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2020.0508 O.A 釧路市こども遊学館 小笠原学芸員 「遊学館を紐解く」 [motto museum]

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現在では全国にたくさんある子供向けの施設。その中でも釧路市のこども遊学館はとても珍しい成り立ちを持っています。遊学館が開館して今年で15年。でもその前からずっと構想は続いていたのです。1991年、青少年科学館の改築と中央児童センターの建設事業の検討が始まりました。その4年後に「こども遊学館構想」が位置付けられ、本格的に遊学館設置にむけ始動。1998年、市民による「こども遊学館を考える懇談会」の設置や施設の検討がスタートします。ここには市民が主体的に遊学館のハードからソフトに関わる施設の基本設計に関わりました。メンバーは市民の他に科学や幼児教育関係者、小児科医等々。その2年後2000年、市民準備組織として「こども遊学館をつくり・育てる会」が組織化されます。年間100回以上の会議を重ね物事は進んでいきました。トイレの位置、フロアのレイアウト、部屋の広さ、展示物、プラネタリウムの座席等々、基本設計から実施設計のプランを市民が議論を重ねて形作っていったのです。現在の遊学館の直径16mの屋内砂場の構想もここから誕生しました。そして2003年、市民が作り育ててきた遊学館の事業運営を誰に託すのか・・・ということに。自分たちが構想してきたものを人任せにして良いのか?ということで当初のメンバーから「こども遊学館市民ステージ」というものを発足。市民が子供達のために、やりたい遊びや学びを実現できるためのステージを作るという思いが込められているのです。いわば市民と行政・施設との接着剤的なイメージです。2005年、7月9日にグランドオープン。毎年10万人もの人が訪れる施設になりました。「まだ果たせていない役割、課題も多いと思います。これからも市民とともにまだまだ成長できる、すると思っています。」
http://kodomoyugakukan.jp/

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