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namu shibarare bosatsu chama mandara [path-art]

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作家・翻訳者と様々な顔を持つ慎平氏。
以前はspot storyで長い間お話しを伺っていました。昔から写真を撮り続けていることはお聞きしていましたが、展覧会に出品なさったそう。
タイトルは「なむ しばられ ぼさつ ちゃま まんだら」
デッサンで使われる人形模型 人体模型 デッサン模型 を使い、それに紐をぐるぐる巻きにして様々な場所に連れて行き写真を撮るというもの。
彼が書かれた紹介文を一部ご紹介したいと思います。
・・・人間は、いろいろなしがらみ=カルマ=因縁にがんじがらめにされて生きております。
先祖から、両親から引き継いだカルマ、生きているうちに作ってしまうカルマなど、それはそれは数えきれないものでございます。
しかし、手を合わせて合掌する気持ちがほんの少しでもあるならば、その時あなたは菩薩の境地に少し近づいているのです。〜中略〜
日々暮らしていくなかでの、そんな切なる小さな祈り、少しずつの悟りを描いているのが、このシリーズなのです。」
仏教と写真を今風に表現するとどうなるのか?にチャレンジした作品群です。
東京では六本木 国立新美術館で開始あされた「日本アンデパンダン展」に出品。今後はパリでの展覧会も予定されているそうです。
そして、もう一つが翻訳の話題。
日本でおそらく唯一、フランス広告業界を紹介した翻訳書「広告に恋した男」が34年ぶりに復刊されました。
もちろん慎平氏が翻訳した本です。現在、世界的な広告会社であるHAVASの副社長で、フランス広告業界&メディア業界の有名人として知られるジャック・セゲラ。
彼はフランソワ・ミッテランの大統領選キャンペーン「静かなる力」を制作し、1981年のミッテラン大統領誕生の陰の立役者とも言われているそうです。
この本は、1970年から1980年代のフランス広告業界を駆け抜けた若さに任せた成功談、失敗談を丸ごと集めた名著。
洗剤から大統領までを売ってきたジャック・セゲラ。
「広告は絶対なくならない。実用の芸術だから。広告をやめれば経済は停滞する」とまで言い切るセゲラの広告に対する考え方は、
この分野に携わる方以外にも多くの方に影響を与えることと思われます。それはインターネットの時代、SNSの時代でも変わることがありません。
なぜなら、人間と情報に関する不変の関係性を、あらゆる側面から描いているからなのです。
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※尚、写真は慎平氏からお借りしました。
(ジャポニズム2018 OASIS特別展 和魂洋才は11/8から14までParis リンダ・ファレル・ギャラリーで開催)

2018.1025 O.A 洋楽(Sting特集) [chord5]

・Englishman In New York
・We’ll Be Together
・Fragile
・Mad About You
・Shape Of My Heart
~今夜の洋楽編は、Sting特集です。
洋楽編、セレクトしていただいたのはToshi氏。
出演もToshi氏とmidoriでお送りします。

2018.1025 O.A 「帰国中!南国満喫!!」 [various story]

上村知弘さん(カメラマン)
http://www.tntnaturecon.com/

雪が降り、慌ただしく冬の準備をし、日本に向かった上村氏。
現在は宮古島にいらっしゃいます。いきなり冬から真夏になった感じで身体がついていかないなんて。
実はタミーさんと結婚なさって今年で10年。タミーさんは暖かいところが大好きで、以前からずっと沖縄に行ってみたいと言われていたそうです。
「10年経ったらね〜」との約束を実行なさったという訳なのです。優しいですね。。。
10月中旬に石垣島に入り、そこから竹富島、西表島とめぐり、今は宮古島。
前半は、両家が集まり家族旅行に・・。自転車で、カヌーで、ビーチで
様々なアウトドアを楽しまれたみたいです。
「やはり日本の食べ物は美味しいですね〜」としみじみ。
島によって言葉は違うみたいで、それも面白いと。
違う島同士の方がお話しをする時には標準語を使うそうです。なぜならお話しが通じないから。
とにかく見るもの、食べるもの全てが新鮮で楽しまれいる様子が言葉の端々から伝わってきました。
上村氏のなさっているガイド会社のホームページは宮古島に住んでいる方が作られているそうです。
「Skypeで打ち合わせをしている時には、こちらはマイナス30度、宮古はプラスの25度なんて笑いながら話していたんですが、
やっとどういったところで作ってくださっているのかやっとわかりました。」
これから寒いところが大好きな上村氏は北上して北海道へ。
11月上旬には釧路に入られ、その後ユーコンに戻る予定になっています。

learn by yourself [path-art]

