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Picasso and women [path-art]

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ピカソ版画展第2弾は、ピカソと女性にターゲットを当ててお話しを伺いました。
数多くの女性と交際があったと想像されるピカソですが、その中でも有名な7人の女性について。
なぜなら、ピカソは交際した女性で作風が変化したと言われているからなのです。
彼がまだ無名だった頃、支えてくれたのがフェルナンド・オリヴィエ。
青の時代の後、バラ色の時代に向かわせた最初の恋人。
続いては、キュビスムにはまっていた頃に付き合い始めたエヴァ・グエル。
まさに分析的キュビスムの作品が次々に生まれます。
そして、最初の妻となったオルガ・コクローヴァ。彼女は品があり、古典的な美しさをもつ方だったそう。
この時代は新古典主義と呼ばれます。彼女はピカソに「私の顔をわかるように描いて」と言っていたとか。。。
続いては、従順なマリー=テレーズ・ワルテル。この時代は立体的な丸いイメージが色濃く出ています。
続いて、写真家としても活躍していた才色兼備だったドラ・マール。
当時のピカソにも多大な影響を与えたと思える女性。ゲルニカを制作していた時代です。
そして、唯一ピカソを捨てた女性と言われるフランソワーズ・ジロー。
明るく生き生きと前を見て突き進む女性だったそう。ピカソの間に息子一人、娘一人を残しています。
そして、ピカソの2番目の妻となったジャクリーヌ・ロック。
表現方法は多種多様になります。
有名な7名の他にもピカソに影響を与えた女性はいるのかもしれません。その女性たちは、彼に異なった創作インスピレーションを与えたのでしょう。
ピカソは、愛情が深い時、その女性を絵の中で魅力ある女性として表現し、関係が悪化すると、その女性を醜くて、恐ろしい怪物の様に描いた・・という話も聞きます。
作品を見ながら、ピカソに関わった女性たちのことを考えながら鑑賞すると、それはそれで違った見方ができるかもしれません。
(ピカソ版画展は3/10まで北海道立釧路芸術館で開催中)


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