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all of takeshiro [path-art]

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松浦武四郎といえば、北海道の名付け親と呼ばれていますが、三重県の松阪市で生まれ、幕末期にロシアとの国境問題で揺れた蝦夷地を6回も踏査。
アイヌ民族の生活や文化などを克明に記録しました。
幕末の志士、政治家、学者、文人との交流もあり幅広い交流の中で情報通として、蒐集家としても有名だったそうです。
展示物は地図、日誌、絵画、書簡、民具など様々。さらに彼自身が収集した書画・骨董品などの古物も含めると全体で350点ほど。
そのうち重要文化財が160点もあるそうです。
一番多いものは、冊子や書状。相当筆まめな方だったそう。さらにご自身で描かれた絵画もあります。
吉田松陰、西郷隆盛、大久保利通等とも交流があったり、10代の頃から家出から始まった旅を謳歌したり、骨董品を集めたり。
お話しを伺った薗部学芸員曰く「とても自由な感じ、自由人だったのでしょうね。旅が大好きで、好奇心が旺盛で、精力的に研究する。
ただ絵画は下手うまな感じでしょうか。」と。
今回の展覧会は博物館的要素がとても強いかもしれません。
でも旅に生き、時代を生きた彼の生涯を様々なものからたどることができるので、じっくりと時間をかけて楽しんでいただけるのではないでしょうか。
※尚、写真は北海道立帯広美術館 薗部容子氏からお借りしました。
※写真は左から
「北海道国郡検討図」明治2年(1869)(北海道ホテル所蔵/北海道博物館寄託 *前期展示
「松浦武四郎肖像写真」(松浦武四郎記念館所蔵)
「武四郎涅槃図」明治19年(1886) 河鍋暁斎筆(松浦武四郎記念館所蔵)*前期展示
「骸骨図縫付傘」明治19年(1886)(松浦武四郎記念館所蔵)*後期展示
(幕末維新を生きた旅の巨人 松浦武四郎 前期は2018.12/15〜2019.1/14まで北海道立帯広美術館で開催)
松浦武四郎 後期は2019.1/16〜2/11まで北海道立帯広美術館で開催。

2018.1207 O.A 北海道立釧路芸術館 熊谷学芸員「仏のしるし」 [motto museum]

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12月8日は成道会。修行をしていた釈迦が悟りを開いて、仏になった日とされています。仏教の始祖、釈迦は王子として生まれ、裕福に暮らしていたのですが、病人や苦しく生活している人々と出会い、衆生を救うために城を出て、一人で修行をし、悟りを開き、後に弟子をとり教えを広めました。仏教美術の中には釈迦の一生を表す「仏伝図」というジャンルがあります。王子として生まれた釈迦も、悟りを描いた釈迦も同一人物ですが、悟りを開く前と開いた後とでは、からだや服装の特徴が違います。仏になる前、いわば悟りを開く前は、きらびやかな服を身にまとい、アクセサリーをたくさんつけ、お団子ヘアー。修行中は、質素な服。たまに肋骨が浮いたガリガリの姿で表されることもあったそうです。悟りを開いた後、仏になった後には、質素な服に、頭頂が盛り上がり、おでこに白毫が現れる等、悟りを得ることで起こる体の変化は32もあるそうです。この頭が盛り上がるのは、知恵が発達して脳みそが大きくなったからという事で、白毫の正体は光を放つ光。世界中を照らしてくれるという事なのです。体の変化の代表的なものとしては螺髪。あのパンチパーマの様な髪型です。また、光を放つという変化もあり、だからこそ金色で塗られている仏像がたくさんあり、背中には光背を背負っているのです。中には良い匂いがするとか、美しい声が出るという変化もあり、表現が難しいものも。それには白檀などの良い香りのする木を素材にしたり、喉に鈴を入れるなどして表現することもあるそうです。
http://www.kushiro-artmu.jp/

2018.1206 O.A BAND [chord5]

・Dark Lady / Scorpions
・In Trance / Scorpions
・Pictured Life / Scorpions
・Steamrock Fever / Scorpions
・He's A Woman - She's A Man / Scorpions
~今回のバンド編、Scorpions特集です。
セレクトは河口氏。今回の出演は、河口氏&midori。収録でお送りします。

