2011.0818 O.A 「聞こえてきた秋の足音」・・・浜中

日高哲二さん（自然ガイド＆ポロト案内舎オーナー）
http://homepage3.nifty.com/poroto/

浜中ポロト沼に棲んでいるタンチョウ。そのヒナが8月9日に初飛行しました。
様子をじっと観察していた日高氏ですが、その中からほほえましい様子を伝えてくれました。
初飛行の2〜3日前から親はダンスみたいな舞を始めたそう。それはどうやら翼の使い方をヒナに教えていたようです。タンチョウは飛ぶ前に「コッコッ」と鳴き、それから走り出して飛ぶのです。子供を夫婦の間に挟むようにして飛びまずは直線飛行から。その後様々な飛び方を教えて徐々に距離をのばしていくのです。これからそんなヒナたちが道路などにも出てくる季節です。ドライバーの皆さんはスピードダウンにご協力お願いしますね。
さて、浜中霧多布といえば、花の湿原ですが、そろそろまとまった花の季節は終わりです。でも今度は色々な花たちがたくさん咲き乱れる季節です。例えばサワギキョウ、エゾフウロ、トウゲブキ、ハッカなどなど・・・。野草たちがそこここに小さな花を咲かせています。そして種をつけています。今度はその種を狙ってシマリスもやってきています。
シマリスたちは働きものですね。冬眠に備えてもう今から蓄えを始めています。そして、鮭もそろそろあがってきます。
確実に秋の気配が近づいてきているのが日高氏のお話しからも伝わってきました。