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toshio kawase exhibition [path-art]

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カラフルな世界、人がいる・・・ここにもあそこにも・・・。
会場に入った時の私の印象です。
川瀬氏は、釧路で大学に進み、教員として働きながら制作活動を続けてきました。
現在は札幌在住ですが、作品の中には道東を連想させるモチーフがたくさん登場しています。
作品の変遷をたどると様々なものが見えてきますが、一貫しているのは「人間」ではないでしょうか。
学生の頃は、建物、風景を描いていたのですが、ありのままをそのまま描くことに疑問を抱き、
アンフォルメルに熱中し始めます。その頃の作品は抽象とも具象とも見える不思議な感じがするもの。
そして、その後約30年にわたって制作をするメインモチーフが人、群像なのです。
ドラマチックな群像表現の中に、生活と創作とをめぐる自身の葛藤、社会への在り方への疑問、
そして、市井の人々や日々触れ合う子供たちへの優しい眼差しも感じられる作品が並んでいます。
近年の作品のメインモチーフが自然。色合いも少し変化した感じがします。
ただ、やはりその自然の中にも人間を想起させるモチーフが所々に出現。
人と創作に真摯に向き合った姿を一つ一つの作品から感じることができる・・・そんな展覧会です。
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(川瀬敏夫作品展は2019年1/16まで北海道立釧路芸術館で開催中)
※北海道立釧路芸術館は12/29〜2019年1/3までお休みとなります。

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