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national parks tour with art [path-art]

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深みのある落ち着いた雰囲気が会場に入った途端感じられました。
そもそもアメリカ合衆国で生まれた国立公園の理念や手法を取り入れ、日本でも国立公園設置に向けた啓発活動を行う為、
候補地を絵画で紹介する「国立公園洋画展覧会」が開催されました。
当時を代表する洋画家の手による作品が26点、完成しました。
1932年、東京や大阪などで展覧会が開かれ大好評だったようです。昭和初期ですから、油絵自体も珍しかった時代です。
その後1934年に日本において初めて国立公園が指定されました。
制定に先駆けて開かれた絵画展だったのです。
緑と青が目につきました。自然豊かな風景が目の前に広がります。ただ、写真の様なという作品は少なく、少し抽象画っぽいものもありました。
瀬戸氏とお話しして気づいたのが、どの作品にも空が描かれていること。
木々の間からほんの少し見える空、夕焼けに染まる空、雲がたくさん浮かんでいる空、鉛色の空。
空だけを見比べてみるのもとても面白いかもしれませんね。
国立公園、もしかすると今は姿形を変えている場所もあるかもしれません。
でも本来の自然の姿を画家が描いた当時を思って鑑賞するのも良いかもしれません。
日本の自然の豊かさ、その多様性も感じつつ、日本国内の国立公園を絵画で巡ってみてはいかがでしょう。
(絵画で国立公園めぐり〜巨匠が描いた日本の自然〜は11/11まで釧路市立美術館で開催中)
※毎週 金・土曜日は20:00まで夜間開館

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