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2019.0516 O.A 「よくできてる・・・!」 [various story]

日高哲二さん(自然ガイド&ポロト案内舎オーナー)
http://poroto.la.coocan.jp/

「今は自然から目が離せない時期ですよ〜」確かに鳥達は元気に飛び回り、植物も芽吹き始めています。
桜が咲き始めの頃、山を見るとピンクに色づいているのがよく見えたりしますよね。でもまとまって咲いているヤマザクラを見たことがありません。
どうしてなのでしょう?桜の木の下、地面の中に桜が好きな細菌が増えるそうです。桜のことが大好きな細菌です。
ですからタネが落ちても細菌が食べてしまい、そこでは桜が育たないということ。
鳥に遠くに運んでもらい、新たな場所で桜は大きくなるということの様です。
考えて見るとよくできているというお話し。
さらに今の時期はサケの稚魚が海に向かって体を慣らしている時期です。
カワアイサのヒナも出てくる、タンチョウのヒナも出てくる、ユリカモメの群れもたくさんやってくる・・そんな時期です。
ということは、サケの稚魚はそれぞれのヒナたちにとって餌になるということ。
短期間集中で狙われるのです。この様な動植物は一度にたくさん生まれる様にしているそうです。
これもよくできているというお話しです。
これからのシーズン、ヤナギも大量のタネを撒き散らすそう。
綿毛の中にたくさんの小さな黒いタネがあり、それがフワフワと飛んでいくのをご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ミズナラのタネは少ない方と。ドングリですね。大事に大事に栄養を与えて育てるのです。
お米や小麦、トウモロコシなどは人を利用して全世界に分布しています。
逆の立場から考えて見ると面白いですね。
とにかく・・・早起きしてウォーキングしながら鳥の声に癒され、自分も健康になる!!には最高の季節ですね。


modern anubis・・・ [path-art]

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オートマタ、西洋のからくり人形、自動で動く機械仕掛けの人形のことを言います。
イギリスの現代オートマタに焦点を集めた作品展です。
その中でも有名なポール・スプーナーの作品は、ユーモラスな人形の表情やからくり自体を見せてしまう、それさえもが造形美と言える美しさを持っています。
メインモチーフとも言えるのがアヌビス。黒い長い耳を持った・・・
エジプト神話に登場する冥界の神です。エジプトの中でも比較的に古い時期から崇拝されていたミイラづくりの神。
ところが現代のアヌビスはとっても美的感覚に溢れ、フィットネスに通います。
そこで肉体美が出来上がると脚を見せたくなってスカートをはいたりします。
さらにおしゃれをしてパリのモンパルナスに出かけてお茶を飲んだりします。
とても人間臭いアヌビス、見ていても飽きることがありません。
そのイラストもじっくりご覧ください。スプーナー氏にとって描かれた絵はアイディアスケッチ。
ですからここが始まりなのです。もちろんスケッチからオートマタにならないものもあるそうです。
一つ一つのオートマタにはストーリーが展開されています。
キャラクターの表情の変化、その動き、奇想天外な結末・・・などなど。
そしてもちろん全体の造形美も見逃せません。
深い大人の世界がそこにはあるのでは?と思ってしまう方は決して少なくないのではと想像するのです。
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(英国自動人形展は6/23まで釧路市立美術館で開催中)

2019.0510 O.A 釧路市立美術館 武束学芸員 「イギリス炭鉱町の画家たちのこと」 [motto museum]

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観劇も趣味とおっしゃる武束氏。気になっている劇団が民芸。鑑賞した後で予告の場面で気になった作品が「炭鉱の絵描きたち」。そこから火がつき調査開始。すると「イングランド炭鉱町の画家たち」という本も出版されたのです。実はイギリス北東部、炭鉱町として栄えたアシントン。かつてここに働く男たちの画家集団、アシントン・グループが存在しました。たくさんの人々が集まり文化講座的なものが開催され、その発展の先に美術講座があったのです。美術講座には鉱夫をはじめ、炭鉱に深い関わりのある人々が参加しました。その講師と男たちは、美術制作の歓びを通して長きにわたる友情を育み、アシントン・グループの作品はやがてイギリス美術界で独特の位置を占めるようになっていきます。そして、現在では美術館まで設立されたのです。講師の言葉に「彼らは、美術作品において何が正しいのかを教わるより、なぜそれが正しいとされているのか、自分たちなりに理解したいと思っていた。言ってみれば自分自身の物の見方を身につけたかったのだ。」とあります。この言葉に武束氏は美術の根源を感じたそうです。彼らの描く絵はどんな感じだったのでしょう。もちろん自分たちの働いている姿もあるのですが、楽しく生活する家の中での様子や自分たちが住んでいる街の様子、中には抽象的な作品もあるそうです。炭鉱をテーマにした作品は沢山あります。ただ、実際に働いていない人が描く炭鉱の絵と、実際に働いている方が描く炭鉱の絵には大きな違いがあるのです。「鉱夫は自然と戦ってる、まわりのこの自然すべてと、それだけじゃなくて、何百万年も前にできたものと、だ。俺が描いたのはそんな生活さ」とはある鉱夫画家の言葉。釧路にも通じるものを感じるアシントン・グループ。いつの日かこの作品展を釧路でもやってみたいと夢見る武束氏でした。
https://k-bijutsukan.net/

