SSブログ

2020.0116 O.A 「山火事続報&Australia Day」 [various story]

鈴木雅章さん(翻訳者・ライター)

日本でも連日報道されたり、web上で話題になっている山火事の話題から。
ピークの時に比べると少しおさまったかな?という感じはするそうですが、それでもまだ複数の場所で起こっているので、なんとも言えない状態と。
やはり高気温と降雨量の少なさが一番の問題の様です。2019年のオーストラリアは、全国の平均降水量が277.63ミリメートル、観測史上で最も乾燥した年だったことが、オーストラリア気象庁(BOM)の調べで分かったそう。
また、全国の平均気温は、基準とする長期平均気温(1961~90年)の21.8度を1.52度上回り、最も暑い年となったと発表があったそうです。
ロイター通信によると、1/9現在、今回の一連の森林火災では26人が死亡、多くの家屋が消失しているほか、数千人がたびたび避難を余儀なくされていると。
焼失エリアは1030万ヘクタール超と韓国の面積に相当するそうです。すでに北海道の面積を超えています。
ただ一方で、SNSで誇張された情報が飛び交い、世界的にオーストラリア全土が燃えていると誤解されている面も出てきていて、観光などの面で影響が出てくる可能性も。
お話しをお聞きしていてビックリしたのが、オーストラリアで続く山火事に関連して、放火の容疑で逮捕された人の数が180人に上っていることが分かったという事実。
そのうち、24人が故意に山火事を引き起こしたとされているそうです。
NSW州警察当局の警視副総監は「山火事の発火元が故意のものであるか常に監視している」と発言。
「多くの人が、キャンプで料理をするために火をつけたり、花火をしたりと、故意に放火したわけではないことは分かっている。」
たばこなどのポイ捨てにより逮捕された人の数は、47人だったと。
やはり乾燥しているので、少しの火が大きな被害をもたらすことにつながるのは免れないといったことでしょうか・・・。
まもなくAustralia Dayがやってきます。いわゆる建国記念日。今年が232年目で、全国的な祝日になったのは1994年、割と最近のことだそうです。
1788年1月26日に植民を目的としたイギリスの艦隊がシドニー湾のシドニー・コーブ(オペラハウスの辺り)に到着した日なのだそう。
各地でいろいろな祝賀イベントが行われるそうです。ビーチで過ごす人も多いそうですが、バーベキューをする人は今年は少ないかもと鈴木氏はおっしゃっていました。
何れにしても少しでも早くおさまって欲しい山火事です。
※写真は鈴木雅章氏が仕事をしている経済情報配信サービスのNNA Australiaからお借りしたものです。
IMG_7451.jpg IMG_7452.jpg IMG_7453.jpg IMG_7454.jpg

collection selection [path-art]

PC050001.JPG PC050003.JPG PC050004.JPG PC050006.JPG
PC050002.JPG
圧巻です。
綺麗です。
写真を使った作品の数々です。
花という身近な存在をクローズアップして取り上げ、その対象の新鮮な側面を見せるもの、
複数の写真を組み合わせて、複層的な空間を作り出したもの、
或いは写真をパソコンで加工したもの、
自然の中に素材を絶妙に配置して撮影したもの等々。
どれもこれも写真という技術を用いながら、通常目にする世界から一歩踏み込み、
或いは遊離して現実を捉え直して創造しようとする作品の数々。
岡本和行、デイヴィッド・ホックニー、奥野稔和、ニルス=ウドの4人の作家をピックアップ。

写真は、私たちにとって非常に身近な存在です。携帯電話の普及でスマートフォンで写真を取ることは日常的になっています。
そもそも、現在へとつながる写真術が公表されたのは、19世紀後半のことでした。
その後200年の間に写真は複製、拡大・縮小の技術にはじまり、モノクロからカラーへ、
またフィルムからデータへと主だった技術だけでも劇的に変化しています。
そのままを写すだけの写真ではなく、artへと進化させ、その世界は果てしなく広がっています。
※尚、写真は北海道立帯広美術館 薗部容子氏からお借りしました。
(コレクション・セレクション〜写真展は3/15まで北海道立帯広美術館で開催中)
〜臨時休館:2/29〜3/16:2020.0304現在

