SSブログ

2019.0222 O.A 釧路市立美術館 瀬戸学芸員 「釧路の美術」 [motto museum]

190222mms.jpg
函館出身の瀬戸氏。釧路にやってきたのが2000年。約20年釧路に暮らして、あらためて釧路の美術についてのお話しを伺いました。彼が最初に思ったことは未開拓。最初にやったことは、釧路の所蔵作品の作家の略歴を調べるところからでした。作家の生没年も不明なものもあり、当時の新聞を見たり、文献を引っ張ったり。そこから新書にまとめたのが今から10年位前のこと。その後、新聞に連載をしたり、テレビで特集を組んだり。釧路市立美術館が収蔵している作品の図録も作成しました。これで基盤ができたのです。作家と作家のつながりも調べていく中で、新たな発見も多数あったそうです。最近は、釧路の屋外彫刻についてもまとめています。町の歴史もそこから見えてくるとのこと。自分たちが調べたことを展示して、展覧会を開催して市民に見てもらう。そして本にして読んでもらう。それをマスコミに取り上げてもらう。すると逆に市民からの情報も集まってくる。そういう流れで20年があっという間に過ぎていったのです。今後の美術へのアプローチとしてはどんな方法があるのでしょう?瀬戸氏が現在興味あることはアプリ。これからはそれが中心になってくるのでは?と。釧路のアートアプリがマップと連動してみることができたら最高でしょうね。屋外彫刻も写真と同時に現在の所在地と連動したり、そこに着くと作品の紹介が声でも紹介されたり・・・。図録の代わりになるものが出てくる感じでしょうか。すでに大きな美術館ではその様な動きもあるそうです。アプリで作品鑑賞が手軽にできて、あとは実際の作品を見に美術館にいらした方にはプラスアルファの仕掛けがある。となるともっと若い方々にも美術に関心を持ってもらえる方が増えるかもしれません。
http://www.pekita.net/

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。