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2020.0925 O.A 釧路市立美術館 武束学芸員「古民家を考える」 [motto museum]

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以前にもご実家が登録有形文化財というお話しを伺いましたが、その建物が崩れてきた〜というお話し。古民家とは、日本の住居のうち、建築年数がかなり経過した民家のこと。 ただし、具体的かつ明確な定義は存在しないそう。一般的には築50年以上のものをいうそうです。彼女の実家は築300年ほど。ここで問題になるのが耐震性。リフォームをするにしてもその時にハードルとなるのが壁の量なのだとか。壁がどれだけあるのかが基準になっているそうです。大昔の建築物は揺れと一緒に建物が揺れ、瓦を落とします。その後壁を落とし、最後には骨組みが残るという感じ。全く現在の建築法とは真逆の様です。現在、全国では古民家を利用したカフェやレンタルスペース、また地方の活性化にもつながっている事例があります。そこで武束氏はリフォームを考えたそう。ただ、木造家屋は30年以上経つとその資産価値がないということ、リフォームにはそれ相当の料金がかかるということ、また解体するにしても大変という事実が見えてきました。実家の破損状況は、内壁が大人の女性の2倍ほどの大きさで、厚さが80cmほど。結構な大きさで、少しずつ範囲が広がっているそうです。色々調べた結果、古民家鑑定士という資格があることを知ります。それは古民家の評価をすることを目的に創設された資格。築50年以上の日本の住宅で使われていた伝統的な構法に在来工法を理解し、そこに使用される伝統的な資材に精通し、古民家で培われた日本の気候風土に合った持続可能な住環境を次世代に継承していく為の知識と経験を兼ね備える為のもの。まずはそれを取得して自分の家を鑑定したいと。その決意表明でした。
https://k-bijutsukan.net/

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