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2020.1127 O.A 釧路市立博物館 石川学芸員 「雄別炭鉱閉山50年」 [motto museum]

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来月から博物館では雄別炭鉱閉山50年にまつわる企画展が始まります。今回は人々の暮らしを知ってもらう、懐かしんでもらう内容になっているそうです。かつては1万人以上の人々が住んでいた雄別。そこに繰り広げられた人間模様の一端が垣間見れる感じかもしれません。例えば、購買所で使っていた包装紙、住宅地図、空中写真など。この航空写真は林野庁のものだそうです。今回はその写真を拡大して床面に貼るそうです。鳥目線で、あるいは飛行機からみたような感覚でかつての街をみることができます。雄別を知らない方にも知ってほしい、そんな石川氏の思いも伝わることと思います。住んでいた方にとってはとても懐かしく愛おしく思える品々が並ぶことと思います。もちろん写真もたくさん。地域の歴史を紡ぐ時に必要な暮らしにまつわるものが展示される予定です。他には、鉄道に関する駅の看板、これは通常は倉庫にしまってあるものとか。また、切符や時刻表もあるそうです。写真、そして資料などのモノ、そして証言や記録が揃って残っていく歴史。今年はいつもライフワークになさっている、現場に生きた方々のインタビューがコロナ禍にあってなかなか思うように進まなかったことが悔しかったとおっしゃっていました。繁栄した街が3ヶ月という短い期間で人がいなくなるという終末を迎えました。その儚さをどう表現するのか?展示が終わりではないので、そこも含めた石川氏の研究もまだまだ続きます。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

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