memory of fog [path-art]
抽象、具象ともに描かれる伊藤氏。
釧路に住み7年の月日が流れました。釧路で連れていってもらった湿原に魅せられ、釧路での抽象画のメインテーマは湿原。
水や土が分かれる感じ。
色々なものが含まれているカオス的なものを感じた湿原に通いました。
それを抽象的表現で作品になさっています。
東京などでも作品展をなさっているのですが、東京の方と釧路の方との受け取り方が違うところにハッ
となさったと・・・・・。
おそらく彼女が表現するもの、作品から私たちは身近な感じを嗅ぎ取ったのかもしれません。
様々な色、表面には現れないけれど深く眠っている色、そこに存在する何か・・・。
曖昧なものに焦点を当てて今までは描かれていたそうですが、湿原に出会って、その曖昧なものの意味を深く考えることに。。。
今回はたくさんの本と居心地の良い空間の中で作品は展示されています。
圧倒される数の本とともに、彼女の描いた湿原の奥深さにも出会うことができると思います。
※尚、写真は伊藤恵里氏からお借りしました。
(伊藤恵里 霧の記憶展は5/6まで鶴居 ギャラリーツルイの小屋で開催中)
2019-04-17 10:00