SSブログ

2020.0512 O.A 「春実感!」 [various story]

上村知弘さん(カメラマン)
http://www.tntnaturecon.com/

渡り鳥たちが戻ってきました。毎日違った種類の鳥の声を聞くことができるそうです。
なんだか・・・贅沢ですね。アメリカンロビン、イエローレグ、カナダガン、フクロウ、カモ類、なきハクチョウ等々。
なきハクチョウって気になったのですが、別名トランペッタースワン。まるでトランペットを吹いているかの様に鳴くそうです。
今彼はゲルに住んでいます。その横に湿地があるので、そこにやってくる鳥たち、他に森の鳥たちの声も聞こえてとても賑やか。
カナダユーコンに南からやってきて営巣する鳥、さらにそこを通りもっと北に進んで営巣する鳥たちもいるそうです。
お話しを伺っていると、北海道と良く似ている感じ、特に道東と似ているな〜と感じることが多いのですが、山菜を楽しむ習慣はないのでしょうか?
今の時期、この周辺では様々な山菜をとって料理をして楽しまれる方が多いと思うのですが、カナダには春の山菜文化はないようです。
ギョウジャニンニクが大好きな彼にとっては残念そう・・・。
雪がなくなって一気に春を感じるとおっしゃっていましたが、つい最近までアイスフィッシングも楽しまれていたそうです。
ホワイトフィッシュと呼ばれるサケ科の魚が多いそうですが、淡白で様々な料理にアレンジがきくそう。スモークで食べても美味。
最近は普段できないことを思い切り楽しまれている雰囲気が伝わってきます。
釣りもそうですが、グリーンハウス、サウナ等々も作られているとか。グリーンハウスはいわゆるビニールハウスですね。
stay homeが言われていますが、外に行き自然と戯れることが今まで以上に多いみたい。
「でも一人で寂しすぎる時もありますよ」
※写真は上村知弘氏からお借りしました。
IMG_8242.jpg IMG_8243.jpg IMG_8244.jpg IMG_8245.jpg IMG_8248.jpg

maze on parade [path-art]

1.jpg 4.jpg 5.jpg 6.jpg
7.jpg 通常はAギャラリーの出口が今回は入り口です。
ものすごい数の原画とその緻密さに圧倒されます。
香川元太郎氏は歴史考証イラストの専門家として、歴史雑誌や教科書などに多数のイラストを描かれています。
迷路・隠し絵制作でも定評があり、迷路絵本シリーズも数多く出版し、ベストセラーとなっています。
とにかく迷路がお好き。そのきっかけは2つあるそうです。
一つは子供の頃に街そのものが迷路の様な細かい路地がたくさんある街に住んでいたこと。
学校の帰り道、街の中でリアルな迷路遊びをなさっていたとのこと。
家と家の隙間の路地をちょっとドキドキしながら進み、冒険のようなワクワク感を感じていたそう。
そしてもう一つが積み木。お父様手作りの積み木で遊んでいたそうです。
たくさんの積み木遊びがエスカレートし、積み木で立体迷路を作るように。
橋の下をくぐったり、トンネルがあったり・・・そのように迷路を作ることにハマっていったそう。
原点はそこにあるのでしょう。
ですから一つ一つの作品に全てストーリーがあり、香川氏の遊び心を存分に感じながら作品を楽しむことができるのです。
近くから・・・少し離れて・・・いろいろな鑑賞の仕方を楽しむと見えない何かが見えてくる。
ものの感じ方、捉え方さえ豊かにしてくれるそんな展覧会だと思いました。
8.jpg9.jpg 10.jpg 13.jpg
(めいろ!めいろ!!迷路!!!展は6/21まで釧路市立美術館で開催中)
※2020.4/18〜5/25まで臨時閉館。(2020.05.25現在)

