science short story・・・地球観測編 [etc.]
気候変動観測衛星「しおさい」が2017年、12月23日に種子島宇宙センターから打ち上げられました。
上の写真は、打ち上げ直後の画像です。
打ち上げ後、16分後にはロケットから分離。そして、18分後にオーストラリアにある受信局で受信したものだそうです。
ロケットから分離して2分後のことです。
実はこれは、人工衛星からそれぞれ、左右両側を撮影した画像です。
翼のように見えるのが、人工衛星から延びる太陽電池パドルとのこと。
人工衛星を打ち上げる時には、人工衛星はロケット先端のフェアリングというとても狭い部屋に載せて打ち上げます。
筒の様な部屋なので、両手を広げた様に太陽電池パドルを広げたままだと入らないのです。
そこで、打ち上げる時は太陽電池のパネルとやパドルの腕の部分を折りたたんで載せるということ。
ですから、しっかり開いたという確認の意味で、とても重要な画像なのです。
上の写真は、打ち上げ直後の画像です。
打ち上げ後、16分後にはロケットから分離。そして、18分後にオーストラリアにある受信局で受信したものだそうです。
ロケットから分離して2分後のことです。
実はこれは、人工衛星からそれぞれ、左右両側を撮影した画像です。
翼のように見えるのが、人工衛星から延びる太陽電池パドルとのこと。
人工衛星を打ち上げる時には、人工衛星はロケット先端のフェアリングというとても狭い部屋に載せて打ち上げます。
筒の様な部屋なので、両手を広げた様に太陽電池パドルを広げたままだと入らないのです。
そこで、打ち上げる時は太陽電池のパネルとやパドルの腕の部分を折りたたんで載せるということ。
ですから、しっかり開いたという確認の意味で、とても重要な画像なのです。
2018-03-02 10:00
science short story・・・身近な科学編 [etc.]
メロディパイプってご存知ですか?
まるで洗濯機のホースみたいです。
でもこれはれっきとした理科教材。
パイプを振り回すと音が鳴ります。開管の基本管、倍音の実験に最適なものなのです。
今日はそんなホースの音を楽しんでみました。
身の回りで代わりになるものを探していらした境氏。
洗濯機のホース、瞬間湯沸かし器の部品などなど。
ところが音が鳴るものと鳴らないものがあるのです。
ちなみに洗濯機のホースからは音がしませんでした。
実は・・・螺旋状ではなく、輪が連続しているパイプが音が鳴るらしいのです。
内側にはギザギザがあり、そのギザギザの間を空気が通ると、空気が渦を巻き、そのため音が鳴るとのこと。
今度、風の強い日に少しだけ耳をすましてみてください。
ボーッと音がしたり、煙突のあるストーブでしたら、カーブのところから不思議な音が聞こえてくると思います。
2018-02-23 10:00
science short story・・・地球観測編 [etc.]
北海道教育大学 釧路校の屋上には大きなプールがあるそうで・・・
実はこのプールには海水が入っています。
一体何をしているのでしょう?
海氷、流氷の研究をしているのですが、本来は自然のサロマ湖でテントを張って氷の厚さを調査していたそう。
ただ、自然条件は厳しく、やっともう少しで終わりそうという時に嵐が来て、テントごと飛ばされそうになったりしたこともあるそう。
そこで、なるべく自然条件に近い形で氷をつくろうと、4年前から始まったプロジェクトなのです。
プールに運ぶ海水も海からとってきて、それを屋上まで運ぶ。
そのプールの大きさは直径3m、深さが90cmと大きなもの。それを満杯にするために何度も足を運びます。
そしてこの時期、夜な夜な氷の厚さを計測するのです。
人工衛星ではどう見えるのか?それを知るために。
地道な作業の積み重ね・・・成果が得られることを祈るのみです。
実はこのプールには海水が入っています。
一体何をしているのでしょう?
