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2020.0228 O.A 釧路市立博物館 貞國学芸員 「本から伝わるカラスの注目度」 [motto museum]

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カラスが本当に大好きな貞國氏のカラス愛がたっぷり感じられる収録でした。スタジオにはカラスに関する本をたくさんお持ちいただきましたが、それにしてもカラス絡みの本がたくさんあるものです。もちろん専門書のほかに、児童書、童謡、絵本、小説、漫画等々。中にはカラスの雑誌を自費製作しているところもあるそうです。貞國氏曰く「店頭に並ぶ鳥の本の数でいえば一番多いのでは?」とのこと。インターネットで検索をしても「スズメ 本」でヒットするのが473万件、「カラス 本」でヒットするのが1080万件。スズメにしてもカラスにしても確かに私たちにとって身近な鳥ですが、カラスの方が題材にされやすい何かがあるのでしょう。イメージとしてはダークヒーロー的な感じではあると思うのですが・・・。「見ていて飽きない。研究としては広く深くできる幅がある。他の鳥よりもよりやれる事が多い。行動がはっきりしていて仕草の意図を読み取れる。観察対象として面白い」と貞國氏。さて、有名なカラスのうた「七つの子」は多くの方がご存知ですよね。カラスは7羽の子供を生むの?とよく聞かれるそうです。実はカラスは一度に3~5個の卵しか産まないので、多くても5羽。では嘘なのかしら?これにはエピソードがあるそう。作詞は野口雨情。彼は家庭を持っていましたが、仕事等の関係で家族と一緒に暮らしている時期が少なかったそうです。でもある時期、実家の茨木の山で息子と一緒に山仕事をしていました。当時、息子は7歳。夕方になるとカラスがねぐらの山へ帰っていく姿を見て、カラスは子のために毎日家に帰っていくのだろうか・・という思いから、自分もそうありたいが出来ず、寂しいという気持ちをうたに込めたそう。ですから七つの子は7羽の子ではなく、雨情の7歳の息子を指しているのでは・・とおっしゃっていました。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

2020.0227 O.A 洋楽(STIEVIE WONDER 特集) [chord5]

・Isn’t She Lovely
・Sir Duke
・Lately
・Master Blaster
・I Just Called To Say I Love You
~今夜の洋楽編は、STIEVIE WONDER 特集です。
洋楽編、セレクトしていただいたのはToshi氏。
出演もToshi氏とmidoriでお送りします。

2020.0227 O.A 「マルディグラ」 [various story]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

山火事はどうやら鎮静モードに入ったみたいです。野生動物たちが犠牲になったりしているニュースに心を痛めた方も多かったでしょう。
2月上旬にまとまった雨が降り、全国的に沈静化したそうです。まずは何よりです。
さて、2月29日に、世界最大級のLGBTのパレードが行われるそうで、その話題をメインにお聞きしました。
1978年から始まったそうですが、実は当時はデモ行進からのスタートだったそう。50人ほどの逮捕者も出たのだとか・・・。
毎年恒例のイベント、シドニー・ゲイアンドレズビアン・マルディ・グラ パレードほど情熱的な人々が集まる場所はないのだそう。
パレードに参加する人たちは去年は16500人。世界中から50万人の見物客が集まったそうです。
夜19:30から23:00くらいまで市内を歩くそう。約200グループが参加し、山車の様なものも出て、その上でダンスをしながらのパレード。
全長3kmを練り歩く?踊るそうです。楽しそう。
まさに弾ける感じのパレード。とにかく出ている方々が楽しそうとのこと。ポリスマンが制服で参加したり、それぞれ趣向を凝らした服装で参加しているのです。
今年は2月14日から始まり、性教育の講座的なものがあったり、コンサートや演劇もあるそうで、ラストがパレードということ。
パレードの後にはパーティも有料であるそう。
そのパーティには以前は、シンディローパーやボーイジョージ、オリビアニュートンジョン、故ジョージマイケルも参加したことがあるそうです。
今年は42回目。一度は参加してみたいと考えている鈴木氏ですが、すでにチケットは完売状態。
それだけ人気のイベントの様です。「見るよりも出る方が楽しいイベントですね。」と。
確かにその様です。詳しいことは・・・https://www.mardigras.org.au/でご確認ください。
ホームページを見ているとシドニーに行ってみたい!!と思ってしまう私でした。
※写真は、シドニー・ゲイ・レズビアン・マルディグラのパレード(撮影:キャサリン・グリフィス、写真提供:シドニー市)
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art and everyday whereabout [path-art]

