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2021.0108 O.A 釧路市こども遊学館 多胡学芸員 「星空の生き物」 [motto museum]

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それぞれの文化には神話などに基づいた様々な星座があります。古代バビロニア、そして後のプトレマイオスにより記述された古代ギリシアでは。今日国際的に使われている北半球の星座の多くが設定されたそうです。1922年、ローマで開催されたIAU(国際天文学連合)の第1回総会で近代の88の星座のリストが採択。その後1930年までにそれぞれの星座の正確な境界が策定され、天空上のすべての星は、いずれか1つの星座に属することになったのです。その88個の星座を多胡氏の主観で種類に分類。すると道具などのモノにまつわるものが32個。残りの56個が人や神様、生き物に。さらにそれを細かく分類すると、人にまつわるものが16個、神様が6個、生き物が44個、合計すると66個になりました。あれ?10個も増えた?実は神話に出てくる生き物には人と動物が合体したものや、人が変身させられたもの、神様が変身した動物等があり、どちらにも含めたものがあるからなのです。例えば、射手座は上半身が人、下半身が馬という姿です。また、魚座は女神の変身した姿で、2匹の魚が互いの体をリボンで結び合っています。また、夏の大三角。含まれる3つの星座のうち、白鳥座とわし座はゼウスの変身した姿と言われているそうです。南半球の空で見られる星座には新しいものが多く、カジキ、カメレオン、クジャク、トビウオ等の名前のものがあるそう。釧路に関係するものとしては、ツル、クジラ、キリンという星座もあるそうですよ。冬は晴れて星空を見るにはとても良い季節。寒いし・・・なんていう方は暖かなお部屋の中でいろいろな星座を調べたり、プラネタリウムで星空観察なんていうのも良いかもしれません。
http://kodomoyugakukan.jp/

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