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美術の公開授業が開催されます。以前にもこのコーナーに作家として出演頂いた更科結希氏に今回は教師としてお話しを伺いました。
お題は「子どもを遊ばせたい遊具デザイン」。これを中学生に考えてもらおうという企画です。
実は現在、公園は増えているけれど、そこで遊ぶ人が減っているという現実があるそうです。
もちろん子供の数が減っているということがあるのは否めませんが、聞き取り調査やアンケートによると、遊びたい遊具がないという声が・・・。
子供たちは少しスリルのあるものに期待をする気持ちがあるそうですが、安全面の上からはそれは実用的でない等、抱える問題は複雑です。
そこで、安全面を考慮しつつ、遊びたくなる遊具を皆で考えてみようとなったのです。
自分たちの経験に基づいてどう考えるのか、問題点をあげてどう解決するのかなどを話し合い、
その後自分たちでプランを練るならどうするべきか大きなテーマを決めたそう。
例えば、ナチュラルとか、未来的な感じとか・・それをもとに形を考えている段階。
最終的にはミニチュア版を作ることにしているそうですが、大事なのはそこに至る過程。
「学校の中でやっている授業だけど、もう少し自分の生活している社会に目を向けてみた時に、
こういったことも改善できるとか、興味関心を強く持ってもらえるきっかけになれば・・・」
ゆくゆくは社会を作る人たちですから、美術の側面から地域を見てもらいたいと語る更科氏。
教師としての温かい眼差しがとても印象的でした。
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※尚、写真は更科結希氏からお借りしました。普段の美術の授業の風景です。
(公開授業は10/31 北海道教育大学 附属釧路中学校で開催)

2018.1018 O.A 邦楽  [chord5]

・YAH YAH YAH / CHAGE and ASKA
・ひとり咲き / CHAGE and ASKA
・太陽と埃の中で / CHAGE and ASKA
・SAY YES / CHAGE and ASKA
・PRIDE / CHAGE and ASKA
~今回は邦楽一般。CHAGE and ASKA特集です。
今夜は松谷氏とmidoriでお送りします。

2018.1018 O.A 「水軍まつりが」 [various story]

松瀬 一昭さん(シンガーソングライター)
https://m.facebook.com/matsusekazuaki

今回はサントリー地域文化賞のお話し。全国各地で展開されている芸術、文学、伝統の保存・継承、衣食住での文化創出、環境美化、
国際交流などの活動を通じ、地域の文化向上と活性化に貢献した個人、団体に、毎年「サントリー地域文化賞」が贈呈されているそう。
すでに30年以上もこのような活動を行っているそうです。今年、「広島県 尾道市 因島水軍まつり実行委員会」が選ばれました。
因島には中学生までしかいらっしゃらなかったそうですが、当時はお祭りの事は知らなかったと松瀬氏。
その後水軍まつりのことを知り、とても感動なさったそうです。
瀬戸内航路の要衝である因島は、村上水軍の本拠地として知られているのですが、水軍ゆかりの史跡が数多く残されている場所、
水軍にちなんだお祭りが毎年開催されているのです。祭りには島のすべての町内会が参加し、官民一体となってイベントを支えているそう。
村上水軍の歴史と、それに対する誇りや人の和の大切さを改めて実感することのできる貴重な機会といことで選ばれたそうです。
その授賞式に、松瀬氏は村上水軍の23代目の当主の方に呼ばれて行かれたそう。
この賞は他にも受賞なさった個人・団体がいらして、その中には「沖縄のくるちの杜100年プロジェクトin 読谷」も選ばれたそう。
ミュージシャンの宮沢和史氏もいらしたそうです。
沖縄の伝統芸能に欠かせない三線は、その棹の材料として最も尊ばれているくるちは、沖縄戦でその多くが焼失。現在はほとんどを輸入材に頼っているそう。
くるちは非常に成長の遅い木で、三線の棹として使えるのは100年以上の樹齢のものに限られるとのこと。
そこで植林をし、この活動を代々続けているプロジェクトをなさっているそうです。
全国すべての都道府県から受賞者が生まれてきているそうで、2018年度までの総数は214件に達したそうです。
さて、松瀬氏のワンマンライブが釧路で開催されます。11月10日(土)17:30(開場)18:00(開始)麺CAFE ALL。
ぜひ彼に会いに、おしゃべりを聞きに、もちろん音楽を楽しみにお出かけくださいませ。

national parks tour with art [path-art]

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深みのある落ち着いた雰囲気が会場に入った途端感じられました。
そもそもアメリカ合衆国で生まれた国立公園の理念や手法を取り入れ、日本でも国立公園設置に向けた啓発活動を行う為、
候補地を絵画で紹介する「国立公園洋画展覧会」が開催されました。
当時を代表する洋画家の手による作品が26点、完成しました。
1932年、東京や大阪などで展覧会が開かれ大好評だったようです。昭和初期ですから、油絵自体も珍しかった時代です。
その後1934年に日本において初めて国立公園が指定されました。
制定に先駆けて開かれた絵画展だったのです。
緑と青が目につきました。自然豊かな風景が目の前に広がります。ただ、写真の様なという作品は少なく、少し抽象画っぽいものもありました。
瀬戸氏とお話しして気づいたのが、どの作品にも空が描かれていること。
木々の間からほんの少し見える空、夕焼けに染まる空、雲がたくさん浮かんでいる空、鉛色の空。
空だけを見比べてみるのもとても面白いかもしれませんね。
国立公園、もしかすると今は姿形を変えている場所もあるかもしれません。
でも本来の自然の姿を画家が描いた当時を思って鑑賞するのも良いかもしれません。
日本の自然の豊かさ、その多様性も感じつつ、日本国内の国立公園を絵画で巡ってみてはいかがでしょう。
(絵画で国立公園めぐり〜巨匠が描いた日本の自然〜は11/11まで釧路市立美術館で開催中)
※毎週 金・土曜日は20:00まで夜間開館