2019.0509 O.A BAND [chord5]

・Lady / BBA
・Superstition / BBA
・Sweet Sweet Surrender / BBA
・Why Should I Care / BBA
・I'm So Proud / BBA
~今回のバンド編、BBA(Beck Bogerd & Appice) 特集です。
セレクトは河口氏。今回の出演は、河口氏&midoriでお送りします。

2019.0509 O.A 「教えることは大変!」 [various story]

林田健司さん
http://hayashidakenji.com/#!/home

すっかり夏模様の石垣島から。いつも素敵な南国の写真をアップされている健司氏。
青い海に青い空。やっぱり北海道とは違う風景だわ〜なんて思っていたのですが、実は1日中快晴ということはほとんどないそう。
突然雨が降ってきたり、曇っていたと思ったら急に晴れ間が見えたり。
海の色が綺麗に見えるのはやはり太陽のおかげなんですね。確かに釧路の海もエメラルドグリーンに見えるときもありますものね。
さて、大型連休は関係なく毎日お仕事をなさっていたそうで、今は島の子供たちにギターを教えたり、歌を教えたりなさっているそうです。
ライブやレコーディング、曲作り、アレンジ等々。ほぼプロデューサーとして動かれています。
ご自身が教わった経験がないので、どう教えて良いのか手探り状態とのこと。
でも特に高校生は覚えが早く、言ったことはちゃんと守り、すぐに次回のステージで結果を出すという感じとか。
健司氏も「本当にこのやり方で良いのか?」と迷うこともあるそうですが、子供達がちゃんと応えてくれているので、その心配はしなくても良さそうですね。
ただ、どんなことも正解というのは一つではないので、慎重になっている健司氏のお人柄が垣間見ることのできるお話しでした。
「自分で演奏している方が楽しいし、疲れないですよ〜」とおっしゃっていたので、全身全霊を傾けて教えていらっしゃるのでしょう。
「あっという間に4時間が経っちゃうんですよ。高校生は体力もあるから元気いっぱいで、いつまでも練習をしようと頑張るし・・・」
それにしても健司氏にギターや歌を教えてもらうなんて、なんて羨ましい!!
ギターはなんとなくわかる感じもするのですが、歌を教えることは、とても難しそうです。
ヴォイストレーニングはあくまでトレーニングなので、歌をうたう事とは違うそう。
「次回は海辺でリポートできたら良いですね」なんておっしゃっていましたので、石垣島の空気を電波を通して感じることができるかもしれません。
お天気が良いこと、風がないことを祈ります・・・(笑)


globe as a palette [path-art]

帯美 球体2.jpg 帯美球体1.jpg 帯美球体3.jpg 帯美球体4.jpg
多種多様な人々が暮らすこの地球。
考え方、文化、民族等が違っても、それぞれがお互いに認めあったり、尊重し、しかしそれゆえにいがみ合ったりということもあります。
人々が隣りあい混じり合うさまを絵の具のパレットに見立てると、
現代美術は、地球という「球体のパレット」から色をすくい取り表現するということになるのかもしれません。
タグチ・アートコレクションは田口氏親子2代にわたり、アジア・アメリカ・アフリカ・中東・ヨーロッパ各国の現代アートをメインに集められたものだそうです。
その数は現在、約470点。その中から今回は厳選された65点ほどが展示されています。
世界中の現代アートが凝縮されて・・・楽しむことができます。
数点ご紹介いただいた中からここでも1点をご紹介。
告知一森<ティファニー>:照屋勇賢
トイレットペーパーの芯や紙袋など、日用品や身近なものを用いて作品を生み出すのが特徴です。
代表作のシリーズの中の1作です。シリーズでは、有名ブランドの紙袋やファストフード店の紙袋に切り込みを入れ、木の形を作り出しました。
ひっそりと佇む小さな木は、細かい切り込みによる精緻な造形と、
袋の外から差し込む光で、まるでおとぎ話の様な幻想的な雰囲気を醸し出しています。
でも視点を変えると、そこには私たちの日常に潜む大量消費や森林伐採という環境問題が示唆されているのです。
木を原材料とする紙を用いて木をかたどる。
そこに豊かな発想力と、環境サイクルへの眼差しを見ることができる・・・そんな作品です。
他にもじっくりと作品と対峙して自分自身と向き合うことのできる作品たちばかりが並んでいます。
独創的、機知とユーモアに富むアートが語りかけてくる「今」をあなたも感じてみませんか?
※尚、写真は北海道立帯広美術館 野田佳奈子氏からお借りしました。
(タグチ・アートコレクション 球体のパレットは6/19まで北海道立帯広美術館で開催中)