海氷、流氷の研究をしているのですが、本来は自然のサロマ湖でテントを張って氷の厚さを調査していたそう。
ただ、自然条件は厳しく、やっともう少しで終わりそうという時に嵐が来て、テントごと飛ばされそうになったりしたこともあるそう。
そこで、なるべく自然条件に近い形で氷をつくろうと、4年前から始まったプロジェクトなのです。
プールに運ぶ海水も海からとってきて、それを屋上まで運ぶ。
そのプールの大きさは直径3m、深さが90cmと大きなもの。それを満杯にするために何度も足を運びます。
そしてこの時期、夜な夜な氷の厚さを計測するのです。
人工衛星ではどう見えるのか?それを知るために。
地道な作業の積み重ね・・・成果が得られることを祈るのみです。
2018-01-05 10:00
on the Essence・・・special [etc.]
今回のspecialは、ズバリ石炭!
釧路コールマイン株式会社、太平洋石炭販売輸送株式会社、そして釧路市立博物館にご協力いただきました。
炭鉱マンが入坑するところ、掘り出された石炭が貯炭場まで運ばれるところを取材。
お話しを伺ったのは、釧路コールマイン株式会社 管理部 水石豊氏、礦務部長 市原義久氏、管理部長 菅原茂樹氏。
そして太平洋石炭販売輸送株式会社 輸送部 江端俊一氏、伊藤千尋氏、ナビゲーターは釧路市立博物館 石川学芸員です。
今回取材同行しナビゲーターを務めていただきました石川学芸員からお写真をたくさんご提供いただきましたので、こちらでその一部をご紹介させていただきます。
この日は、ベトナムからの研修生が入坑するタイミング。
釧路コールマインは国内で唯一坑内掘りが行われていて、現在も石炭を掘り出しています。
太平洋の海底に張り巡らされた坑道で掘削が行われています。
ベトナムからの研修生は勉強のために母国からいらしています。
様々なことを学ばれるのですが、特に保安に関することがメインです。
いよいよ人車のところまで、潜入!!
この先までは現在は、伺うことができません。
「乗り心地試してみる?」と優しい声をかけられ、思わず甘えちゃいました。
3人がけで乗るものとのことですが。
昔は3人がけでびっしり、さらに天井が低いので、身長の高い方には辛い態勢なのかな?という感じです。
このシャッターは寒さ対策とのこと。
ベトナムの研修生のこと、人車のこと、色々お話しを伺ったのは、釧路コールマイン株式会社 管理部長 菅原茂樹氏。
翌日は、掘り出された石炭が選炭工場を経て、列車に積み込まれるところからスタート。
シャ〜という音で次々石炭が積まれていきます。
屋内から外にでてきた石炭は太陽に照らされキラキラ光っていました。
選炭工場で積み込まれた炭は、春採湖畔から太平洋を望みながら進みます。
とても風光明媚な景色が次々と目の前に展開していきます。
春採湖畔を散歩している方々、湖に漂う鳥たち、沿線の木々も季節ごとに色をかえるのでしょうね。
この日はとても風が強かったので、海の波が荒れている様子がすぐ側で感じられました。
また沿線の建物からも情緒が漂ってきます。
石炭を積み込んでから約10分ほどで貯炭場に到着です。ここで石炭を降ろすのですが、
その様子はまるで花火のナイアガラ。迫力があり、とても綺麗に見えました。そこで忙しそうに動く車。その車が移動すると炭の上に綺麗な軌跡が残ります。
列車から見ていると、まるでアートの様でした。
帰り道、太平洋石炭販売輸送株式会社 江端俊一氏にお話しを伺いました。
唯一日本で走っている炭鉱からの列車を運転している誇りがお話しから伝わってきて、格好良かったです。
今回は本当に貴重な体験をさせていただき、釧路の産業、地元の底力を感じました。
ここにしかない、今ここにある必然性・・・。
石炭は日本の近代化を支えたのはまちがいのない事実。
そしてそれが今ベトナムや中国の方々に伝わって、海外でも根をはやしている。
その広がりを感じるとともに、石炭というもの自体の神秘性をあらためて感じました。
「4000万年かかって石炭が作られ、それが掘られて、丘に上がって 鉄道で、船で運ばれ、
燃やされて電気にかわっていく。石炭の長い旅ですよね」と語る石川氏。
その旅の一端を覗かせていただき、そこに携わる人々の素敵な笑顔にもたくさん会えた取材でした。
釧路コールマイン株式会社、太平洋石炭販売輸送株式会社、そして釧路市立博物館にご協力いただきました。
炭鉱マンが入坑するところ、掘り出された石炭が貯炭場まで運ばれるところを取材。
お話しを伺ったのは、釧路コールマイン株式会社 管理部 水石豊氏、礦務部長 市原義久氏、管理部長 菅原茂樹氏。
そして太平洋石炭販売輸送株式会社 輸送部 江端俊一氏、伊藤千尋氏、ナビゲーターは釧路市立博物館 石川学芸員です。
今回取材同行しナビゲーターを務めていただきました石川学芸員からお写真をたくさんご提供いただきましたので、こちらでその一部をご紹介させていただきます。
この日は、ベトナムからの研修生が入坑するタイミング。
釧路コールマインは国内で唯一坑内掘りが行われていて、現在も石炭を掘り出しています。
太平洋の海底に張り巡らされた坑道で掘削が行われています。
ベトナムからの研修生は勉強のために母国からいらしています。
様々なことを学ばれるのですが、特に保安に関することがメインです。
いよいよ人車のところまで、潜入!!
