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2019.0920 O.A 北海道立釧路芸術館 中村学芸主幹「あいちトリエンナーレ2019」 [motto museum]

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愛知県で、2010年から3年に1度開催されている国際芸術祭。今年は4回目の開催。芸術監督はジャーナリストの津田大介氏。8月1日から始まり10月14日までのロングランです。今回の一つの特色として、男性作家と女性作家の数を同じにした事があげられるそう。会場も数カ所あり、国内外から90組以上のアーティストが参加。国際現代美術展の他、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラム等、様々な表現を横断する最先端の芸術作品が紹介されているとのこと。その中の一つに「表現の不自由展・その後」という企画があり、それが開催から2日後の8月3日に中止になったそう。この企画の中で展示されていた韓国人作家の作品と、日本人作家の作品に批判が殺到。8月2日までに芸術祭事務局にはその作品展示に対し1400件以上の抗議のメールと電話があったそう。「テロ予告や脅迫とも取れるような電話やメールが寄せられ、安全な運営が危惧される」という理由で芸術祭実行委員会では中止を決定したそうです。今回の報道で政治家の発言や、その発言に対する抗議など、物議が物議を醸している状態が続いているとのこと。公式hpには随時ニュースが更新されています。そもそも「表現の不自由展・その後」は2015年に東京のギャラリーで開催された「表現の不自由展」をいわばバージョンアップした企画。公立美術館などで一度展示されながら撤去された作品、あるいは展示を拒否された作品を、その経緯を説明する文章とともに展示していたのです。芸術監督は、「撤去された作品の実物とともにその経緯を鑑賞することで、議論が分かれる<表現の自由>という現代的な問題について議論するきっかけにしたい」「実物を見て判断していただきたい」と、これらがこの展覧会の揺らぎない趣旨と語っているそうです。
http://www.kushiro-artmu.jp/

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