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2019.0628 O.A 釧路市立博物館 貞國学芸員 「カラスよもやま話」 [motto museum]

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ヒトが狩猟をしていた昔々からカラスはヒトを利用していたそうです。ヒトがとった獲物の残りを食べたり、余り物を狙っていたそうで、今も変わらない姿がそこにはあったそうです。カラスはヒナが飛べる様になるまでに2ヶ月。まずは運動能力が備わり、生きていく能力、知能が備わるまでに1年ほどかかるそう。カラスを研究している貞國氏が思うカラスの生態ですごいと思うのは、やはり記憶力が良い事。お腹がいっぱいになり、でもエサがある時には食べ物を色々なところに隠すそうです。例えば、パンや魚や木の実などを電柱のカバーに挟んでとか、屋根の隙間とか、雪山に入れたりするそうです。それを覚えているそうですが、たまに「あれ?ここに入れたのに・・」と探す姿も見かけたとか。さらに彼らは遊びをすることでも有名です。それは生活に余裕があるからかも・・とおっしゃっていましたが、雪山を滑ったりもするそうです。仰向けで頭から滑るそう。足から滑ると足が引っかかってしまい、うまく滑ることができないから。まるで人間みたいです。さて、この時期は、カラスにとって子育ての時期なので、ヒトがカラスに襲われるというニュースを耳にしたことがある方も多いと思います。ヒトを襲うのは大体がハシブトガラスとのこと。まずは警戒行動をとるそうです。普段は澄んだ声で鳴くハシブトガラスがものすごい声で鳴いたり、木の枝や葉をつついたりする事があったら要注意。巣が近くにあるので近づかないこと。もし万が一カラスの襲撃にあったら目を見たら良いと。すると彼らは襲うことはないとか・・・。そして傘を持っていたら傘をさす。それがなければ両手を高くあげること。少しでもカラスからの襲撃を回避できるそう。そんなカラスの企画展が始まります。彼らの魅力、生態等色々な角度から身近なカラスを感じてみませんか?
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

2019.0627 O.A 邦楽(TV・アニメ曲特集) [chord5]

・ミラーマンの唄 / ミラーマン主題歌
・風よ!光よ!/ 怪傑ライオン丸主題歌
・ぼくらのバロム1 / 超人バロムワン主題歌
・嵐よ叫べ! / 変身忍者嵐主題歌
・行け!レインボーマン / レインボーマン主題歌
・アイアンキング / アイアンキング主題歌
~今回の邦楽はTV番組、特撮ヒーロー特集です。
曲のセレクトはもちろん!斎藤氏です。

2019.0627 O.A 「小さな高山植物も」 [various story]

日高哲二さん(自然ガイド&ポロト案内舎オーナー)
http://poroto.la.coocan.jp/

霧多布湿原のワタスゲの穂は今年は見事でした。そろそろそれが終わりエゾカンゾウの季節に移ります。
去年のワタスゲは振るわず・・・一昨年は綺麗で・・・
サイクルがあるのかしら?「休むのも大事なんですよ。休まないと綺麗にならないんですよ・・」なんて。
最近は、海の近くの湿原の高山植物が咲き始めているそうです。コケモモやイソツツジなど。
ものすごく小さな花を咲かせているそう。もともと北の植物なので、栄養がほとんどなく、気温も低いので大きくなれずに生きていくものだそうです。
でも寿命は長いとか。くるぶしくらいの高さにしかならず、地面にへばりつくようにして生えているのです。
ハスカップもそろそろ実をつけ始め、真っ先に食べるのがカラス。
フンの色が紫というか青のインクみたいになるので、「アッ!ハスカップを食べたな」と分かるそうです。タンチョウもハスカップを食べるそうです。
タンチョウといえば、今年のポロト沼のタンチョウは若いツルになったので、子供は難しいかなと日高氏は思っていたそうですが、どうやらヒナが生まれたそう。
5月の中旬に抱卵を始め、6月の中旬にはヒナが姿を現したそうです。
タンチョウの巣は卵を温めるだけのもので、もう巣には戻らないそうです。小鳥たちとは違いますね。
通常のタンチョウに比べると1ヶ月半ほど遅いので、エサとなるサケの稚魚もいないので、日高氏は少し心配そうでした。
でも泳ぐこともしているそうで、元気に大きく育ってほしいです。
オジロワシのヒナも巣から頭だけを確認することができたそう。もちろん遠くから望遠鏡でですが。
こちらも事故等何事もなく成長してほしいと願わずにはいられません。
今年の植物は全体的にいつもの年よりも早い感じがするとおっしゃっていました。やはり早い時に暑い時期があったことが原因かもしれません。
これから霧多布湿原は花の季節真っ盛りになります。たまに小さな高山植物にも目を配って散策してみるのも良いかもしれませんね。

