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生物が好き、特に虫が好き。
肉眼では確認しずらい小さな小さな昆虫を顕微鏡を使って正確に描く・・・
昆虫に関しては一番長く描いていて、かれこれ20年以上とか。
職場で昆虫の標本に触れ、昆虫学者に出会い、「昆虫を描いたことがありますか?ムシを描けますか?」と聞かれたのがきっかけで描き始めるようになったそうです。
もともと美術系の学校にいらっしゃったそうですが、絵を描くというよりはどちらかというとデザイン系だったと。最初に描かれたのはアゲハ蝶。
よく調べると、「こんなところにこんな感じの模様があったんだ」とか「節が3つではなく、4つだったんだ」とか。
描いていくうちにだんだんはまっていった感じでしょうか。
小さな昆虫を、顕微鏡の描画装置を使ってグラフ用紙にスケッチし、体の作りを調べてトレース。
パーツとして分かれた部分と線に見える部分の違いなどに注意をはらいます。
同じ科のムシでも節の長さで種類が異なったりするため、どのパーツも細心の注意が必要とのこと。
非常に細かくて根気のいる作業です。
今まで描いた昆虫の中で一番小さかったのは、ヒメコバチという蜂。1mmないくらいの大きさとか。
それは電子顕微鏡で撮影した写真をいただき、実際に標本を見て、それを合成する様にして描かれたそう。
顕微鏡を覗いて描き始めると2時間とか3時間とか平気で覗いていたりもするそうです。
「嫌いだったムシが私の絵を通してあまり怖くなくなった」・・・
「見てみたら意外と平気だった」・・・
「ムシ嫌いとだけ思わないで、実は今まで遠ざけていたけれど見てみたら結構面白いなとか綺麗だなとか身近になる様なきっかけになったら嬉しいですね。」
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(田中眞理 昆虫を描く 生物細密画展は9/30まで釧路市立博物館で開催中)

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