伝統の楽器である鼓に似ていることから
江戸時代にタンポポをツヅミグサと言うようになったそうです。
この鼓を叩く音を表した「タン・ポンポン」と言う擬音語が語源となっている説が有力とか。
釧路で見ることができるタンポポの種類はどれくらいあるのでしょう?
セイヨウタンポポ、エゾタンポポ(シコタンタンポポ)など。日本の在来種を総称してニホンタンポポと呼ぶそう。
釧路で見かけるタンポポを調べたところ、セイヨウタンポポがほとんどと境氏。
中にはお化けタンポポと呼ばれるものもあるそうです。これは帯化、石化とも呼ばれるそうです。
2つ3つが一つになったタンポポ、茎はベルトのように太く、帯状に。上の右2枚の写真がそうです。
タンポポの花びらは一体何枚だったのでしょう?
それは放送をお聞きいただいてからのお楽しみ・・・とさせていただきます。

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今回は「空中写真」について。空中写真とは、航空写真のことです。
実は、中山氏のお子さんが、湖畔小学校に通われているのですが、学校からの便りにこんな記述がありました。
「湖畔小学校は、木村組釧路炭鉱で働く子ども達の教育のため、大正7年に開校されました。児童数85名の教育を受け持ったのは、福岡先生です。
その頃の春採湖は、今のコープ札幌中央店の辺りまで湖水が入り込んでいたらしく、福岡先生は春採湖を舟でやってきて赴任されたというのですから、
隔世の感があります。(釧路市立湖畔小学校 学校だより 三つ柏より 一部抜粋)」
そこで、当時の春採湖の広がりがわかる写真を見てみたい!!と中山氏。
もともと戦後に日本列島をアメリカがすべて航空機から撮影した画像が公開されているのをご存知だったので、もっと古い画像があるかも・・・と調査開始。
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この写真は、釧路市の春採湖周辺を上空からとった写真です。
湖の形も違い、住宅の数が全く違います。
上の左の写真は、1944年(昭和19年)9月29日に撮影されたもの
右の写真は、2015年(平成27年)7月11日に撮影されたものです。
現在、この様な写真は簡単に見ることができます。
検索サービスで「空中写真」と検索します。
国土地理院という日本の地図を作ったりする地図の基本となる全国の基準となる位置を管理しているところの中の
「地図・空中写真閲覧サービス」というホームページが表示されます。
誰でも簡単に見ることができます。
空中写真から色々なものが見えてきました。もちろん地形の変化や人々の暮らし、さらには歴史の一端ものぞくことができた感じです。

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今回は、冷凍ブルーベリーがテーマ。
コンビニで売っているもので科学実験ができるのです。
スタジオにお持ちいただいたのは、冷凍ブルーベリーとレモンともう一つ。
これがなかなか何かわかりませんでした。
理科実験で昔、リトマス試験紙がありましたが、この試薬としてブルーベリーのアントシアニンを使うということです。
酸性のものをブルーベリーの液体の中に入れると・・・
アルカリ性のものを同じくブルーベリーの液体の中に入れると・・・
どのような色に変化するのでしょう。
それが上の写真です。
実際に目の前で見ると、色の変化にビックリしました。
気軽にできる理科実験。試してみます?

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今回は、実験器具をお持ちになっての収録。
空気中の二酸化炭素や酸素を測る気体採取器というものです。
現在は、小学校の授業でも使われるようになっているそうです。
このスタジオの二酸化炭素の濃度を測ることからスタートです。
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上の図は左がハワイ マウナロア観測所の1958年から60年間にわたり観測されている数値をグラフ化したものです。
見事に右肩あがりになっているのがわかります。この数値が今年の4月に410ppmを超えたと話題になりました。
そしてその右横が80万年前から観測されている南極での数値。
南極では、雪が圧縮されて氷になり、その氷の中に閉じ込められている気泡を分析して観測するそうです。
そして、その右横が、日本の根室 落石岬にあるステーション。
ここでも二酸化炭素の数値を1時間ごとに観測しています。
その数値も右肩上がりです。さらにほぼ410ppmという数値。
一体二酸化炭素の濃度が上がるとどうなるのでしょう?皆さんご存知の様に地球の気温が上昇するのです。
そのため、なるべく車を使わない、節電など・・・・・
私たちが身近でできることから取り組まなければならないという事がこのグラフから見てとれるのです。

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05255.jpg今回は砂がテーマです。
まず砂の定義から・・・
粒径2mmから1/16mmの岩片のこと。
2mm以上の礫、1/16mm以下のシルドと区別。
海岸の砂は硬いもの。柔らかいものは泥に・・・。
ということで、世界の砂で美しいものをまずはご紹介。グリーンでキラキラ光っています。まるで宝石。
これはハワイグリーンサンドビーチのもの、ペリドットがたくさん含まれています。
大昔に起こった火山の噴火で、Pu‘u Mahana という火山錐を形成。
それが含んでいた橄欖石が波で洗われていく過程で砂浜になったとか。
北海道の砂は、川の上流、海岸の地質に影響されています。
釧路は大きく2つに分かれています。釧路川を挟んで、西側は砂浜が多いですね。
こちらには釧路川、阿寒川、庶路川、茶路川があります。
それに対し、東側には大きな川がありません。いわゆる奇岩絶壁の海岸です。
砂浜はあったのでしょうか?
確かに桂恋、興津周辺などに砂浜は少しありますね。そこの砂の色はどんな色だったでしょう?
・・・・・
北海道の砂はだいたい白と黒とグレーのものが混ざっているものが多い感じです。
その粒の大きさに違いはありますが。
釧路の東側の海岸の砂、色は茶色でした。赤茶色という感じでしょうか。
知らなかった〜という方が多いのではないでしょうか。
境氏曰く「釧路の西側の海岸で撮る夕日と、東側の海岸で撮る夕日、色はもしかすると違って見えるかもしれませんね。」

