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2019.1213 O.A 釧路市立博物館 戸田学芸員 「記念碑からみる皇族の来釧」 [motto museum]

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今年は新たに天皇が即位され、皇族に対する国民の関心が高まっていることと思います。そんなことで釧路と皇族との関わりについて、市内に残されている記念碑から紐解いていただきました。現存する釧路で一番古いものが1911年の行啓記念碑。皇太子(後の大正天皇)がいらした時です。場所は富士見坂(1994年に坂を挟んだ向かい側から移設)。宿泊場所として公会堂が建設されました。現在のまなぼっとの駐車場です。もともと釧路支庁があった所でこの際に現在釧路振興局がある場所へ新築移転されたそうです。そして、1922年の行啓記念碑。こちらは厳島神社の境内にあるそうです。白糠の軍馬補充部、大楽毛の馬市、築港工事などを視察。厳島神社から港をご覧になったのですが、濃霧のため見えず、「霧笛はあるのか」との質問をされ、その結果、釧路崎灯台に霧笛(霧信号)が設置されたそうです。これが博物館に現在展示されています。1936年、現在の城山 教育大学のグラウンドを見下ろす高台にあるのが駐蹕之所。これは足をとどめるという意味で、ご挨拶なさった場所とのこと。また、現在の幣舞中学校の校区内に行在所之蹟があるそうです。1954年、天皇陛下行幸記念碑が大楽毛馬市の所にあります。これは当時国体の夏季大会にいらっしゃった時です。1984年には行啓記念碑が現在の昭和啓生園内(当時の釧路啓生園)に建立されました。そして1991年には皇太子殿下(現天皇)が釧路市立博物館を視察なさったそうで、その時に戸田氏もいらっしゃったそう。9回にわたり釧路に皇族の方がいらしているのですが、ご存知でしたか?釧路にある様々な記念碑から釧路の歴史の一面が見えてきて面白いです。街歩きをされる時には今日のお話しを少しだけ思い出してみてくださいね。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

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