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kokoro no niwa [path-art]

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有名な竜安寺の石庭に行こうと思った時、行くまでは、そこで心穏やかに瞑想的な気持ちに浸りたいものだと思っていた。
しかし現実の石庭は観光客と喧騒に溢れていて落ち着くどころか追い立てられ、自分も過密なスケジュールの中、
佇むこともなく失望と焦燥感を抱いて後にした記憶がある。
同じように有名な仏教遺跡、インドネシアのボロブドゥールでも喧騒と灼熱にうんざりして逃げ帰ってきた。
多くの人が風景の写真や絵を好み、美しいところを目指して旅に出かける。
そんなところに行ったら時間を忘れてどんなにか安らかな気持ちで佇んで居られるだろうなと夢想する。
しかし現実にそんな場所にはなかなか出会えない。どこも喧騒に溢れている。そして自分自身もそこに長い時間佇んでいるなどというゆとりある心持ちにはなれない。
現実にはそういう場所はないのかもしれない。
美しい絵や風景を見て安らかな気持ちになれるのではと想像している時、実はその時が入り口に立っているのではないだろうか?
絵や写真を見るという行為はそうした瞑想的な世界を求めているのではないか。
理想郷のような場所は自分の心の内にある。心の中の庭なのだ。写真や絵画はその入り口にある扉である。そこを開く時、その主体は作家ではなく、鑑賞者なのである。
この展覧会はそんな庭へ誘う作家によるものである。(こころ の にわ パンフレットから引用)
白浜雅也、箱山直子、畑江俊明、林雅子、藤沢彦二郎による5人展です。
離農した農家の古い室内に並ぶ現代アート。
それぞれ特色のある作品が佇んでいます。
確かに見る人の心の扉をノックするかも・・・。
この様な形の作品展は、私たち人が求める心の癒し、理想郷の一つの形なのかもしれません。
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(こころ の にわは9/2まで豊頃町 十弗 art labo 北舟で開催中)
※なお、art labo北舟は土・日・月 open 11:00~17:00 入場無料)


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