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IMG_2136.jpg 今回は災害の監視についてのお話しです。
2年前の8月、北海道に3つの台風が上陸し、大きな被害を及ぼしました。また、今年3月には大量の水を含んだ雪崩=雪泥流に巻き込まれる事故がありました。
これからこの様な災害は多くなのでしょうか?
現状としては、北海道の降水量は1時間に降った降水量の多かった日(短時間雨量)を調べると、増加しています。
台風も雨のもととなる水蒸気が供給されやすい太平洋側から北海道に上陸する台風が増えています。
海水の温度もわずかですが上昇していることを考えると、ある特定の日に、集中して雨を降らすということが、
北海道でも多くなってきているそう。
地球の気候がこのまま温暖化に向かえば、短時間に多くの雨が降ることが北海道でも増えると考えられるとのこと。
さて、地球観測ということでは、例えば人工衛星で、この様な災害をどう観測しているのでしょう?
災害が起こる前は、例えば、雨を降らす雲の状態を観測することや、これまでの災害をふまえて、今後災害が起こる可能性のある場所をみつけることが考えられます。
雨を降らす雲の観測は、気象観測衛星「ひまわり」で詳細に行われています。
災害が起こる可能性のある場所をみつけるということでは、地上の起伏の情報から雨が降った後の水の流れをシュミレーションすることができるでしょう。
災害が起こった後は、広い範囲を見ることができる人工衛星が活躍します。
一番気になる災害が起こる直前の状態を検知することはできるのかどうか・・・ですが、
人工衛星では、気象衛星の様に人間の目で見るような綺麗な状態では見ることはできません。
気候が変わってきたと言われる昨今、今まで想像しなかったことが起こる可能性はどこに住んでいてもあるというのは、事実の様です。


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今回はカリンバ・・・
ご存知ですか?フォークを使っていてふと閃いた境氏。
スタジオにたくさんの自作のカリンバをお持ちくださいました。
そもそも音の要素は、音の大きさ・高さ・音色。
大きさはわかりますよね。高さは、音の波長を変えていくと音の高さが変わります。
カリンバを作るためにまず、台となる板と割り箸を用意。
そこにヘアピンなどを挟み込み、長さを調整し、音を出してみました。
材料を変えて、色々と試しましたが、音が反響しません。
・・・・・ということで、今度は反響板にペットボトルを用意してみました。少しだけ音が変わった感じがします。
身近にある素材で、カリンバもどきの楽器ができる!!面白い発見です。やはり音って面白い!!収録をおえた二人の感想です。

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気候変動観測衛星「しきさい」が送ってきた画像です。
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上の左の画像は、人の目が見たものとほぼ同じ、流氷の様子。雲と氷が入り混じっています。
右の画像は、雲と氷を見分けられる波長帯を用いたものです。茶色の部分が海、海氷が青っぽい色で、雪や雲などが白く見えます。
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上の左の画像は、水中のプランクトンなどによる濃度差によって生じる僅かな色の違いを捉えています。
右の画像は、針葉樹と落葉樹の分布が色の違いによって観測することが可能。
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この左の画像は、エアロゾル(大気中の微粒子)が色の違いによって表示されています。
簡単にいうと、どこが、どのくらい、空気が汚れているのかが一目瞭然にわかります。
この様に、「しきさい」は、地上気温・海面水位・積雪面積・海氷面積・環境変化などなど
気候変動を予測するため、より予測の精度を高めるためのデータを集めているのです。


より詳しい情報は・・・
http://www.jaxa.jp/projects/sat/gcom_c/index_j.html
こちらに「しきさい」の色々が載っていますので、チェックしてみてください。




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今回は押葉の保存方法について。
綺麗だな〜と葉っぱを拾って、新聞紙に挟んで、上から重い本を乗せて・・・。
こんな経験どなたでもあると思います。
そのうちどこにいったのかわからなくなったり、いつのまにかゴミになってしまったり。
でも綺麗な状態で簡単に保存できる方法があるのです。
・ラミネーター・・・これは家に機械がないとはじまりません。
・レジンで固める・・・100円ショップで売っていますが、たくさん使うとちょっとお高い感じです。
そこで、もっと簡単にできる方法を伺いました。
用意するのは、木工用ボンドと水。木工用ボンド3に対し、水1。これが良いそうです。
少し緩めにした木工用ボンドを用意し、押葉をパックする感じで白くします。そして乾燥させるだけ。
綺麗な色も出て、葉が粉々になる心配もなくなります。
「アッ。あそこに確か押葉あったはず・・」という方、ぜひ試してみてくださいね。
境氏は、これをつなげて のれん、モビールなどなど、その使い方を今考え中とのことでした。

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