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2020.0320 O.A 釧路市こども遊学館 多胡学芸員 「いちばん星」 [motto museum]

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最近、目立つ星がありませんか?通常、日没後1時間ほどで夕焼けも収まり、星が輝き始めます。でもこの季節は、日が暮れてまだ間もない「宵」の頃、他の星々よりも一足早く輝き始める星があります。太陽の沈んでいった西の空に、ひときわ明るく輝く星が一つ、それが金星です。実は12月頃から日の入り後の西の空で明るく輝いています。宵の明星、金星。金星は太陽に近い方から2番目の惑星。地球のすぐ内側を周り、地球に最も近く惑星でもあります。直径は地球の0.95倍、重さは地球の0.82倍。地球とよく似ています。その内部構造も地球とほぼ同じであると考えられ、地球の姉妹惑星と表現されることもあるそうです。ただ、地表の様子は全く異なります。地球の大気の主成分は二酸化炭素。その激しい温室効果によって表面温度は460度にも達するそう。さて、3月25日は「東方最大離角」。地球の内側を公転する水星や金星は、太陽の反対側に来ることはないので決して真夜中には見えません。見える時は必ず日没後の西の空か、日の出前の東の空になるのです。今回は3月25日に太陽から最も東側に離れる東方最大離角になり、この頃は日没後に観測しやすくなのです。反対に太陽から最も西側に離れる西方最大離角の頃は、明けの明星として日の出前の東の空で観測しやすくなるのです。そして、3月28日には、金星の左下で三日月より少し太い月が輝き、美しい眺めとなるとのこと。マイナス4.4等もの輝きの金星と明るい付きは、まだ空に明るさが残るうちから観察することができるそうです。まだまだ天体ショーは4月に入っても楽しむことができるので、空を見上げて・・・心洗われる時を過ごすのも良いかもしれません。
http://kodomoyugakukan.jp/

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