2019.0503 O.A 釧路市埋蔵文化財調査センター 澤田学芸員 「昔の人の衣食住って?」 [motto museum]

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新しい生活環境に慣れて来た方も多い頃でしょうか。あらためて、縄文土器の文様大好きおじさんと自己紹介をして下さった澤田氏。さて、生活環境が変わってやる事と言えば、まず住む家探し。そして生活用品や食べ物を売っている場所の確認。さらにごみ収集日の確認。衣食住に関していえば今も昔もあまり変わりはないですよね。縄文人の衣は獣の毛皮や植物を使ったものが多かったと予想されますが、不明な部分も多いそうです。食は、鹿・猪・鳥などの肉類、魚・貝、ドングリ・クリ・トチの実などの堅果類などを食べていたそう。さらに住むところに関しては、竪穴住居・掘立柱建物跡が残っています。竪穴住居については、道東でも擦文時代の竪穴住居跡等が埋まりきらずにくぼ地として残っている場所もあります。例えば史跡春採台地竪穴群や北斗遺跡がそうです。野山を散策される方は見た事があるかもしれません。石器や土器の様な生活用具、貝塚、狩猟用の落とし穴、貯蔵用の穴、お祭りの道具、お墓等々から縄文人の生活事情を窺い知ることができるのです。動物質・植物質のものは発掘調査からはほとんど出土しないそうです。貝塚は昔の人のゴミ捨て場。貝殻の炭酸カルシウムによって土壌が中和され、通常の遺跡では残りにくい人骨や獣骨などが残存している場合もあります。釧路市東釧路貝塚や釧路町テンネル貝塚などがそうなのだとか。貝塚から、当時の人が何を食べていたのか?当時の周辺にはどのような生き物がいたのか?などを想像することができるのです。もしかすると当時の貝塚ってゴミ捨て場だとしたら匂いもしたのかしら?なんて。現在の東釧路の貝塚公園、今は匂いこそしませんが、実際にその場所に立ち、当時の様子を想像してみるのも面白いかもしれません。「考古学はイメージです。」と澤田氏。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/maibun/shisetsu/1001.html

2019.0502 O.A 邦楽(TV・アニメ曲特集) [chord5]

・Hold on me / 土曜グランド劇場「結婚物語」主題歌
・GLORIA / フジTV系ドラマ「同級生」主題歌
・ENDLESS RAIN / 映画「ZIPANG」テーマ曲
・君がいない / 日テレ系ドラマ「彼女の嫌いな彼女」主題歌
・Dear My Friend / スリムビューティーハウス・メナード CM曲
・MajiでKoiする5秒前 / NTT・docomoポケベル CM曲
~今回の邦楽は平成直前から駆け抜けたTVドラマ・映画・CM曲特集です。
曲のセレクトはもちろん!斎藤氏です。

2019.0502 O.A 「シドニーから・・・はじめまして!」 [various story]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

今回からオーストラリア シドニー在住の鈴木さんに登場いただきました。
彼は釧路出身、大学時代は東京で過ごし、1997年からはシドニーに。
「もう釧路にいるよりも長くここで過ごしています。」なんておっしゃっていました。
今年で22年。長い間に変わったことは何でしょう?一番は人口が増えたことと、物価が上がったこと。
当初は日本の方が物価が高く、オーストラリアはモノが安いイメージだったのですが、今ではそれが逆転してしまったみたいです。
シドニーの人口が現在約550万人、メルボルンが約500万人。様々な国から移住してきているとのこと。
多文化の国です。2000年のシドニーオリンピックが開催されてから増えた感じがするとおっしゃっていました。
逆に変わらないことは・・・彼の個人的なお話しですが「スーパーや百貨店で購買意欲がわかない」こと。
日本と比べると、一つの商品に対して種類が少ないそうです。例えばコンビニを見ても、日本ですとお茶一つをとっても様々な会社から色々な商品がたくさん出ています。
それがあまりないということなのです。「買いたいものがないので、スーパーではお肉とか野菜とかしか買わない感じ・・・」と。
さて、実は今年の10月26日であの有名なエアーズロックが登山禁止になるそうです。
オーストラリア大陸のほぼ中心に位置し、世界最大の大きさを誇る一枚岩エアーズロック。現地では「ウルル」と呼ばれることが多いそうです。
オーストラリアの先住民アボリジニの聖地として崇拝され、今もなお古代文化が根強く残っているところです。
今までにも登山ができない時があったのですが、今回は期間限定ではないそうです。
彼は息子さんにも経験させたいということで、登山を決意したそうです。以前一度登山にチャレンジしたことがあったそうですが、その時は風が強くてNGだったそう。
もし今回登山が成功したら最初で最後のエアーズロック体験になるんですね。
今後はオーストラリアの文化や歴史、生活などなど色々なことを伺っていきたいと思っています。

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