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2019.0705 O.A 北海道立釧路芸術館 藤原学芸員「初めまして!!」 [motto museum]

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今年4月から釧路に。出身は旭川。高校まで旭川で過ごし、大学は東京へ。小さい頃から家族で美術館やギャラリーなどに出かけることが多く、特にお母様とよく出かけていらっしゃったそうで、美術という枠組にとらわれず身近に接していたことも影響しているのかもしれません。お茶の水女子大学の文教育学部で美術史を学んだそうです。当時は近代フランス、19世紀末から20世紀初頭の美術、いわゆる印象派と呼ばれるルノワール、モネ、セザンヌ等々。他にはジャポニスムと呼ばれる作品、工芸なども興味があったそう。その後北海道に戻り、働き始めが北海道立帯広美術館でした。そして札幌、帯広、札幌と転勤し、この度釧路に初めていらっしゃったのです。数多くの展覧会の企画を立案、携わっていらっしゃったので、印象深かった展覧会について伺いました。札幌 近代美術館で開催した「アミューズランド」という展覧会は子供から大人まで楽しむことのできるもので、見て楽しめる仕掛けや作品を紹介する内容でした。この時には夢をテーマにした展覧会をいつかやってみたいと思っていたそうで、それを実現した形になったのです。藤原氏が大好きなサン=テグジュペリの「星の王子さま」に出てきたウワバミに象が食べられてしまうシーンと近代美術館収蔵の国松登の象が出てくる作品とイメージが合い、そこからストーリーを展開させたそう。国松登の作品から子象が飛び出し、夢の中で色々な作品にあい冒険をして、また作品に戻るというもの。想像する楽しさを感じて欲しかったと。苦しかったけれど楽しかったと振り返って教えていただきました。「道東は自然がクールで美しい。海や湿原、ヤチボウズなどなど。いつか自然とかかわる美術の企画をやってみたいです。」
http://www.kushiro-artmu.jp/

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