enjoy my life [path-art]

IMG_6866.jpg今回は、弟子屈 山椒で開催されたKOBO展「PETER IVY+高橋みどり」の会場にお邪魔してフードスタイリストの高橋みどり氏にインタビューをさせていただくことができました。

フードスタイリストってどんなことをする方なのでしょう?ネットで検索すると、主に書籍や雑誌・広告の写真や、CMや映画など映像作品の撮影現場において、撮影される料理やテーブルセッティングなどの演出を手がける職業とあります。様々な形があるそうですが、高橋氏は綺麗とか派手というよりも、「美味しい」「楽しい」とか根本的なことを考えてそれを具現化している方なのだと思います。
なんとなく綺麗、可愛いといった捉え方ではなく、「自分が気持ち良い、楽しい」という気持ちを大事になさっています。決して人の真似ではそれは得られないというもの。
自分はこういう気持ちでこんな器を選んだ、楽しんだという考え方なので、自分の楽しいを見つけてほしい!そのきっかけ作りになればとおっしゃるのです。
「自分の」というのは誰のためでもなく、自分のため自分らしいものを・・ということ。
この世界に入ったのは大橋歩氏との出会い。
そこでプロフェッショナルの方々とたくさん出会うことに。
もともとテキスタイル、布そのものに興味があり、大学では陶芸を勉強なさったり。
「そもそもものづくりが好きなんですよ」とおっしゃっていましたが、現在の仕事に全て結びついているのですね。

作家にカメラマン、照明スタッフ等々セレクトして、全体を作り上げていく映画監督みたい。そこに「食」「楽しい」というキーワードを振りかけながら・・・。
「東京と黒磯との二重生活を続けて10年以上、最初は居心地があまりよくないかなと思っていたのが、逆に居心地が良くなってきたり、結局は自分の考え方ひとつなんですよね。60歳を過ぎて・・ということで色々と考えた時期もあったのですが、今ではこの歳になってワクワクできる自分って良いなって考えられるのです。軸足を変えただけなのに。」
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高橋氏の飾りのない等身大の生き方が、多くのファンを惹きつける魅力なのだとお話しを伺って感じました。

2019.0621 O.A 釧路市立美術館 佐藤学芸員 「はじめまして!」 [motto museum]

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今年の4月から釧路にいらっしゃった佐藤氏。だいぶお仕事にも慣れてきたそうです。出身が千葉の茂原市。釧路と同じ太平洋側ですが、気温は相当違います。大学時代は札幌。そこで7年過ごされたそう。大学では、日本美術史、特に絵馬の研究をなさっていたそうです。絵馬というと合格祈願とか、願いごとのために、または願いごとのかなったお礼に、神社や寺に奉納するものを想像する方が多いと思います。私もそうだったのですが、実はもっともっと大きな1メートル以上もあるものもあるそうです。当初、近代史を勉強していて、そこに出てくる物語からの流れで絵馬に辿り着いたそう。古事記や日本書紀に出てくる「神功皇后三韓征伐」という物語です。これは神功皇后が新羅出兵を行い、朝鮮半島の広い地域を服属下においたとされる戦争を指すそうです。これに関する絵馬が全国にたくさんあり、北海道にも存在するとのこと。釧路地域にあるかどうかはまだこれから調査を進めるそうです。この絵馬の他にも絵巻もあり、それも含めて研究なさっていたそうです。釧路では、港町・炭鉱の町・レトロな町という印象があり、その釧路を美術で町おこしができたら・・と今は考えているそう。「なんとなく懐かしい感じがして、私は好きなんです。」昭和歌謡の伴奏をしたり、イラストを描いたりするのがお好きとおっしゃる佐藤氏。他にも頭の中にはたくさん挑戦してみたいことがあるみたいですから、今後釧路でどのような活動をなさっていくのか楽しみです。次回からは絵馬について色々と詳しくお話しをしていただく予定です。
https://k-bijutsukan.net/