去年2019年は海外での制作活動を・・・とおっしゃっていたのですが、仕事が忙し過ぎて、今年に持ち越しとのこと。
最近モニュメントの仕事が続いているそう。苫小牧市営球場に設置した「光の庭」スポーツ都市宣言50周年記念モニュメント。
そして、苫小牧港開発株式会社60周年記念モニュメント「初志」。続いて、株式会社ナチュラルサイエンス虎杖浜工場ナチュの森に設置した「エターナルリング」。
昨年末に開催した個展「きのうと違う川」に出品した「場の彫刻 VIII」。金の柱を立てたそうです。
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下段、3枚の写真は、樽前arty2019「芸術祭のしまい方〜100年先の未来へ」の風景。
教室でのワークショップや地元で活動する養蜂家、樹医さん、会場となる樽前小学校の公務補さんなどのレクチャーがあったそうです。
レクチャーの横でアートの展示やワークショップも同時に行いました。
作家活動をしながら、同時に2004年から続けている樽前arty。
アートの枠を飛び越えて、様々な方と協力し合い、面白くためになる企画を発信し続けています。
当初はワークショップ的な感じだったのですが、現在では、進化・変化・拡張をしている感じでしょうか。
芸術というものとともに、その伝え方、見せ方を常に模索していると。
芸術だけではなく、人の生き方や暮らし方を見つめ直すものがあるのでは?という気づきだったり、何かを提案できたら・・・と。
何と言っても彼の制作のコンセプトは「生と死」。ですからそこに共通する何かは芸術に限ったことではないのかもしれません。
今年はパリ、シカゴ、台湾等々、去年のリベンジ?で海外での展示や制作が目白押しの様です。
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※尚、写真は藤沢レオ氏からお借りしました。

2020.0221 O.A 釧路市立美術館 武束学芸員「決着をつけたい?!美術作品の解釈の相違と謎」 [motto museum]

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美術作品の内容について、学芸員によって意見が違うことがあるという作品たちの紹介です。まずは、皆さんもご覧になったことがあると思います。釧路プリンスホテルの前にあるブロンズ像。花を抱えた少女が一羽の羽ばたく鳥の上に佇んでいます。両翼の幅は2mを超える大きなもの。問題はその鳥が白鳥か丹頂かという話。武束氏は丹頂と思うそうですが、それは丹頂の頭の赤い部分が再現されているから。白鳥だと思う説は、丹頂にしてはくちばしが短く、首も短いという点。両方の特徴を併せ持った鳥に見えてきます。作者は本間武男。彼は版画家ですが、その作品はホテル内でも見ることができます。そして収蔵作品の中から2点。一つは油彩画の「猫はねこ」タイトルも変わっていますが、問題はそこに猫が何匹描かれているかという点です。しっかりと描かれているのは3匹。色が薄く足がない猫が1匹に見えます。作者は柬理次良。武束氏曰く、薄い色の猫は作品の中に描かれた猫ではないか?と。その根拠は画家のサイン。通常は作品の下方に入れるのですが、この作品のサインは、問題の猫の下に描かれているから。他の意見としては、薄い色の猫が描かれているのは透けて見えているのではないか?作者にだけ見えているのではないか?等々。さらにこの作品には2羽の小鳥が描かれています。室内に一緒にいても良いもの?疑問が絶えません。もう1点の収蔵作品油彩画の「赤心片々」作者は高塚省吾。彼はボーイッシュかつスタイリッシュな裸婦を描くことで絶大な人気を誇った洋画家です。この作品、女性の左腕が2本描かれています。そこには女性の動きを表している、後ろに女性がもう1人いる、画家の想像物と・・諸説色々。決着つけたい様でつけられない、つけたくない・・・そんな武束氏の心の動きが見えました。
https://k-bijutsukan.net/

2020.0229 O.A special(おやじバンドdance&beer party特集) [chord5]

今週のchord5はスペシャルでお送りします。
FMくしろプレゼンツ 「おやじバンド dance&beer party2020」の開催直前。
今年は2月23日開催!!3組のバンドがご出演になります。
そこでchord5では、出演バンドの皆さんにご出演いただき、おやじバンドdance&beer partyに対する思いや意気込みを伺います。
出演バンドはLIme Light、ザ・ギャラクシー、The 11+の皆さんです。
・古い日記 / 和田アキ子
・My sharona / The Knack
・ドライビング ギター / THE Ventures
・House of the Rising Sun / THE Ventures
・ラ・セゾン / アン・ルイス
・ジュリアに傷心 / チェッカーズ
の予定です。

2020.0220 O.A 「アルバムリリース後の心境吐露」 [various story]

江畑兵衛さん(TRIPLANE)
http://www.triplane.jp/

ニューアルバムリリースが1月29日にあり、3月中旬からスタートするツアーまでの間、現在はインストアライブやメディアへの告知等の日々。
いつものこととおっしゃっていましたが、リリースまではバタバタの日々で、アルバムの出来については冷静に聞くことができずに終わってしまうそうです。
現在は、少し俯瞰できているかな?と。今回はメンバーの意見を聞いたり、ライブを意識してアルバムを作ったとおっしゃっていましたので、
そのあたりをお聞きしてみました。
「メンバーの意見を聞きすぎた?聞こうとし過ぎた自分のせいかも。自分の主張を納得する前に取り入れようと、噛み砕かずに反応してしまった感じかな。
自分の中での納得度合いとしては。」と。
決してそれが良かったとか悪かったとかいう問題ではなく、正直な今の気持ちを伝えてくださいました。
作り上げた曲はツアーが終わるまでわからないのだそう。なぜならライブを繰り返すうちに化ける曲というのがあるそう。
誰が・・何がというものではなく、一夜限りを繰り返すことでメンバーでうねるように、感じ合いながら変化していくそうです。
メンバーの乗り方、リズムの取り方、会場の空間、お客さんの反応等々で、自分たちが意図じゃない何かがそうさせるのだとか。
それが楽しみでも醍醐味でもあるんですね。
今回のツアーライブは4月29日の札幌がラスト。その時にどうなっているのか・・・それは誰にも今の段階ではわからないのです。
※写真は江畑兵衛氏からお借りしました。
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wind ear [path-art]

