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connect-move [path-art]

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「えっ?!これが日本画???」と展覧会をご覧になった方はきっと思うはず。そんな展覧会です。
いわゆる日本画のイメージとはかけ離れたものも数多く、改めて日本画とは何かと考えさせられてしまいます。
実は2013年にこの展覧会が発足したのは「何か面白いことしたいね」と口にした5人の日本画家からスタートしたとのこと。
日本画の「画」という名称は、明治期に西洋画が入ってきた時に、それらと区別するために日本の伝統的な絵画を総称して用いられ始めたそうです。
このグループ展は毎回、課題や画材への物質性へのアプローチなど、公募展の枠に収まり切らない実験的な挑戦を続けてきたのです。
今回は、その様な取り組みに加え、書・イラストレーション・マンガ・アニメーション等、他の分野の作家の作品も展示されています。
線の動勢を主体とした書、デジタルツールで描かれ出力された美人画のイラスト、線描を基本としたシンプルな描写でストーリー展開するマンガ等々。
技法や画材が異なる中「日本画」と呼ばれているものを形づくる要素や精神を部分的にでも共有する表現との比較とつながりを通じ、
自分たちの立ち位置を見直そうという試みでもあるのです。
鼓動する日本画、あなたの目にはどう映るのでしょう。
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※尚、写真は上野秀実氏からお借りしました。
(鼓動する日本画 connect-move展は2/11まで網走美術館で開催中)

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