2018.1011 O.A BAND [chord5]

・ルイジアナ / キャロル
・ヘイ・タクシー / キャロル
・やりきれない気持ち / キャロル
・ファンキー・モンキー・ベイビー / キャロル
・レディ・セブンティーン / キャロル
・涙のテディ・ボーイ / キャロル
~今回のバンド編、キャロル特集です。
セレクトは河口氏。
河口氏&midoriでお送りします。

2018.1011 O.A 「鮭とともにやってきた」 [various story]

日高哲二さん(自然ガイド&ポロト案内舎オーナー)
http://poroto.la.coocan.jp/

今年は鮭がポロト沼にやってきたそうです。去年はとても少なかったのですが、今年は戻ってきた!!と。
・・・それとともに、色々な生き物がやってきているそうです。
まずは、カラス。どこにでもいるカラスですが、特にハシブトが多いそう。
そして、オジロワシ。今年生まれた様な若鳥が多いと。まだクチバシも黒く、体の中には白いものがある様な若いオジロ。
多い時には15羽から16羽くらいの数が確認されるそう。ボーッと佇んでいて、一羽が何かを見つけるとそこに集まって皆で食べている感じ。
今のうちにたくさん食べて体力をつけておかないと冬を乗り越えることができないのです。
厳しい冬を乗り越えることのできる若鳥は生まれた数のおそらく半数以下とか。
賢く、体力があり、判断力もあり、記憶力もあり、強く・・・等々。環境に順応していくことのできるもののみが残ることができるのです。
そして、今年は日高氏がポロトにお住まいになって15年。初めての出来事として、ヒグマが出現したそう。
今までもヒグマが通過することはあっても、そんなにたくさん目撃することはなかったそうです。
昼間から人目につくところに出てきて、鮭を狙っているとのことで、目撃情報がとても多いそう。
ただ、日高氏はまだお目にかかっていないそうです。
「川で鮭を釣ることは禁止されていますが、河口の海岸付近で以前は魚を釣っている人たちがたくさんいたんですよ。
ところが今年はそれが禁止されたんですね。平年との違いはそれくらいなので、クマの出没と関係があるかもしれませんね」と日高氏。
クマは犬よりも鼻がよく、鮭の匂いに誘われて現れたのかもしれませんね。
ポロト沼にはタンチョウもいますが、タンチョウは鮭はいらないみたいです。彼らには鮭はエサとしては大きすぎるのです。
湿原の中でバッタなどの昆虫や、ほかには貝などを食べているそうです。

wood carving exhibition by two people [path-art]

IMG_4150.jpg ふにゅうー ふにゅうー ふにゅうー ふにゅうー ふにゅうー ふにゅうー ふにゅうー
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全てはカラマツでできた作品たちです。
20年以上北海道で制作活動をなさっている彫刻家 宮島義清氏。佐伯氏とは12年以上のおつきあいです。
宮島氏は東京芸術大学卒業後、普段は茨城で美術講師をなさっていますが、今では年に3度ほど中標津の佐伯農場にいらして制作をなさっています。
当初は北海道知床標津町古多糠の廃校となった小学校跡地で、制作活動を開始。
以後毎年、主に夏の間、地元産のニレ、タモ、セン、エゾ松などを使用しての木彫制作、野外展示などの活動を展開しました。
その後、佐伯農場内ギャラリー倉庫での制作・展示も始め、巨大な牧草ロールを使用したオブジェの制作、展示の活動を開始するのです。
佐伯氏もおっしゃっていましたが、農場、農業からインスピレーションを受け、制作なさることもあるのでは?とのこと。
もちろん佐伯農場の空気感を含めた環境も相当作品には影響していると思われます。
お二人並んで制作なさるそうで、お互いに刺激しあいながら・・・目に見えない何かを交差させながら・・・楽しい時間が流れているのでしょう。
「僕も宮島さんがいる時の時間が一番楽しんだよね」
そんなお二人から生まれた不思議でどことなくユニークな作品がギャラリー倉庫であなたの来るのをじっと待っています。
佐伯農場は奥に行くほど核心に迫ることができます。
牧舎で癒されるのもよし。荒川版画美術館で中標津ゆかりの版画家の作品を鑑賞するもよし。
帰農館で以前は集乳所として使われていた建物を改修し、農業関係の書籍や資料を陳列や写真展示を見るもよし。ギャラリー倉庫で現代アートに触れるもよし。
そして、何より自然と共存しているたくさんのオブジェも見応えありの素敵な空間です。
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(佐伯雅視×宮島義清〜カラマツの世界展は11/4まで中標津町 佐伯農場 ギャラリー倉庫で開催中)

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