2020.0508 O.A 釧路市こども遊学館 小笠原学芸員 「遊学館を紐解く」 [motto museum]

mmi0508.jpg
現在では全国にたくさんある子供向けの施設。その中でも釧路市のこども遊学館はとても珍しい成り立ちを持っています。遊学館が開館して今年で15年。でもその前からずっと構想は続いていたのです。1991年、青少年科学館の改築と中央児童センターの建設事業の検討が始まりました。その4年後に「こども遊学館構想」が位置付けられ、本格的に遊学館設置にむけ始動。1998年、市民による「こども遊学館を考える懇談会」の設置や施設の検討がスタートします。ここには市民が主体的に遊学館のハードからソフトに関わる施設の基本設計に関わりました。メンバーは市民の他に科学や幼児教育関係者、小児科医等々。その2年後2000年、市民準備組織として「こども遊学館をつくり・育てる会」が組織化されます。年間100回以上の会議を重ね物事は進んでいきました。トイレの位置、フロアのレイアウト、部屋の広さ、展示物、プラネタリウムの座席等々、基本設計から実施設計のプランを市民が議論を重ねて形作っていったのです。現在の遊学館の直径16mの屋内砂場の構想もここから誕生しました。そして2003年、市民が作り育ててきた遊学館の事業運営を誰に託すのか・・・ということに。自分たちが構想してきたものを人任せにして良いのか?ということで当初のメンバーから「こども遊学館市民ステージ」というものを発足。市民が子供達のために、やりたい遊びや学びを実現できるためのステージを作るという思いが込められているのです。いわば市民と行政・施設との接着剤的なイメージです。2005年、7月9日にグランドオープン。毎年10万人もの人が訪れる施設になりました。「まだ果たせていない役割、課題も多いと思います。これからも市民とともにまだまだ成長できる、すると思っています。」
http://kodomoyugakukan.jp/

2020.0507 O.A BAND [chord5]

・Man On The Silver Mountain / Ritchie Blackmore's Rainbow
・Catch The Rainbow / Ritchie Blackmore's Rainbow
・Tarot Woman / Blackmore's Rainbow
・Long Live Rock'n Roll / Rainbow
・Gates of Babylon / Rainbow
~今回のバンド編、Ritchie Blackmore 特集です。
今回は、ギターリスト ソロ特集。第3弾はリッチー・ブラックモアです。
セレクトはもちろん河口氏。今回の出演は、河口氏&midoriでお送りします。

2020.0505 O.A 「色々試す変化の時」 [various story]

松瀬 一昭さん(シンガーソングライター)
https://m.facebook.com/matsusekazuaki

前回から6週間。やはり状況は変わっています。色々なことを試して次々チャレンジしている感じでしょうか。
まずは何と言っても配信です。
彼が加わった春夏秋冬は4人組。3月25日にメジャーデビューしたのですが、ライブがほとんどできない状態。
それぞれ自宅からのコラボ配信をしたそうです。メンバーの1人がホスト役、そしてそこに他の3人がゲストとして登場するカタチ。
全員の顔は出るのですが、やはりトークでは被りがあるので・・なかなか大変と。
4月からはラジオのレギュラー番組も・・・それも大変。前回は1人がブースに入り、残りの3人にそれぞれ1人ずつ電話つなぎをしたりとか。
現在は、どの様な方法が一番しっくりくるのか?やりやすいのか?試している段階。
アーティストの方は配信ライブをたくさんなさっている様ですが、これも無料のものと、料金が発生するものがあるそうです。
通常の配信はなんとなくゆるい感じで、トークもあったりしますが、このプレミアム配信はライブそのもの。
しっかり衣装も着て、セットリストも用意して・・・。チケットを買っていただいてライブを鑑賞する感じとか。
いつか屋外でしっかりメンバーと距離をとって映像が撮れたらと。大草原の中とか、湿原とか。
気持ち良さそうですね。でもドローンで映像を撮らなければいけないかもしれませんね。
「それはそうと、こう自宅にいるとポチッとすること増えませんか?」と松瀬氏。確かにおっしゃる通りです。
でもデリバリー等、また今色々な形で品物が販売されているので、それを使って買い物をして経済をまわすということも、
何もしないよりは良いのかもしれないと思う私でした。
※写真は松瀬一昭氏からお借りしました。
0505vs m.jpg

railway photo [path-art]

