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2021.0226 O.A 釧路市立博物館 貞國学芸員 「やっぱりカラス大好き!」 [motto museum]

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国内唯一鳥専門の雑誌「BIRDER」をおもちになってのお話し。なんとここでカラスの特集が組まれたそうで、嬉しそうな貞國氏。希少な鳥や綺麗な鳥が特集されることがあってもカラスが特集されるなんて、それは市民権の向上ではないかとおっしゃっていました。内容はカラスの漫画、カラスの賢さ、ハシブトとハシボソの識別、羽の綺麗さ、世界のカラス等々。その中で気になったのはやはり賢さ。まずは、学習結果を1年間記憶していたというもの。赤・緑・青・黄と2種の配色図形を印として、どちらに餌があるのかを記憶させました。その実験を1年後も実施し、成功したそうです。さらに人の顔を見分けることができるのです。いつも世話をしてくれる人が現れると羽を柔らかく上下して喜びを示すそう。服装が替わっても結果は同じなので、明らかに個人を認識している仕草とのこと。また、カラスには数の概念があるそうです。餌箱の蓋に様々な数のシンボルをランダムな位置に印刷し、数の多い方に餌を入れて提示。同じ数でもパターン化した模様として記憶されないように、絵柄や配置は不定にしたそうです。結果、カラスはシンボルの数が多い方を常に選んだそう。数の多い方を選ぶカラスはやはり数量の概念が備わっていると考えられるとのことでした。さらにビックリする事実が・・。これは雑誌には載っていないそうですが、カラスは将来の報酬のためには今目の前にあるものを我慢をする事ができると。これは人間にも厳しい様な気もします。最初の餌よりも次に出る餌が大きいと学習すると、目の間に餌を出されても我慢できてしまう!すごいですね。中には犬よりも賢いと思われる点もあるそう。お家で見かけるカラスたち、しっかりあなたを認識している様です。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

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