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kiko mozuna exhibition [path-art]

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「これって墨?」「古いものと近未来が同居している」「細かい」「こんな絵を描いていたんだ〜」
まず私が感じた感想です。
そして、全体を見終わって感じたことが今回のタイトル「毛綱毅曠の建築脳」に合点がいったのです。
まるで毛綱毅曠の頭の中を彷徨っている感じがしました。
今回の展覧会は「宇宙」「建築」「人間」と大きく3つのコーナーで展開されています。
東洋古来の風水思想を反映した建築を主張。
機能性や合理性を追求する近代建築ではなく、その限界を乗り越えようとするポストモダンの時代において最前衛として駆け抜けました。
釧路生まれの建築家ですから、釧路を始め道東の地で毛綱建築は深いゆかりを持っています。
そもそもお姉様ご夫婦の住宅「北国の憂鬱」から始まり、その後ご自身のお母様の為に「反住器」を建てました。
この「反住器」は3つの立方体を入れ子状に組み合わせるという斬新な設計で、ここから彼の作品(建築物)は注目を集めることに・・・。
古代から現代まで続く見えない道、それが宇宙へと続く。
釧路湿原で遊び、もしかするとそこから彼の発想が始まったのかもしれません。
釧路ではあまりにも多くの毛綱建築をあらゆるところで目にすることができます。
今回の展覧会をご覧になった後で現存する建物をみると、その見方が全く違って見えてきそうです。
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(毛綱毅曠の建築脳は10/11まで北海道立釧路芸術館で開催中)

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