1.jpg 3.jpg 2.jpg
北海道・鉄道開業140年企画ということで、鉄道写真展と北海道への旅を誘うポスター展について。
今回は荒川好夫写真展について熊谷学芸員に伺いました。
荒川氏は鉄道写真家で、元日本国有鉄道東京本社広報部のコマーシャルフォトグラファーとして
数多くの鉄道関連の車両・施設の記録写真と芸術写真を残している方とのこと。
会場は全てモノクロの写真で埋め尽くされています。
一見静かな感じもするのですが、一枚一枚じっくりとのぞいていくと・・・
今にも動き出しそうな機関車、きっとものすごく寒い中でこの写真を撮ったのだろう・・・等
色々なイマジネーションが頭の中に広がってきます。
さらに機関車だけではなく、そこに暮らす人々、機関車を取り巻く働く人々。当時の生活が生き生きとした表情とともに蘇ります。
私が気になったのは機関車のある部分。そこを強調してアップで捉えている作品ですが、まるで抽象画のような趣きがあるのです。
どの作品も同じ機関車というテーマ、急行「ニセコ」蒸気機関車C62なのですが、これだけ切り口があるの?といった感じで世界が広がっています。
その数全部で57点。他に、北海道立図書館の蔵書から、昭和戦後期から近年までののりものに関する絵本が展示されています。
昔も今も変わりなく愛され続けるのりものたち。その魅力の一端をここで再発見できるかもしれません。
4.jpg 6.jpg
(北海道・鉄道開業140年 荒川好夫写真展・栗谷川健一ポスター展は7/1まで北海道立釧路芸術館で開催中)
※2020.4/18〜5/25まで臨時閉館。(2020.05.25現在)

2020.0501 O.A 釧路市埋蔵文化財調査センター 澤田学芸員 「昔の人は何を食べていた??」 [motto museum]

mm0501s.JPG
日本には四季があり、それが日本の良さでもあります。当然昔の人々も季節に合わせて生活を営んでいたことでしょう。冷蔵庫はないので、旬の美味しい食べ物を口にしていたのかも。では一体どの様なものを食べていたのでしょう?実は今の日本人とあまり変わらないかもしれません。春は行者ニンニクやコゴミなどの山菜。秋はヤマブドウやドングリ、栗などの木ノ実。そしてトド。トドは5〜7月にオスが上陸して縄張りを形成し、複数のメスとハーレムを作ります。そして春から夏に出産。そのトドをとって食べていたそうです。流石にこれは現代ではあまり食べないですね。冬にはおそらくエゾシカ等を食べていたと考えられているそう。釧路には東貝塚(縄文前期)と幣舞遺跡(縄文晩期)などの貝塚がいくつもあるのです。釧路は海の街です。釧路湿原が現在の姿になったのは縄文の終わり頃。それまでは釧路市街地は海だったと考えられています。さて、釧路の貝塚からは多くの食に関するものが・・。一番多いのはアサリ等の二枚貝、魚はカレイ類が主体とのこと。季節によって回遊魚であるブリ(夏季)やマダラ(冬季)も。他にはオットセイやアシカといった海獣類も見ることができるそうです。珍しいものとしてはアホウドリ。釧路の沖合では見ることがあると聞いた事があるのですが、このアホウドリはおそらく羽を何かに使ったのでは?ということでした。貝塚から出土する動物遺存体の中には季節性がうかがえるものもあるそうです。最後に澤田氏は「貝塚から出土するカキの貝殻を見るととても大きいんですよ。さぞ美味しかったのだろうな。食べてみたいな。釧路の海産物は美味しいので、多分昔も美味しかったのだろうな」と。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/maibun/shisetsu/1001.html

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。