2019.0620 O.A 洋楽(BOSTON特集) [chord5]

・More Than A Feeling
・Don’t Look Back
・A Man I’ll Never Be
・Amanda
・Peace of Mind
~今夜の洋楽編は、BOSTON特集です。
洋楽編、セレクトしていただいたのはToshi氏。ドライブのBGMに最適な感じですよね・・・
出演もToshi氏とmidoriでお送りします。

2019.0620 O.A 「雨の石垣港離島ターミナル近辺から」 [various story]

林田健司さん
http://hayashidakenji.com/#!/home

長崎佐世保のライブから東京でのライブを終えてホッと一息?雨の石垣島港からのロケスタイル。
すぐそばでは八重山行きのフェリーが給油中。
収録の少し前に、ずぶ濡れのオジイが車の中を覗き込むようによってきたそうで。。。
島の方々は雨が降っても傘をささないそうです。子供たちも学生たちも。
北海道の人が雪が降っても傘をささない感じと似ているのかしら?
おそらく島の人は雨が降ってもすぐ止むだろうと思っているからなのでしょう。
今年はデイゴの花はいつもの年よりも早く咲き、たくさん咲いたそう。
ということは?台風が早くて多い?と思ったのですが、最近はだいぶ様子が変わってきているそう。
去年は大きな台風が1回ほど。コースが変わってきているのでしょうか。海水温の関係もあるみたいです。
サンゴの白化が問題になってなっていますが、それが復活してきた感じのところもあるそう。
様々な変化が色々なところで起こっているのですね、きっと。
「気温が上がっていない感じがするんですよね。いつもだと水道の水がぬるくなるんです。シャワーがお湯でなくても水でも平気なくらいに。
ところがまだ今年は水っぽい・・ですね。」
今回、東京の歌舞伎町にも行かれたそうですが、実は健司氏が最初にアルバイトをしたのが、歌舞伎町。
そこでクレープを作ったり、ソフトクリームを作ったりしていたそうです。
健ちゃんの作ったクレープ食べてみたい!!と思ったのは私だけではないと思います。
今後、7月に大阪、9月に北海道、そして10月には大阪とライブスケジュールがまだまだ続きます。
来年は曲作りに専念なさるそうですから、ライブを楽しみたいと思われた方は彼のhpをチェックしてみてくださいね。
※写真は林田健司氏からお借りしました。
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dbris_final_180331.Still066.jpg dbris_final_180331.Still128.jpg dbris_final_180331.Still141.jpg dbris_final_180331.Still173.jpg dbris_final_180331.Still268.jpg dbris_final_180331.Still395.jpg
●最近の作品について
現在の作品は去年制作したもので、アナログのフィルムが素材になっています。
映画館で上映されている時に上映事故でフィルムが切れ、繋ぎ直すために切り取り、切り取ったフィルムのはぎれみたいなものが色々な映画館ではゴミになっていました。
10年位前に映画館で廃棄されたフィルムのハギレを大量に手に入れることができたそう。
それはもう上映されることはないけれど映画の一部であることには間違いありません。
それが面白いと思い、今のデジタルの環境で撮影したり編集したりする技術を使い、きれっぱしのゴミになったフィルムをもう一度スクリーンに蘇らせてあげたい・・と思ったのです。フィルムを蘇生するみたいな感覚で作ったそうです。
それはつなぎ合わせたのではなく、再撮影みたいな感じ。小さいフィルムを拡大して撮影できるようなセットを組み、フィルムを接写しデジタルに取り込む。
ここ2~3年撮影を色々試しているうちに、スクリーンで見たくなったと。
「映画としてフィルムに使命を与えるというか、もう一度スクリーンに戻ってもらおうという感覚で作ったんです。」
●作品の変遷
映画作品は大学生の頃から製作なさっています。2000年頃、パソコンがあれば誰でも映像が作れますという環境がちょうど整いました。
でも、なぜか8ミリフィルムで作品を作り始めたそう。自分で現像したりすることが面白く、フィルムを使った映像作品を続けていたのです。
だんだんフィルムが作られなくなり、流通しなくなり個人で作ることが難しくなったこともあり、
デジタルも使い、アニメーションの技術の応用で、古いポストカードを使いコラージュ的に映画を作るような感じで続けていたそうです。
カメラとかデジタルの環境が変化し、目まぐるしく新しいものが出てきて、それをまた応用的に使うのが面白いと思い試しているうちに。。。
またハギレのフィルムや現在扱われなくなったような写真や映像の素材みたいなものをもう1回二次利用する感じが面白いと思い現在に至るのです。
●興味のあること
興味があるのは、ストーリーを作ったり、美しい景色を見せたいというものではないそうです。
映像って何で見えるんだろう、仕組みとか一番底にあるようなものをコンセプトにして映像化すること。
アナログとデジタルを融合させるやり方が色々あり、人によっても違います。
アナログにこだわるとか最先端の表現だけを常に追うのではなく、現状どちらもあるのです。
それをうまく混ぜるということが自分でやりたいこと。そしてそういうことをやっている人の作品をたくさん見たいそうです。
古いとか新しいという風にアナログとデジタルを考えるのではなく、それは存在するのでフラットに考えてという考え方でものごとを考えています。
dbris_final_180331.Still483.jpg debris_still_001_2.jpg「自分の作品は映画館で上映したい。。。
映画のシステムの中に自分の作品をはめていくみたいなところが映画の面白さかな。」
※尚、写真は大島慶太郎氏からお借りしました。

