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on the Essence・・・special [etc.]

今回のspecialは、オオジシギについて。
釧路市立博物館 貞國学芸員の登場です。
遠くオーストラリアから釧路まで渡ってくる彼ら。
野鳥の会が、去年2016年から5年計画で「オオジシギ保護調査プロジェクト」をスタートしました。
IMG_8758.jpg IMG_8759.jpg IMG_8760.jpg
オオジシギ有名なのは、ディスプレイ。
鳴き声の後に羽音がしっかりと聞き取れる・・・あの有名な音です。
上の写真は鳴いているものと、急降下している時の姿。まるで飛行機の逆噴射みたいです。
彼らは遠くは9000キロも旅をしてくる個体もいるそう。
今までは詳細にルートはわからなかったそうですが、少しずつそれが明らかになろうとしています。
調査を始めたのは、環境省レッドリストで準絶滅危惧種、個体数の減少が危惧されているから。
まずは現状把握が必要ということで始まったのがプロジェクトです。
オオジシギを捕獲し、計測、足環、フラッグ、衛星追跡送信機を取り付けました。
この送信機をつけた個体は5羽。その結果、5羽とも全て太平洋へまっすぐ飛んでいったそうです。
中には台風などの天候不順で渡りを失敗してしまう個体もいることもわかりました。
推定速度は38〜77km/h。だいたい40km前後が平均速度のようです。
そして休まずノンストップで・・・・・・
本当に命がけの渡りなのです。飲まず食わずに寝ることもままならず。
現在は、北海道は勇払原野で調査を行っていますが、今後は北海道各地で行っていきたいと考えているそうです。
釧路でも・・・という声もあがっているそうで、もし同様の調査をするのであれば、協力していきたいと貞國氏はおっしゃっていました。


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