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2020.1106 O.A 釧路市こども遊学館 多胡学芸員 「いろいろ大接近!」 [motto museum]

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今回のキーワードは大接近。火星と木星と土星のお話しです。現在、宵の東の空で赤く輝く明るい星は、地球の兄弟星、4番目の惑星・火星です。地球と火星はともに太陽の周りを周っていますが、地球の方がより内側を周っていて時々火星を追い抜くそう。2年2ヶ月毎にその追い抜きがあるのですが、その時、地球と火星が近づくのです。これを最接近と呼ぶそう。2018年には地球と火星が約5800万kmまで接近するいわゆる「大接近」となり話題に。今回の接近は約6200万kmまで近づき「準大接近」と呼ぶ人もいらっしゃったそう。まだあと1ヶ月位は観測しやすいので、望遠鏡を見る機会があったらチェックして下さいね。そして、11月に入ると火星の明るさもやや落ち着き、1番明るく見える星が別の星に変わります。宵の南西の空で変わらず明るく輝く木星です。火星よりもさらに外側を周る5番目の惑星。太陽系の惑星の中で一番大きく、直径は地球の11倍。大きなガスの塊でできた星で、縞々模様は雲の模様なのだそう。望遠鏡で見ると周りに4つほど星が見えます。これはまとめてガリレオ衛星と呼ばれるもの。イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが今から400年ほど前に当時発明されたばかりの望遠鏡を使い発見したそう。そして、木星の左上に木星よりやや暗い似たような星が・・・。これは6番目の惑星・土星。さて、年末にかけてこの木星と土星に注目いただきたいと多胡氏。木星は太陽の周りを12年かけて一巡りします。土星は20年かけて周ります。すると20年に一度ほぼ同じ方向に見える現象が。見かけ上の大接近です。前回は2000年の5月19日でした。そして今回は12月21日22日の夕方、木星と土星がとても接近した状態で見る事ができるそう。まさに今回は大接近。ここまで接近するのはこれを逃すと60年後の2080年に。
http://kodomoyugakukan.jp/

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