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2019.0221 O.A 「空気を上手に活用する」 [various story]

日高哲二さん(自然ガイド&ポロト案内舎オーナー)
http://poroto.la.coocan.jp/

やっと以前よりは気温が上がってきた感じの道東。
動物たちは寒さとどう折り合いをつけて過ごしているのでしょう?
例えば、鳥たちは冬の時期はふっくらとしています。スズメも丸くなって空気を羽毛と羽毛の間に入れています。
鳥の体温は40度くらい。天然の暖かいダウンの服を着ている感じでしょうか。
ただ、脚はほとんど肉がついていません。骨と皮といった感じです。脚をめぐる血液は冷たいそうです。
血管が収縮するとしもやけになったり凍傷になったりするのですが、そうならないようになっているそう。
ハクチョウやツルは丸くなって寝ます。嘴や首などは寒いので、それを温める為に自分の背中のところに顔を埋めて寝ています。
キツネやエゾリスもフサフサの尻尾を襟巻きにして寝たりするのです。
エゾシカはほとんど全身が毛で覆われています。エゾシカの毛は実はストローの様に曲がるそうです。
人間の毛は折ることはできません。ところがエゾシカの毛は90度に折ることが可能と。
毛の中が空洞で空気を入れて温めることができるという訳なのです。
エゾモモンガはどうでしょう?あまり毛がたくさんありませんよね。他人同士同じ木の穴に集まって暖め合っているそう。
木の穴は暖かいそうです。
鳥や哺乳類の動物たちは自分の体温を逃がさないように、空気を上手に活用しているのです。
さて、トカゲやカエル等はどうなのでしょう?
彼らは変温動物。実は彼らは太陽の光を利用しています。たまに道路や木道に出てきて私たちをビックリさせてくれますが。
あれは日向ぼっこをしているそう。そうしなければ動くことができないからなのだそうです。

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