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everyday life [path-art]

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作品として撮っているのはスナップが多いそうです。身の回りのスナップ。
35年くらい、商業カメラマンとしてやってきたとおっしゃる中根氏。仕事としては、人のインタビュー、料理などの撮影が多かったそうです。
本来的に撮りたいものは、どちらかというと人物。ポートレイトみたいな。
鶴居村では鶴居に住んでいる方のポートレイトが撮れればと考えているそうです。
人と何度かあって、仲良くなって、写真を撮らせてもらって、その方の知り合いや友達を紹介してもらい、繋がっていく感じでしょうか。
最低でも100人くらいは撮りたいと思われています。
なぜ肖像画なのでしょう?人間が一番面白いと。それと話しをしてみたい。それが人を撮りたい理由。
鶴居は初めてですが、すごく住みやすいと。来る前に想像していたのとだいぶ違うというのが第一印象だったと。
今まではポートレイトはどちらかというと仕事で依頼されたものが多かったそう。
鶴居では自分の作品として撮ろうとしているので、今までと若干の違いはあるかもしれません。
セットはあまり変わらないかもしれないのですが、撮っている雰囲気などは全然違うから。
普通にお話しをしていて世間話の延長で撮影しているので、気楽に撮れている感じ。
あまり構えないで撮らせてもらえるとおっしゃっていました。
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そもそもは、旅行が好きでバックパッカーの走り。当時海外旅行をしていたそうです。
日本に帰っても仕事がないし、仕事としてカメラならチョロそうと思ったとか。これならいけそうと思ったけれどそうではなかった。ずるずるきちゃったという感じとか。
当時は写真が今ほど身近ではありませんでした。今はスマホでいつでも誰でもどこでも撮れますが。
もっと以前はハードルがあったのでプロの存在意義もあったし、仕事になり得たとお話しして下さいました。
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「現在、ポートレイトと風景を混ぜこぜに撮っています。すごく面白く充実した時間を過ごしていますね。
写真の魅力は、動く映像と違うので、そこが一番の違い。
僕の場合は、例えば写真とはプリントされたもの以外はあまり写真とは思わないんです。
テレビ画面やモニター画面でみる、スマートフォンで撮ったものは、スチール写真ではあるが違うのです。
僕が個人的に思うのは紙にプリントしたものが写真と認識しています。プリントされたものは、現実とは少し違います。
現実は必ず時間がどうしても移り変わっていくもの、でも勝手に止まってしまったものだから、
見てるはずのものだけど、見てるのとは微妙に違う。そこが面白いんですね。」

撮影する行為は、例えば、子供が拾ってきた石等を好きなお菓子の箱に入れて、宝ものを集めるみたいな。東京で仕事以外ではそういうものを集めていたそうです。
日々の記録的な意味もあり、周りで起こっているもので本当は全部忘れて流れていってしまうものだけど、それを撮ってお菓子の箱に入れておくと後からみる楽しみもあると・・・。
「今はとにかく歩いて、歩いたところをいっぱい撮っている感じ。同じところでも季節によって時間によって違いますからね。」

※尚、写真は 、ART IN RESIDENCE at TSURUI,AKAN PROJECT 2018.3~2019.2 移住写真家の一人 中根静男氏からお借りしました。

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