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free my real self [path-art]

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「絵を描き始めると、何かが動き出す。何もないと思っていた地面の奥に水源があったみたいに。
紙の奥からじわじわと、時には爆発するようにビジョンが自然と湧いてくる。
でも、そのビジョンは、最初からはっきりしているわけではない。
予感のような線、気配のような光と影。きわめて繊細な感触のようなもの。それらが私の感覚を動かしていく。」
これは細木氏のフライヤーに書かれている文面です。まさにその通り。内から溢れ出す感情や想いが手を使って溢れ出す・・・
細木氏の作品はとても珍しい作品だと思います。鉛筆だけでこれだけの表現をなさる方はなかなかいないのではないでしょうか。
彼女はあえてその作品を「素描」と呼んできました。本来はスケッチとか、デッサンすることで、作品の前段階のもの。
でも彼女にとっての「素描の素」は素直の素や、素っ裸の素だったりするのです。
他にも色をふんだんに使った抽象画や毛糸・布を使った立体作品も制作なさっています。
一見、それらに比べると鉛筆画は静かなもの、おとなしいものに見えたのですが・・・
「実はとってもおしゃべりで騒がしいんですよ」とのこと。
全ての作品のもとになるのがやはり鉛筆で描かれた今回の作品たちだと私は思います。
描くことに真っ向から取り組み、自らを曝け出した「素」の力に、ご覧になる方も真っ向勝負で挑んでみてはいかがでしょうか。
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※尚、写真は細木るみ子氏からお借りしました。
(素のちから 細木るみ子 客観素描は12/16まで帯広市大通南6 ミントカフェ内ガレリア オリザで開催中)

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