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abashiri museum collection [path-art]

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網走市立美術館の所蔵作品約1400点の中から選りすぐりの60点が展示されています。
実はこの美術館は居串佳一の作品が寄贈されたことがきっかけでできたそうです。
居串佳一は北海道を代表する洋画家。網走在住の頃から才能を示し、画家を志し上京し、独立展を舞台に活躍なさったのです。
戦後は網走に疎開し、絵画制作に取り組み、全道展の設立にも携わったそうです。
44歳でこの世を去ったのですが、彼の作品はどこで制作してもテーマは北海道にあったみたいです。
寒々しい荒い北国の海の色、ブルーグリーンの鋭い緊張感を感じる色調、そこに現れる丸、三角、四角のモチーフ。
北海道道東に住む、特に海の街に住む人にとっては「わかる」という色合いだと思います。
その居串佳一の他に、同じくオホーツク地方にゆかりのある画家たちの名品も展示されています。
網走で育ち、東京美術学校(現:東京藝術大学)で学び活躍した高橋道雄や松樹路人、
北国の動物を描く紋別出身の版画家の手島圭三郎、道東の風景の数々を描いた田中良などの秀作が見るものに迫ってきます。
どこかで見たことのある風景、
心で感じる北海道、道東の景色、
ご覧になった方にそれぞれの足跡が残される作品が多いのではないかと思います。
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※尚、写真は北海道立帯広美術館 野田佳奈子氏からお借りしました。
(居串佳一とオホーツクの画家たち展は2020年3/15まで北海道立帯広美術館で開催中)
※北海道立帯広美術館は12/29〜2020年1/3までお休みとなります。
〜臨時休館:2/29〜3/16:2020.0304現在

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