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hokusai [path-art]

まさに世界を魅了した葛飾北斎。彼の作品が約120点、プラス弟子たちの作品が展示されています。
葛飾北斎といえば・・・広重、歌麿、写楽と並び、江戸時代後期い活躍した浮世絵師としてあまりにも有名です。
役者絵、美人画、摺物、読本挿絵、妖怪絵、風景画、そして肉筆画等、幅広いジャンルで偉業を成し遂げました。
中でも有名なのは、北斎漫画や富嶽三十六景。どこかで必ず一度はご覧になったことがある作品だと思います。
「富嶽三十六景の中の『神奈川沖浪裏』の波がすごい迫力なんですよ。写実とフィクションが同居していて・・。
さらに今回の作品展、彼の波の表現力を見比べていただきたいです。
年代によって描き方が違うんですよ。そのあたりも注目してご覧いただきたいですね。」と福地氏。
葛飾北斎 冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏.jpg 葛飾北斎・冨嶽三十六景 凱風快晴.jpg
北斎の特徴は、役者絵や美人画だけに止まらず、風景画を描いたこと、そして大胆な構図や新たなものに挑戦し続けたことなのでしょうか。
ゴッホはもちろん、海外の作家にも多くの影響を与えました。
今回の展示ではフランスの作家、アンリ・リヴィエールの「エッフェル塔36景」も展示されています。
富士山を描いた浮世絵師として、世界的に有名な北斎の代表作「冨嶽三十六景」、そして、
パリの浮世絵師と呼ばれた版画家アンリ・リヴィエールが描いた「エッフェル塔三十六景」。
日本とフランスのランドマークである「富士山」と「エッフェル塔」をモチーフに描かれた作品を見比べるのも面白そうです。
今回「冨嶽三十六景」のうち26点、「エッフェル塔三十六景」は36点、展示されています。
様々な角度から葛飾北斎の画業に触れることができる内容になっています。
アンリ・リヴィエール エッフェル塔三十六景 より.jpg 葛飾北明 手紙を読む美人図.jpg.jpg
※尚、写真は北海道立帯広美術館 福地大輔氏からお借りしました。
(世界を魅了した浮世絵師 北斎展〜師と弟子たち〜は11/24まで北海道立帯広美術館で開催中)

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