SSブログ

2020.0117 O.A 釧路市立博物館 土屋学芸員 「歩く宝石・・・オサムシ」 [motto museum]

200117mmt.jpg
オサムシってご存知ですか?カブトムシやクワガタムシ、ホタル等と同じ甲虫の仲間。とても綺麗な宝石みたいな虫で愛好家の中でも人気が高い虫とのこと。空を飛べないそうで、地面を歩きカタツムリやミミズなどを食べて過ごしているそう。あまり目立たないオサムシですが、人気の理由は主に2つ。一つは体全体が美しい金属光沢に輝くものが多いこと。緑や紫、銅色等。また、もう一つは同じ種類でも地域により姿カタチが大きく異なること。よってコレクションしたいという意欲を掻き立てられる虫なのだそう。オサムシは美しく、空を飛ばないことから歩く宝石とも呼ばれることも。。。特に北海道と周辺の離島にしか存在しないアイヌキンオサムシ、オオルリオサムシは、その光輝く美しさで人気で、道外からも多くの方が採集に訪れているそうです。同じ種類でも地域により姿カタチが異なるのには理由があります。空を飛べないことで高い山や川があるとそこを越えて移動できないため。そのため昆虫の分布から北海道の地形の成り立ちや過去の気候変動などを調べる「昆虫地理学」の研究対象としても有名です。北海道のオサムシに魅せられ、研究するために東京から弟子屈に移住なさった方もいらっしゃるほど。松本堅一氏は東京出身。学生時代から半世紀以上にわたり日本各地でオサムシの研究を続けてきたそうです。彼は2007年に郵便局を退職なさり弟子屈町に移住し、以来北海道各地でオサムシの研究をなさっているそう。彼が収集してきたオサムシ標本コレクションが2019年10月に北海道産オサムシ14種、約10,000頭が釧路市立博物館に寄贈されました。現在、企画展も開催中ですので、歩く宝石が気になった方はチェックしてみてくださいね。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

Facebook コメント

2020.0116 O.A 邦楽drawing works ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。