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hizumi [path-art]

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現在は帯広市で喫茶店とギャラリーを運営なさっている大久保真氏。
なかなか制作に当てる時間が取れないと嘆かれていましたが、写真に自分の言葉を添えるという作品が主とのこと。
湿地や海岸、そして、その様なところに落ちているものを材料にしてオブジェなども制作なさっています。
なぜ湿地なのでしょう?湿地の写真を撮り始める前から写真は撮影していたそうです。
たまたま春に差し掛かるくらいの時期に豊頃町の湿地に出会い、それがとても美しく、こういうところで写真を撮り続けることができれば良いなと思われたそう。
カラッと晴れた、夕焼けがギラッとというものではなく、自分の心もよう、心象風景を反映できるような風景写真を撮りたいと思っているそうです。
どちらかというとどよんとした風景の写真が多いとか。
結局、自分の内面の表現なので、日常の生活の中で自分の心の中に引っかかるもの、気になること、そういうものを写真や言葉で表現しているのです。
例えば、社会の中での、人間関係の中での、歪みみたいな・・・歪みがキーワードになるかもなんて。
その様なものをカタチにしてみたいそうです。それを見ていただいて何かしらを感じていただければ良いかな・・と。
「湿原に行くと懐かしい気持ちになるんです。子供の頃に見た原風景というのもあるのかもしれないですね。
人間自体が文明が発達したのは湿地帯、湿原みたいなところから文明は発達したと思うんです。
人間に組み込まれたDNAみたいなものがあるような気もしていますね。人間の文明は湿原に影響されて作られてきているのでは?という思いもあるのです。」
彼にとっての作品作りは、作家の存在意義につながる自分自身の内面の表現。
アートとは、非生産的だけど自分自身にとっては、なくてはならないもの。自分自身のもの。と教えてくださいました。
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今回帯広コンテンポラリーアート2018にも参加なさるのですが。現在は構想段階。
今のところ十勝の海岸線に沼地などがあるその辺りのキャンプ場の管理棟を借りて作品の展示ができないか交渉中。
展示期間:2018.0911〜0916
展示場所:豊頃町 長節湖周辺(予定)
※尚、写真は大久保真氏からお借りしました。(以前撮影されたものです。)

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