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2019.0118 O.A 釧路市立博物館 土屋学芸員 「昆虫展つづく・・・」 [motto museum]

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道東で様々な場所でユニークな昆虫にまつわる展示が続きます。まずは、現在釧路市中央図書館で開催中の「斎藤茂吉と北杜夫の親子昆虫展」。作家、北杜夫の「どくとるマンボウ昆虫記」に登場する昆虫を標本箱に展示。その中には本人が採集した標本「どくとるマンボウ航海記」や「青春期」「幽霊」等の作品に登場する昆虫標本など、文学史的にも貴重な資料も含まれているそう。また、北杜夫の父親で歌人の斎藤茂吉も生涯に600種近くの虫の歌を詠んでいるそうです。短冊に認めた虫の歌と歌に詠まれた風景を描いた版画、そして標本を一緒に額装したものを展示。これらの展示は、栃木県県民の森マロニエ昆虫館の新部公亮氏が考案し、製作したものだそうです。この展示の最終日1月26日は新部氏による講演会も予定されています。そして、2月15日からは標茶町博物館で第1回の特別展「飯島一雄の世界〜飯島一雄コレクション展2019」が開催されます。飯島氏は、戦後まもない時代から亡くなる直前まで昆虫の研究をなさった方。エゾカオジロトンボやイイジマルリボシヤンマ等新種や日本で初めて発見した昆虫も少なくありません。本業で林業に携わっていたこともあり、植物や鳥等の野生生物にも詳しく、遺跡の発掘もするなど様々な分野で活躍し、釧路湿原の国立公園化にも貢献なさいました。そして最後は釧路市立博物館で新年度に開催される「すてきな昆虫たち〜鬼丸和幸コレクション展」について。美幌博物館の鬼丸館長が収集された昆虫をかたどった工芸品や美術品、フィギィア、昆虫を研究して生まれた工業製品など約60点が展示されるそうです。私たち人間に様々な刺激を与え、文化や科学の発展にも貢献した虫たち。昆虫をキーワードに広がる世界をこの機会にぜひ!
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

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