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2020.1124 O.A 「タンチョウvsオオワシvsオジロワシ」 [various story]

日高哲二さん(自然ガイド&ポロト案内舎オーナー)
http://poroto.la.coocan.jp/

今回はタンチョウとのおつきあいが長い日高氏もびっくりしたタンチョウの行動についてのお話し。
浜中ポロトに住んで18年。ポロト沼にいるタンチョウとも長い付き合いです。現在は3代目とか。
ポロト沼は海とつながっているので、潮の満ち引きで水位も変わり、鮭もやってきます。
10月から11月初旬は昼間はタンチョウの姿をあまり見かけないそうです。おそらく牧草地に行って食べ物を探しているのでは?との事。
それが寒くなると食べ物はポロト沼で調達することに。
今年のタンチョウはとても果敢で、オジロワシを蹴り飛ばして鮭を奪うそうです。オジロワシは死んだ鮭しか食べません。
それを奪って食べるそう。そんな中、オオワシもやってきました。オオワシは生きた鮭を捕まえることができるので、またそれをそのまま食べることができるのです。
そんな時にはタンチョウは黙って見ているだけ、オジロワシも周りをウロウロするだけ。
たまに若いオジロワシはそのおこぼれをいただこうとちょっとした隙にオオワシのこぼした鮭をサッと奪って別のところに移動するそうですが。
それを狙っているのがタンチョウ。可哀想にやっとの思いで奪った鮭をオジロワシはタンチョウに奪われてしまったそう。
力関係というか・・・それぞれの思惑が見ていてとても面白いとおっしゃっていました。
日高氏のお宅からは離れているので、彼らは本当に自然の姿を見せてくれるのです。
そして、オオワシでも若い個体と成鳥ではカラスに対する態度が全く違うそう。
なぜかカラスはちゃんとわかっていて若い個体のオオワシにちょっかいを出すのです。
若さゆえかどうかはわかりませんが、そのちょっかいに若い個体は反応してしまうのです。
カラスはよく観察していますから、オオワシの年齢もわかってしまうのかしら?
また、最近はツグミやヒヨドリの鳴き声を聞くことも増えてきたような感じがします。キュキュキュと鳴くのがツグミとか。
スズメより大きくハトより小さく茶色の地味な色をしているそうです。彼らは北からやってきて冬を日本で過ごすみたいです。
※写真は日高哲二氏からお借りしました。
誰も手を出せない・・さすがオオワシ、オジロワシから横取りするタンチョウ、カラスに遊ばれる若いオオワシ、そしてクマの写真です。
1さすがオオワシ.JPG 2横取り.JPG
3からかわれる若ワシ.JPG 4くま.JPG

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