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2021.0112 O.A 「ノスリとケアシノスリと・・・」 [various story]

日高哲二さん(自然ガイド&ポロト案内舎オーナー)
http://poroto.la.coocan.jp/

ノスリを見る機会が増えてきました。というのは、冬以外は森で過ごすことがほとんどなので、出会うチャンスがあまりないのです。
冬は電柱の上、道路標識の上などでジッと佇んでいる姿を見かけます。食べ物を探しているのですね。
主に餌となるのは小さなネズミ。ヤチネズミを探しているのです。ヤチネズミは寿命も短いので、冬でも子供を産むそう。
ですからノスリやキツネ等の餌になるのです。雪が少し積もると彼らが作った雪のトンネルが目立つようになります。
そのトンネルは直径が5cmにも満たない小さなものですが、その中を通って移動しているそうです。
雪原の中に線となって現れるので上から見ると見分けやすいのです。
また、この時期は北から移動してきたケアシノスリも見ることができるそう。まるでレッグウォーマーをつけているようなケアシノスリ。
茶色っぽいノスリに比べると白っぽい感じのケアシノスリ。大きさはノスリとほぼ変わらず中型のタカ。
飛んでいる姿は下から見上げると白い翼の中に黒い点が両側に2つ。尾羽は丸いのでわかりやすいとのこと。
顔つきはノスリとケアシノスリでは少し違うそうです。ノスリは目がクルクルっとした感じ。ケアシノスリは少しきつい感じがするそうです。
ポロト沼もすっかり凍り、カモたちも移動したそうで、たまにオオワシが上空で飛んでいる姿を見かけるくらい。
ところで、イイズナってご存知ですか?イタチの仲間で世界最小の肉食哺乳類。イタチよりも小さく細長い感じ。大きさは20cmにも満たない可愛い動物です。
冬は白い色に大きな黒い目がとても可愛いのですが、このイイズナもヤチネズミをエサにしているそうで、ヤチネズミの作った雪のトンネルにも入ってくるそう。
ヤチネズミの天敵です。彼らの足跡は2つずつ飛ぶようにつくそうなので、雪のある時には見つけやすいとか・・・。
彼らも寒い冬を一生懸命に生きているということをその足跡をみると感じることができますね。
※写真は日高哲二氏からお借りしました。
1ノスリ.JPG2足跡.JPG

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