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2020.0814 O.A 釧路市こども遊学館 多胡学芸員 「ほうき星・流れ星・火球・隕石」 [motto museum]

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この4つの関連性は?ほうき星は彗星とも呼ばれ、長い尾を引く様子が知られています。ハレー彗星、百武彗星、ヘールボップ彗星、ネオワイズ彗星など聞いたことがありますよね。彗星は太陽の周りを回る天体の一種。今年7月に明るくなり肉眼でも見えたネオワイズ彗星は、この軌道は放物線にごく近い楕円軌道で、次に太陽に近づくのは5000年以上先とみられているそう。彗星の本体は核と呼ばれ、氷のほか塵を多く含んでいて「汚れた雪だるま」とも表現されるそうです。太陽に近づくにつれ熱を浴びて溶け出し、さらに太陽風によって溶け出した粒子が反対側に吹き流されて尾を作ります。彗星は惑星が出来始めた太陽系初期の情報を持っていると言われ、特に長い周期のものは太陽系のはるかかなたで冷凍保存されていた様な状態なので、太陽系の形成に関わる貴重な研究対象なのだそう。続いて流れ星。流れ星は流星とも言われます。流星が夜空の一箇所から四方八方に飛び出してくる様に見えるものを一つのグループと考え、流星群と言います。流星群はほうき星と関係があります。彗星は尾ができ、砂粒ほどの小さなチリを撒き散らしていきます。彗星の通り道を毎年同じ時期に地球が通過し、そこに残されていたチリが地球の大気に飛び込み、100km前後上空で発光して見えるもの、これが流星群となって見られるそう。そして、流れ星の中でも特に明るいものを火球と言います。流星と火球の見た目は似ていて、明るさの違いだけと思いますが、実はその起源は違うそう。流星の元はほうき星が撒き散らして太陽の周りを回っている数ミリ程度のチリですが、火球の多くはもう少し大きく、小惑星のかけら。中には大気中で燃え尽きずに地上まで落ちてくるものがあり、これが隕石になるそうです。
http://kodomoyugakukan.jp/

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