2020.0110 O.A 釧路市立美術館 武束学芸員「抽象画って?」 [motto museum]

200110mmt.jpg
抽象画ってわからない〜という声をよく耳にするのですが、もっと気軽に考えてみよう!!というお話しです。「よ〜く世の中を見渡して見るとほとんどが抽象だと思いませんか?」と武束氏。絵画に特化して考えると、具象は見たままそのままをよりリアルに表現する。ただ、具象と抽象の境界もはっきりしていないグラデーションみたいな感じ・・・と。一般的にいう抽象とは、多くの物や事柄や具体的な概念から必要なモノやコトを引き出す、抜き出すということ。抽象画は、自分にとって注目すべき線や色やカタチを抜き出して表現しているのです。だから個人的なことはわかりにくい・・となるのでしょう。その点、デザインはわかりやすい抜き出し方をするので理解しやすいのでは?と。例えば、トイレの男女のマーク。或いは漫画に出てくる鼻の表現等。確かに頷けます。武束氏は最近、上野憲男という作家のアトリエにお邪魔して色々なことを話していらっしゃったそうです。彼は北海道出身で現在は長野で抽象画を描き続けていらっしゃいます。青を基調とし、詩情あふれる抽象画の世界を描かれています。そのアトリエは彼の宝物で埋め尽くされていたそう。壁には上から下まで彼の作品がかかっていたり、アフリカの仮面や一件するとゴミ?と思われるものが散乱していたそう。彼が大好きなものに囲まれ、そこから受けるインスピレーション、感性で筆を通じて表現される作品たち。だから抽象画は視点をかえてより個人的に見るとみえてくるものがあるのかもしれません。作品の前に立って「これ好きだな。この模様の洋服を着てみたいな」と思うだけで良いと思うのです。抽象画はわからないから・・・という方が一人でも減ってくれたら嬉しい!そんな武束氏の思い伝わりましたか?
https://k-bijutsukan.net/

2020.0109 O.A BAND [chord5]

・Shake My Tree / COVERDALE・PAGE
・Take Me For A Little While / COVERDALE・PAGE
・Feeling Hot / COVERDALE・PAGE
・Take A Look At Yourself / COVERDALE・PAGE
・Whisper A Prayer For The Dying/ COVERDALE・PAGE
~今回のバンド編、COVERDALE・PAGE 特集です。
今回はちょっとレア?な企画ものバンドというよりユニット。でも超有名なお二人。
セレクトはもちろん河口氏。今回の出演は、河口氏&midoriでお送りします。

2020.0109 O.A 「濃厚な2019年、そして・・・」 [various story]

江畑兵衛さん(TRIPLANE)
http://www.triplane.jp/

今回のお正月は大晦日から札幌で過ごし、久しぶりにゆっくりとリフレッシュできる時間だったそうです。
まずは、2019年を振り返ってのお話しから。一言で濃厚な1年だったとおっしゃっていました。
サポートギターのKJがいらっしゃることでさらにパワーアップなさったみたいです。
TRIPLANE自体もリフレッシュした不思議な感覚と。KJが新しい風を吹き込んでくれたみたいな感じでしょうか。
団結力が増したと、そして「メンバーが作品に対する意見をたくさんくれたんですよね」とアルバムについても語ってくださいました。
今回のアルバムは12月はじめに完成したそうですが、今まで以上にLiveを意識した作りになっているそうです。
もちろん作り手である兵衛氏の意見も尊重しつつ、自身の考えをぶつけあい、そこでのやりとりがあってさらに良いものに仕上がる。
レコーディングも然り。「命がけ、自分の人生だし・・」それぞれが曲への関わりを深くしたアルバムのようです。
「それだけ必死、真剣なのだと感じました。」とは兵衛氏。
1月29日リリースのnew album「unanimous」はそんな彼らの今の気持ちがギュっと詰まったものになったのではないでしょうか。
まさに満場一致。見ている方向、ベクトルが一緒。熱量や団結力がupしたTRIPLANE。
ライブを意識した今回のアルバムを実際にLiveで披露してどういう形になるのか、楽しみです。
やってみなければわからないことなので、今後のLiveから目が離せない。ワクワクドキドキがメンバーの心の中にもあるのでしょう。
今回のアルバムにはタイアップ曲もたくさんありますが、やはりLiveでぜひ多くの方に彼がおっしゃっていたものを感じて欲しいですね。

connect-move [path-art]

1.jpg 2.jpg 3.jpg 4.jpg
「えっ?!これが日本画???」と展覧会をご覧になった方はきっと思うはず。そんな展覧会です。
いわゆる日本画のイメージとはかけ離れたものも数多く、改めて日本画とは何かと考えさせられてしまいます。
実は2013年にこの展覧会が発足したのは「何か面白いことしたいね」と口にした5人の日本画家からスタートしたとのこと。
日本画の「画」という名称は、明治期に西洋画が入ってきた時に、それらと区別するために日本の伝統的な絵画を総称して用いられ始めたそうです。
このグループ展は毎回、課題や画材への物質性へのアプローチなど、公募展の枠に収まり切らない実験的な挑戦を続けてきたのです。
今回は、その様な取り組みに加え、書・イラストレーション・マンガ・アニメーション等、他の分野の作家の作品も展示されています。
線の動勢を主体とした書、デジタルツールで描かれ出力された美人画のイラスト、線描を基本としたシンプルな描写でストーリー展開するマンガ等々。
技法や画材が異なる中「日本画」と呼ばれているものを形づくる要素や精神を部分的にでも共有する表現との比較とつながりを通じ、
自分たちの立ち位置を見直そうという試みでもあるのです。
鼓動する日本画、あなたの目にはどう映るのでしょう。
5.jpg 6.jpg 7.jpg 8.jpg 10.jpg
※尚、写真は上野秀実氏からお借りしました。
(鼓動する日本画 connect-move展は2/11まで網走美術館で開催中)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。