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どんな音が聞こえるかな?
もし風に耳があったら、私たち人間のおしゃべりを聞いているのかな?
このwind earには「耳」と「穂」の意味があるそうです。確かに稲穂が風に揺れる感じがしますね。
半谷学氏は不要なモノがもつ「負のイメージ」も視点をかえることで「美のイメージ」になると今までにも様々な作品を制作なさっています。
何度もインタビューをさせていただきましたが、今回はジュエリーアイス との競演。
さらに第一形態から第四形態までを考えての展開。私がお邪魔した時は第一形態の時でした。
自然と上手に付き合っている丁寧な作品を拝見して、「半谷さんらしいな・・」と思いました。
徐々に自然の中で変化する作品群はジュエリーアイス とともに会場で静かに佇んでいます。
半谷氏からメッセージをいただきました。
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作品「風の耳 : Wind Ear」:ジュエリーアイスが発生する豊頃で「生きるために尽すこと」の世界観を楽しんでいただきます。
冬に太平洋から吹く風と十勝川がもたらす氷塊は、どちらも冬の豊頃町が厳しい環境であることを象徴するものです。
しかしそれらを「美しい」と感じて「楽しもう」とする心は、人々に与えられた尊い性質の一つではないでしょうか。
困難を笑顔で越えてゆく試みが強さと優しさから生み出されたものであるかぎり、私たちはそれがある場所に惹かれます。
どのような状況であっても、全てを出しきって何かを生み出そうとする人々がそこで暮らしているからです。
私の作品「風の耳 : Wind Ear」は、世界中からジュエリーアイスを見に訪れる皆さんと地元の皆さんと結びつけるための「装置」であることを願っています。
会期中に形が変化をすることも楽しんでいただけたら幸いです。   半谷学
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※尚、第二形態の写真は半谷学氏からお借りしました。
(Jewelry Ice Art 2020 WIND EAR は3/8まで豊頃町 大津海岸 ジュエリーアイス の会場で開催中)

2020.0214 O.A 釧路市埋蔵文化財調査センター 高橋学芸員 「名は体を表す。ではなくわからない石器たち」 [motto museum]

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石器には石槍、石斧、たたき石等名前を聞いて用途がわかるものと、名前を聞いただけではどの様な使い方をするのかわからないものがある。ということで、今回はそのお話しです。
まず、独鈷石。これは左右対称の形をしていて、見方によってはエイが泳いでいる感じにも見えるものです。実は密教仏具の一つの独鈷に似ているといういう事で名付けられたそう。ツルハシ型石器とも言われ、穴掘り具の用途の他に、使用痕のない石器もあるそうで、祭事用の器具に用途が変わっていったとも考えられるそうです。次は、石匙。石のスプーンと書くのですが、これは刃物。細長い丸みを帯びた外形をスプーンに例えたとのこと。形は様々。縦長、横長、三角形型等々。一般的にはつまみ状の突起を持ち、そこに柄をつけて使ったそう。また、紐をつけて携帯用万能ナイフとして使ったと考えられているそうです。そして石冠。もちろん頭にのせるものではありません。横から見ると下部の幅に対して上部にいくほど幅が狭くなり、台形やくびれを持つもの、上部が丸みを帯びたものなど、その形から冠と呼ばれた石器。おそらく祭事の儀礼用に使われたとする考えが一般的だそうです。それに対して北海道式石冠というものがあります。こちらは形は石冠に似ているのですが、用途が違い、たたき石、すり石等の実用品と考えられているそう。最後は枕石。枕状の形をした石製品。大きさも枕くらい。もちろん枕としては使っていないと。一辺にえぐりを持ち、渦巻き状の文様が沈刻や浮き彫りの文様として施されています。おそらく儀礼的なものとして使われていたと考えられています。今回ご紹介いただいたのは基本的には縄文時代のもの。多くは見た目から似た外形の他の器物に例えられるために、用途がよくわからなくなる石器の話でした。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/maibun/shisetsu/1001.html

2020.0213 O.A 邦楽 [chord5]

・青春貴族 / 中村雅俊
・表参道軟派ストリート / 水谷豊
・夜を駆ける想い / 舘ひろし
・孤独のバラード ベンゼン星人のテーマ / 鹿賀丈史
・もしもピアノが弾けたなら / 西田敏行
~今回は邦楽一般。
セレクトは松谷氏。出演は、松谷氏 & midoriでお送りします。

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