SSブログ

2020.0501 O.A 釧路市埋蔵文化財調査センター 澤田学芸員 「昔の人は何を食べていた??」 [motto museum]

mm0501s.JPG
日本には四季があり、それが日本の良さでもあります。当然昔の人々も季節に合わせて生活を営んでいたことでしょう。冷蔵庫はないので、旬の美味しい食べ物を口にしていたのかも。では一体どの様なものを食べていたのでしょう?実は今の日本人とあまり変わらないかもしれません。春は行者ニンニクやコゴミなどの山菜。秋はヤマブドウやドングリ、栗などの木ノ実。そしてトド。トドは5〜7月にオスが上陸して縄張りを形成し、複数のメスとハーレムを作ります。そして春から夏に出産。そのトドをとって食べていたそうです。流石にこれは現代ではあまり食べないですね。冬にはおそらくエゾシカ等を食べていたと考えられているそう。釧路には東貝塚(縄文前期)と幣舞遺跡(縄文晩期)などの貝塚がいくつもあるのです。釧路は海の街です。釧路湿原が現在の姿になったのは縄文の終わり頃。それまでは釧路市街地は海だったと考えられています。さて、釧路の貝塚からは多くの食に関するものが・・。一番多いのはアサリ等の二枚貝、魚はカレイ類が主体とのこと。季節によって回遊魚であるブリ(夏季)やマダラ(冬季)も。他にはオットセイやアシカといった海獣類も見ることができるそうです。珍しいものとしてはアホウドリ。釧路の沖合では見ることがあると聞いた事があるのですが、このアホウドリはおそらく羽を何かに使ったのでは?ということでした。貝塚から出土する動物遺存体の中には季節性がうかがえるものもあるそうです。最後に澤田氏は「貝塚から出土するカキの貝殻を見るととても大きいんですよ。さぞ美味しかったのだろうな。食べてみたいな。釧路の海産物は美味しいので、多分昔も美味しかったのだろうな」と。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/maibun/shisetsu/1001.html

Facebook コメント

2020.0430 O.A 邦楽(ZAR..railway photo ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。