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2019.0712 O.A 釧路市立博物館 加藤学芸員 「植物図鑑のオススメ」 [motto museum]

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よく「どういう図鑑を選んだら良いのですか?」と質問を受けることが多いそうで、今回は加藤氏オススメの図鑑を沢山スタジオにお持ちいただきました。もちろん植物に特化して。まず、基本の図鑑として梅沢俊氏「新北海道の花(北大出版会)」これは素人の方でもわかりやすい内容。というのは花や植物の色で分けてあるのです。黄色い花、白い花、赤い花等々花の名前を知るための、花の色で引く図鑑です。特徴も取り上げてあり、詳しい解説もついています。そこから少し上を目指す方へは、梅沢俊氏「北海道の草花(道新出版)」。少し大きめです。写真は全体像とアップのもの、デザインも見やすくなっています。お家に帰ってゆっくり見るというタイプかもしれません。そしてもう1冊は「北海道樹木図鑑(亜璃西社)」。街路樹等も収録してあります。葉、冬芽、タネなども載っていて見ていても面白く使いやすいそう。図鑑ですからどうしても価格としてはお高めです。そんな中、気軽に手にすることができるのがハンドブックタイプのもの。文一総合出版の「ハンドブック」シリーズはタンポポ、サクラ、シダ、雑草の芽ばえなど、1冊丸ごとその植物についてわかる内容になっています。ただし、こちらは北海道にないものも多く載っているそうです。他には専門的な図鑑もお持ちいただいたのでご紹介いただきました。「日本の野生植物」シリーズ 改訂版全5冊。新北海道の花などで分からなかったものを詳しく調べるための図鑑。検索表をたどって名前を調べる事ができるそう。専門用語が容赦なく書かれているので慣れていないと使いづらそう。さて、図鑑にも新たな波が来ているそうで、今までは植物の分類は形から系統を考察する形態分類だったのですが、現在はAPG 遺伝解析による分類に変わって来ているそう。現在は混在しているので調べるのがとても大変だと加藤氏はおっしゃっていました。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

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