この先までは現在は、伺うことができません。
「乗り心地試してみる?」と優しい声をかけられ、思わず甘えちゃいました。
3人がけで乗るものとのことですが。
昔は3人がけでびっしり、さらに天井が低いので、身長の高い方には辛い態勢なのかな?という感じです。
このシャッターは寒さ対策とのこと。
ベトナムの研修生のこと、人車のこと、色々お話しを伺ったのは、釧路コールマイン株式会社 管理部長 菅原茂樹氏。
翌日は、掘り出された石炭が選炭工場を経て、列車に積み込まれるところからスタート。
シャ〜という音で次々石炭が積まれていきます。
屋内から外にでてきた石炭は太陽に照らされキラキラ光っていました。
選炭工場で積み込まれた炭は、春採湖畔から太平洋を望みながら進みます。
とても風光明媚な景色が次々と目の前に展開していきます。
春採湖畔を散歩している方々、湖に漂う鳥たち、沿線の木々も季節ごとに色をかえるのでしょうね。
この日はとても風が強かったので、海の波が荒れている様子がすぐ側で感じられました。
また沿線の建物からも情緒が漂ってきます。
石炭を積み込んでから約10分ほどで貯炭場に到着です。ここで石炭を降ろすのですが、
その様子はまるで花火のナイアガラ。迫力があり、とても綺麗に見えました。そこで忙しそうに動く車。その車が移動すると炭の上に綺麗な軌跡が残ります。
列車から見ていると、まるでアートの様でした。
帰り道、太平洋石炭販売輸送株式会社 江端俊一氏にお話しを伺いました。
唯一日本で走っている炭鉱からの列車を運転している誇りがお話しから伝わってきて、格好良かったです。
今回は本当に貴重な体験をさせていただき、釧路の産業、地元の底力を感じました。
ここにしかない、今ここにある必然性・・・。
石炭は日本の近代化を支えたのはまちがいのない事実。
そしてそれが今ベトナムや中国の方々に伝わって、海外でも根をはやしている。
その広がりを感じるとともに、石炭というもの自体の神秘性をあらためて感じました。
「4000万年かかって石炭が作られ、それが掘られて、丘に上がって 鉄道で、船で運ばれ、
燃やされて電気にかわっていく。石炭の長い旅ですよね」と語る石川氏。
その旅の一端を覗かせていただき、そこに携わる人々の素敵な笑顔にもたくさん会えた取材でした。
2017-11-30 10:00
science short story・・・身近な科学編 [etc.]
ペットボトルは万能選手?
今回はペットボトルに焦点をあててのお話しです。
普段何気なく見ているペットボトルですが、実は理科教材としてとても役にたつものなのです。
ペットボトルは、全世界にあります。さらに安価で入手できます。そして、よく落ちています。
では、一体ペットボトルで何ができるのでしょう?
