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dual exhibition tamako kataoka & tatsuoki nambata [path-art]

tamako.jpg 片岡球子、1970、屈斜路湖 -.jpg 片岡球子、1993、横たわる裸婦.jpg
片岡球子は札幌出身、難波田龍起は旭川出身。ともに北海道に生まれた画家は同い年です。
2020年に生誕115年を迎えるお二人の展覧会。
片岡球子は大胆な構図にエネルギッシュな色使いが有名な日本画家です。
「人のかなしみ、苦しみの時に その人のこころに 何かを点じられるような、
そういう絵が一枚でも 描けたら、と・・・」という言葉を残しています。
90歳になってからも毎週の様に富士山に登り、絵を描くことを続けていました。
彼女は生涯を通して何を求め、何を表現したかったのでしょう。

難波田龍起は洋画、抽象画を追求しました。彼の作品からは音やpoemが聞こえてきそうです。
「開拓の精神を受けついでいる 僕は、芸術の上で
未知の密林を切りひらいていかなければならない。」
初期には風景画なども描いた彼ですが、戦後次第に画面の抽象化を強めていきました。
高村光太郎を師とし、内面的で現代的な造形を追い求め、独自な世界を展開したのです。
彼の作品からは何かが聞こえてきそうな錯覚さえ覚えます。
同じ時代を生き抜いた二人の画家の作品が同時に展示される展覧会。
表現方法は違ってもその根底には北の大地の何かが反映されているのでしょうか。
“ï”g“c—´‹N A1956 A‹O Õ.jpg 難波田龍起、1953、北国の家 .jpg 難波田龍起、1966、青 .jpg
※尚、写真は北海道立釧路芸術館 熊谷麻美氏からお借りしました。
(生誕115年 片岡球子と難波田龍起展は11/30から2020年2/11まで北海道立釧路芸術館で開催)

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