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2019.0419 O.A 釧路市立博物館 戸田学芸員 「まちなみを記録する」 [motto museum]

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今月の初めまで開催されていた企画展「あの頃の釧路」を終えて感じたことを中心にお話しが広がりました。この企画展は市民グループ「真砂町倶楽部」の代表の木村浩章氏がデータとして収集された写真を紹介するものでした。ご覧になった方も多数いらっしゃると思います。内容は、1960年頃と、1980年代〜1990年代の北大通の街並み、当時の映画館、丸三鶴屋などの写真です。土日を中心に若い世代から高齢者の方まで幅広い方々が時間をじっくりかけてご覧になっている姿が印象的だったとおっしゃっていました。特に高齢者の中には、写真を前に語り合いながら談笑する姿も。おそらく当時にかえって記録を再現なさっていたのかもしれません。ある意味タイムスリップなさっていたのかも・・・。そんな方から当時のお話しをお聞きすることもできたそうです。博物館は写真や実物資料をとおして記録を残していくことのできる場所だとあらためて認識したと戸田氏。さらに、目に見えない当時の様子(記憶)を記録することの重要性も再認識なさったそうです。今後どう展開していくのがベストなのか?その方向性を模索中です。写真については、身近なスナップ写真も、今日的な目で見ると貴重な資料であるということは再三お話しして下さいましたが、プライベイトなことが敬遠される風潮の中で、なかなか難しい問題も孕んでいると感じているそうです。さらに、現在の写真も今後重要な資料として存在する事になるのですが、スナップというよりはデータとして残ることが予想されます。それをどう管理するのか?また貴重な生きたお話しも文面で残すのか?音源としてデータで残すのか?やりたいこと、やらなければならないことは山ほどあるのです。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

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