2018.1206 O.A 「ユーコンも暖冬?」 [various story]

上村知弘さん(カメラマン)
http://www.tntnaturecon.com/

今年の冬はいつもと違う?雪も少なく、気温も高いそう。例年この時期は氷点下15度から20度くらいに冷え込むはずですが、今は夜に氷点下4度くらい。
縦に15kmくらいの中型サイズの湖は氷の厚さが20cmくらいあるそうですが、50kmくらいの大型の湖はまだ波立っていると。凍っていないそうです。
ですから色々な影響が出ているみたいです。
先日、ガイドトレーニングがあったそうですが、そこではスノーモービルのコースを覚えるというものもあり、スノーモービルに乗ったところ、
雪が少ないので、岩が出ていてスノーモービル自体が傷ついてしまったり・・・。
また、通常冬眠しているはずのグリズリーが起きて歩いていて、人を襲った事件・事故などが発生してしまったとのこと。
いつもは9月くらいにベリー類や鮭などをたくさん食べて脂肪をつけ、10月後半から11月にかけて穴に入っているはず・・・。
たまたま罠猟をなさる一家が、奥さんの産休中に湖近くの小屋に滞在していたそうです。
湖はユーコン ホワイトホースから北東400キロに位置し、遺体は小屋からそれほど離れていない場所で父親によって発見されたのです。
父親はその際、母娘を襲ったとみられるクマと遭遇し、その場で射殺したとのこと。
この様なことはそんなに頻繁に起こることではありません。これも地球の温暖化が影響していることなのでしょうか?
悲しい事故が起きてしまいました。まさかグリズリーが起きているなんて。おそらく想像していなかったのでしょう。
何かいつもと違うユーコンの冬。
ただ、オーロラは綺麗に見える季節を迎えています・・・。
オーロラ予想と天気予報は毎日何度もチェックしているそうですが、この収録の日の翌日から花火みたいなオーロラに出会えそうとおっしゃっていました。
オーロラといってイメージするのはカーテンの様にゆらゆら動く感じのものが多いのではないでしょうか。
でも花火みたいなオーロラとは・・・竜の様にぐにゃぐにゃ動き、踊る感じなのだそう。もちろん色もグリーンや白に加えて、ピンクなどの色々な色が楽しめるそうです。

free my real self [path-art]

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「絵を描き始めると、何かが動き出す。何もないと思っていた地面の奥に水源があったみたいに。
紙の奥からじわじわと、時には爆発するようにビジョンが自然と湧いてくる。
でも、そのビジョンは、最初からはっきりしているわけではない。
予感のような線、気配のような光と影。きわめて繊細な感触のようなもの。それらが私の感覚を動かしていく。」
これは細木氏のフライヤーに書かれている文面です。まさにその通り。内から溢れ出す感情や想いが手を使って溢れ出す・・・
細木氏の作品はとても珍しい作品だと思います。鉛筆だけでこれだけの表現をなさる方はなかなかいないのではないでしょうか。
彼女はあえてその作品を「素描」と呼んできました。本来はスケッチとか、デッサンすることで、作品の前段階のもの。
でも彼女にとっての「素描の素」は素直の素や、素っ裸の素だったりするのです。
他にも色をふんだんに使った抽象画や毛糸・布を使った立体作品も制作なさっています。
一見、それらに比べると鉛筆画は静かなもの、おとなしいものに見えたのですが・・・
「実はとってもおしゃべりで騒がしいんですよ」とのこと。
全ての作品のもとになるのがやはり鉛筆で描かれた今回の作品たちだと私は思います。
描くことに真っ向から取り組み、自らを曝け出した「素」の力に、ご覧になる方も真っ向勝負で挑んでみてはいかがでしょうか。
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※尚、写真は細木るみ子氏からお借りしました。
(素のちから 細木るみ子 客観素描は12/16まで帯広市大通南6 ミントカフェ内ガレリア オリザで開催中)

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