・サイコロになります(底を利用して)
・ビーカーになります(途中から切った下の部分)
・濾過装置になります(途中から切った上の部分)
・栽培同具になります(2つに切断して両方を使って)
・計量カップになります
これはほんの一部。この他にも色々な活用方法があります。
ビーカーが足りない。自由研究も道具がないからできない。
ではなく、あるものを使って自分で工夫する力を持たなければ・・・と思った私です。
今回はペットボトルに焦点をあててのお話しです。
普段何気なく見ているペットボトルですが、実は理科教材としてとても役にたつものなのです。
ペットボトルは、全世界にあります。さらに安価で入手できます。そして、よく落ちています。
では、一体ペットボトルで何ができるのでしょう?
・サイコロになります(底を利用して)
・ビーカーになります(途中から切った下の部分)
・濾過装置になります(途中から切った上の部分)
・栽培同具になります(2つに切断して両方を使って)
・計量カップになります
これはほんの一部。この他にも色々な活用方法があります。
ビーカーが足りない。自由研究も道具がないからできない。
ではなく、あるものを使って自分で工夫する力を持たなければ・・・と思った私です。
2017-11-24 10:00
science short story・・・身近な科学編 [etc.]
境氏のライフワーク「たたら」についてパート2をお送りします。
なぜ、「たたら」に魅了されたのでしょう?
それは別海での出来事でした。
当時、小学校の先生をしていた境氏、地層を見ていたところおじいさんに
「そこに砂鉄の層があるだろ。その砂鉄で昔鉄を作って道具を作っていたんだ。」と言われました。
その時にはまだ「たたら」のことには興味がなかったそうですが、そのおじいさんの言葉がずっと頭の片隅に残っていました。
その後老人を訪ねた時にはすでに他界なさっていて・・・。
でももしかしてそんなことがあったのかもしれない。函館にいって調査をしたりもしました。
地元の砂鉄で、地元の木炭を使って鉄ができるのでしょうか?
実はこれは成功したそうです。
さらにその鉄で道具ができるのか?現在、教育大学の院生がチャレンジ中とのこと。
もし、この道東で昭和初期から戦前にかけて、砂鉄から鉄を作っていたという情報がありましたら、ぜひご一報ください・・・境氏からのお願いでした!
なぜ、「たたら」に魅了されたのでしょう?
それは別海での出来事でした。
当時、小学校の先生をしていた境氏、地層を見ていたところおじいさんに
「そこに砂鉄の層があるだろ。その砂鉄で昔鉄を作って道具を作っていたんだ。」と言われました。
その時にはまだ「たたら」のことには興味がなかったそうですが、そのおじいさんの言葉がずっと頭の片隅に残っていました。
その後老人を訪ねた時にはすでに他界なさっていて・・・。
でももしかしてそんなことがあったのかもしれない。函館にいって調査をしたりもしました。
地元の砂鉄で、地元の木炭を使って鉄ができるのでしょうか?
実はこれは成功したそうです。
さらにその鉄で道具ができるのか?現在、教育大学の院生がチャレンジ中とのこと。
もし、この道東で昭和初期から戦前にかけて、砂鉄から鉄を作っていたという情報がありましたら、ぜひご一報ください・・・境氏からのお願いでした!
2017-10-27 10:00
science short story・・・地球観測編 [etc.]
