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mental scenery [path-art]

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画家の生涯描き続けた画業を俯瞰で見ることのできる作品展です。
夕張に生まれ、美術教員を務めながら道展や国画会の国展等に出品した油彩画家の木下勘二氏。
50歳を超えてから自らのぞみ、釧路にやって来ます。
展示はわかりやすく時代ごとに展示されているのですが、釧路のコーナーではガラッと色が変化しているのがわかります。
表現方法は、具象・半具象・半抽象・抽象と様々、ところが表現しているものは心象風景と同じテーマで貫かれています。
一人の作家の描くものに対する表現の追求、苦悩、実験する心が伝わって来ます。
身の周りの風景、心に残ったイメージを描く心象風景。作品からは彼が生きた時代、彼の生活、そして人生が感じことのできる内容です。
とりわけ今回のポスターやチラシで使われている作品を目の前にすると、なんとも言えない感情が沸き起こってくることと思います。
月が描かれ屋外の雰囲気の中にぽつんと置かれた椅子。でもそれは存在感を放っていて、一度見たら忘れることのできない作品・・と私には感じられました。
現在、夕張市には60点以上の木下作品が保管されているそうです。
道展に初入選した作品から、釧路で描いた大作、実験的な抽象作品まで、作家の画業を大観するコレクション。
これらの作品にプラス釧路市立美術館のコレクションが加わり、全体で約70点の作品が展示されています。
「夕張から釧路へ 心象の風景 木下勘二」の世界へ足をそっと踏み入れてみませんか?
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(木下勘二展は10/14まで釧路市立美術館で開催中)

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