2019.0614 O.A 釧路市埋蔵文化財調査センター 高橋学芸員 「両頭石槍??」 [motto museum]

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スタジオに大きな黒い槍のようなものを2つお持ちいただきました。今回はそのお話しです。そもそも石槍は獲物を捉える為に使うもの。ただ、お持ちいただいたものは実は2つで1つになるものなのです。何かの拍子で中央部分から折れてしまったみたいです。ではこれは一体どう使うものなのでしょう?槍として使うのでなければ飾り物みたいなものなのでしょうか?北海道内では両頭石槍と呼ばれるものは40点ほどが出土されていて、広く道内に分布しているそうです。ただ、見つかっている場所から考えると、祭事ごとに使われていたのでは?と想像されるそう。釧路周辺でも達古武湖畔からも見つかっています。今回スタジオにお持ちいただいたものは、実は去年5月に音別の方から寄贈されたものなのだとか。音別で山菜採りに行った時に見つけ、それを寄贈なさったそうです。大きさとしては、2つが繋がった状態で20cmほどの長さがあり、太さが太いところで6cmくらい。結構大きな感じがしました。音別のポンピラ遺跡という場所の近くから見つかったそうですが、ポンピラ遺跡は擦文土器が出土しているところです。擦文時代は本州の文化の影響を受け、それまで使われていた縄文のついた土器と石器が見られなくなります。この時代を擦文文化と呼び、7〜12世紀頃まで続いたそう。ただ、高橋氏は音別で見つかった両頭石槍は擦文時代のものではなく、縄文時代の中期っぽい感じがすると・・・。なぜなら加工の仕方が大胆というか荒っぽいと感じるからだそうです。確かに黒曜石でできた両頭石槍、みるからに石を削った跡などは荒っぽい感じがしました。ということはポンピラ遺跡をさらに調査してみると他の遺物も見つかる可能性もあり、時代についても新たな発見につながるかもしれないということなのでしょうか・・・。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/maibun/shisetsu/1001.html

2019.0613 O.A 邦楽 [chord5]

・12月の雨 / 荒井由実
・天気雨 / 荒井由実
・雨の街を / 荒井由実
・冷たい雨 / Hi-Fi- Set
・雨のスティション / 荒井由実
~今回は邦楽一般。今回はユーミン特集です。
今夜は松谷氏とmidoriでお送りします。 セレクトは松谷氏です。

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