熱を見るがテーマ。
今回は赤外線センサをスタジオにお持ちくださいました。
赤外領域の光(赤外線)を受け、電気信号に変換して、必要な情報を取り出して応用する技術、またその技術を利用した機器が赤外線センサです。
人間が目で見ることのできる光(可視光)は、波長の短い紫色から青、緑、黄色オレンジ、赤と波長が長くなります。
赤外線は、可視光の赤よりも波長が長い電磁波で、人間の目には見えません。
最近では、この赤外線カメラをドローンに搭載して太陽光発電のパネルの点検に使っているそう。
もちろん人工衛星にも搭載されています。
身近なところでは、気象衛星ひまわりが、赤外センサで日本付近を2.5分毎に観測しているそうです。
ひまわりから見える雲のてっぺん「雲頂」はその高さによって温度が変わります。
その温度の違いを観測することで、雲の高さを推定しているそう。
また、他の画像を合わせて解析することで、雲の種類を特定して天気予報にも役立てているのです。
今回は赤外線センサをスタジオにお持ちくださいました。
赤外領域の光(赤外線)を受け、電気信号に変換して、必要な情報を取り出して応用する技術、またその技術を利用した機器が赤外線センサです。
人間が目で見ることのできる光(可視光)は、波長の短い紫色から青、緑、黄色オレンジ、赤と波長が長くなります。
赤外線は、可視光の赤よりも波長が長い電磁波で、人間の目には見えません。
最近では、この赤外線カメラをドローンに搭載して太陽光発電のパネルの点検に使っているそう。
もちろん人工衛星にも搭載されています。
身近なところでは、気象衛星ひまわりが、赤外センサで日本付近を2.5分毎に観測しているそうです。
ひまわりから見える雲のてっぺん「雲頂」はその高さによって温度が変わります。
その温度の違いを観測することで、雲の高さを推定しているそう。
また、他の画像を合わせて解析することで、雲の種類を特定して天気予報にも役立てているのです。
2017-10-06 10:00
science short story・・・身近な科学編 [etc.]
なぜ歴史的な建造物が今も建っているのでしょうか?
そんな質問からスタートしました。
住宅の寿命には諸説あるそうです。素材にも関係がありそうです。でもそこに使われている釘が重要なポイント。
古代の釘は現代の釘と違うそう。
古代の釘は砂鉄を原料にして、純度は99%以上あり、錆びにくいのだそう。
その鉄をどうやってつくっていたのでしょう?
ここには「たたら」という技法が関係してきます。実は境氏の研究テーマでもあります。
日本の古来から行われている鉄作りの技法を「たたら」と言います。
粘土を用いて縦3m、横1m、深さ1.2mの炉。この炉の地下には、地下からの湿気を止めるための構造になっています。
炉の中に炭を入れ、火をつけ、炉全体に火が行き渡るようにします。この炉の中に3日3晩かけて繰り返し、砂鉄と木炭を挿入。
砂鉄15t、木炭15を入れ、3日目に炉を解体して3tの鉄をつくりだすというものです。
そんな質問からスタートしました。
住宅の寿命には諸説あるそうです。素材にも関係がありそうです。でもそこに使われている釘が重要なポイント。
古代の釘は現代の釘と違うそう。
古代の釘は砂鉄を原料にして、純度は99%以上あり、錆びにくいのだそう。
その鉄をどうやってつくっていたのでしょう?
ここには「たたら」という技法が関係してきます。実は境氏の研究テーマでもあります。
日本の古来から行われている鉄作りの技法を「たたら」と言います。
粘土を用いて縦3m、横1m、深さ1.2mの炉。この炉の地下には、地下からの湿気を止めるための構造になっています。
炉の中に炭を入れ、火をつけ、炉全体に火が行き渡るようにします。この炉の中に3日3晩かけて繰り返し、砂鉄と木炭を挿入。
砂鉄15t、木炭15を入れ、3日目に炉を解体して3tの鉄をつくりだすというものです。
2017-09-22 10:00
science short story・・・地球観測編 [etc.]
今回は夜の地球を観測する。
宇宙からの地球の夜景・・・とっても綺麗です。
左の写真は国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士が高度400kmから夜の地球を見ている画像。
そして右の写真は、人工衛星から夜の地球の明かりを観測したもの。
1〜2ヶ月間観測された画像を処理して、地球上で夜に明るいところが残るように処理した画像。
地球から約830kmの高さにあるアメリカの軍事気象衛星で観測されたもの。6時間で地球を全体を観測。
月明かりに照らされた雲を撮影するためのセンサーが搭載されているそう。とても高感度なカメラが搭載されていると考えてみてください。
そのため月明かりを反射した雲以外に、夜間の地上の光や夜の海で漁船が放つ漁火などを見ることができます。
続いて・・・
1992年と2014年の画像を比べてみてください。
左側が1992年、右側が2014年の画像。
日本はさほど変わっていない感じですが、韓国と中国の明かりの量がこの間に非常に増えたことがわかりますね。
宇宙からの地球の夜景・・・とっても綺麗です。
左の写真は国際宇宙ステーションに滞在している宇宙飛行士が高度400kmから夜の地球を見ている画像。
そして右の写真は、人工衛星から夜の地球の明かりを観測したもの。
1〜2ヶ月間観測された画像を処理して、地球上で夜に明るいところが残るように処理した画像。
地球から約830kmの高さにあるアメリカの軍事気象衛星で観測されたもの。6時間で地球を全体を観測。
月明かりに照らされた雲を撮影するためのセンサーが搭載されているそう。とても高感度なカメラが搭載されていると考えてみてください。
そのため月明かりを反射した雲以外に、夜間の地上の光や夜の海で漁船が放つ漁火などを見ることができます。
続いて・・・
1992年と2014年の画像を比べてみてください。
左側が1992年、右側が2014年の画像。
日本はさほど変わっていない感じですが、韓国と中国の明かりの量がこの間に非常に増えたことがわかりますね。
2017-09-01 10:00
on the Essence・・・special [etc.]
