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2020.0818 O.A 「The Dish!まさにお皿・・・!」 [various story]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

オーストラリアも新型コロナウイルス感染者が増え、特にビクトリア州メルボルンでは8月2日からステージ4の規制が導入されました。
少なくとも9月13日まで。仕事や治療などを除く午後8時から翌日午前5時までの夜間外出禁止令が出ているそうです。
もしこれに違反すると罰金が$1652(約12万5000円)とのこと。それでも結構違反者はいらっしゃるそう。
州外への移動もできない状態にも一時的にはなっていると・・・。
海外はもちろん他の州へも行けない状況なので週末を利用して州内を旅行なさったそうです。
目指したのはParksという町。彼の自宅から360km、車で約5時間。お目当は通称ディッシュ(The Dish)という電波望遠鏡があるパークス天文台。
かつては南半球最大の電波望遠鏡で、1969年、アポロ11号が月面着陸に成功した時に、宇宙船からの信号をNASAに中継する役目を担ったそうです。
ディッシュが中継した映像は、ニール・アームストロング船長とエドウィン・オルドリン月着陸船操縦士がムーンウォーキングをした時に使用されました。
とにかく大きなお皿といった感じだったそうで、直径が64mもあるそうです。
その後、南アフリカの「ミーアキャット」に抜かれたので、現在は南半球で2番目の大きさとのこと。
さてこのエピソードを元にしたオーストラリア映画の「The Dish」が2000年に公開され、オーストラリアでは結構ヒットしたそうです。
主演はサム・ニール。ニュージーランド人ですが、オーストラリアでも人気があるそう。有名な主演映画は「ジュラシック・パーク」のグラント博士。
「オーメン」の完結編、「オーメン最後の闘争」ではダミアン役を演じているとのこと。
日本では「月のひつじ」というタイトルで2002年に公開されているそう。気になる方はチェックしてみてくださいね。
パークス天文台を見学した夜には、近くの小さな天文台のツアーに参加し、大きな望遠鏡で土星の環や木星の衛星などを見たそうです。
ひつじがたくさんいる牧歌的な他に何もない大地。自然あふれるところに大きな大きなお皿。いまが冬の南半球での鈴木家での週末旅行のひと時でした。
※写真は、鈴木雅章氏からお借りしました。
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