今回のspecialは、オオジシギについて。
釧路市立博物館 貞國学芸員の登場です。
遠くオーストラリアから釧路まで渡ってくる彼ら。
野鳥の会が、去年2016年から5年計画で「オオジシギ保護調査プロジェクト」をスタートしました。
オオジシギ有名なのは、ディスプレイ。
鳴き声の後に羽音がしっかりと聞き取れる・・・あの有名な音です。
上の写真は鳴いているものと、急降下している時の姿。まるで飛行機の逆噴射みたいです。
彼らは遠くは9000キロも旅をしてくる個体もいるそう。
今までは詳細にルートはわからなかったそうですが、少しずつそれが明らかになろうとしています。
調査を始めたのは、環境省レッドリストで準絶滅危惧種、個体数の減少が危惧されているから。
まずは現状把握が必要ということで始まったのがプロジェクトです。
オオジシギを捕獲し、計測、足環、フラッグ、衛星追跡送信機を取り付けました。
この送信機をつけた個体は5羽。その結果、5羽とも全て太平洋へまっすぐ飛んでいったそうです。
中には台風などの天候不順で渡りを失敗してしまう個体もいることもわかりました。
推定速度は38〜77km/h。だいたい40km前後が平均速度のようです。
そして休まずノンストップで・・・・・・
本当に命がけの渡りなのです。飲まず食わずに寝ることもままならず。
現在は、北海道は勇払原野で調査を行っていますが、今後は北海道各地で行っていきたいと考えているそうです。
釧路でも・・・という声もあがっているそうで、もし同様の調査をするのであれば、協力していきたいと貞國氏はおっしゃっていました。
釧路市立博物館 貞國学芸員の登場です。
遠くオーストラリアから釧路まで渡ってくる彼ら。
野鳥の会が、去年2016年から5年計画で「オオジシギ保護調査プロジェクト」をスタートしました。
オオジシギ有名なのは、ディスプレイ。
鳴き声の後に羽音がしっかりと聞き取れる・・・あの有名な音です。
上の写真は鳴いているものと、急降下している時の姿。まるで飛行機の逆噴射みたいです。
彼らは遠くは9000キロも旅をしてくる個体もいるそう。
今までは詳細にルートはわからなかったそうですが、少しずつそれが明らかになろうとしています。
調査を始めたのは、環境省レッドリストで準絶滅危惧種、個体数の減少が危惧されているから。
まずは現状把握が必要ということで始まったのがプロジェクトです。
オオジシギを捕獲し、計測、足環、フラッグ、衛星追跡送信機を取り付けました。
この送信機をつけた個体は5羽。その結果、5羽とも全て太平洋へまっすぐ飛んでいったそうです。
中には台風などの天候不順で渡りを失敗してしまう個体もいることもわかりました。
推定速度は38〜77km/h。だいたい40km前後が平均速度のようです。
そして休まずノンストップで・・・・・・
本当に命がけの渡りなのです。飲まず食わずに寝ることもままならず。
現在は、北海道は勇払原野で調査を行っていますが、今後は北海道各地で行っていきたいと考えているそうです。
釧路でも・・・という声もあがっているそうで、もし同様の調査をするのであれば、協力していきたいと貞國氏はおっしゃっていました。
2017-08-31 09:00